05 10月

府中市 PFAS 横田基地からPFAS流出の可能性、米側が認める、東京都が公表へ(東京新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★8月30日の豪雨で横田基地からPFASを含む汚染水が流出の可能性か
今朝の東京新聞に、横田基地とPFASとの新たな事態について記事が掲載されています。記事では「発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて」と報じています。
 同記事によると、東京都が10月3日、米側から得た情報として、防衛省北関東防衛局から情報を伝達された。都のホームページによると、「8月30日の豪雨で、横田基地の消火訓練エリアからPFASを含む泡消火剤が入った汚染水約4万リットル以上がアスファルト上に漏れ出して一部が、施設外へ出た可能性が高い」とのことです。また記事によると、東京都と基地周辺の6市町でつくる連絡協議会が4日の口頭要請で、「立ち入り調査をする場合には全面的に協力すること」などと防衛省に求めたと伝えています。(東京新聞より)

★府中市が市内の井戸について、PFAS調査を実施へ、都や近隣市とも連携、情報発信を図る

9月に開催された府中市議会の決算委員会の審議で、補正予算案のなかに、「環境対策費」の名目で、有機フッ素化合物であるPFAS、PFOA対策の予算が約400万円ほど計上されています。この予算について、他会派の議員(生活者ネットワーク、奥村さち子議員)が質疑をされ、そのなかで以下の内容について、市から答弁がありました。

①調査箇所の対象・・公共井戸の9ヶ所、市の管理湧水2ヶ所、災害協力井戸37ヶ所

②調査の理由・・令和元年度の多摩地域におけるPFAS調査において、高濃度のPFASが検出され、事態を重く見た環境省も対応方針を策定、市としても国や都、近隣市とも連携しながら、市独自の調査をすることとした。これまでも、府中市の浄水場においても、国の基準値を超えてPFASが検出されたところもあり、市民からも不安の声があがっていたこともあり、今回の補正予算となった。

③市は今回の調査については、市の独自財源で実施、都の調査補助金もあるが、その調査の中身には該当しないため、都の補助金は活用していない。今回の補正予算で実施した結果をうけて、近隣市や都とも連携し、情報の発信を積極的に行っていく。

★国分寺市民への調査では基準値の約3.7倍にあたるPFOSが検出される

以前ですが、朝日新聞1面、2面のトップで、「PFAS 国が対策強化へ」「健康への悪影響指摘」との記事が掲載されています。記事によるとこの間、米軍基地や工場周辺など各地で有機フッ素化合物(PFAS)について、国が対策強化に乗り出すとし、海外の動向も参考に対策を講じるとあります。

また同紙の2面では多摩の市民団体が30日に記者会見を行い、多摩地域の浄水所や井戸水から基準値以上のPFAS、PFOAが検出されたことをうけ、独自に調査を行った結果を公表。「多摩地域で採決希望者約600人を募り、87人分の結果を公表、うち国分寺市の65人で見ると、PFOSとPFOAが血液1ミリリットル中に含まれる量は平均22.8ナノグラムだった。調査方法が多少異なる可能性もあるが、環境省が21年に全国119人を対象に調べた際は平均6.1ナノグラムで、その約3.7倍にあたるという」とあります。

この原因をめぐっては米軍の横田基地から「12年に同基地内で推定800ガロン(約3000リットル)の泡消火剤が漏出した記録がある」とし、米軍基地がある沖縄でも基準値を超えるPFOSが検出されていることを報じています。

PFOS、PFOAとの関係性が指摘される在日米軍基地ですが、記事によれば「日米地位協定が壁になり、米軍基地内への立ち入り調査ができない現状」とのことです。また米国内ではPFOSの汚染問題で集団訴訟も起こっているそうです。

★府中市の武蔵台浄水所でもPFOSとの関係が指摘されていた

この問題については府中市内にある武蔵台浄水所からも、基準値を超えるPFOSが検出されたことが話題となり、市議会でも取り上げる議員さんもいました。また私も20年11月に市長あてに市として独自の調査、また国や都に強く調査を働きかけるよう、緊急要望書も提出した経過があります。

また府中市議会でも「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決され、国や都に提出された経過もありました。今日の朝日の記事をうけて、ぜひ府中市としても市民団体の方々などとも協力をして、PFOS、PFOAの原因調査と対策をするべきと考えます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の武蔵台浄水所の水質汚染問題で市と協議しました・・市は主体的に東京都と国へ市民の健康守るための行動を – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の浄水場の飲み水は安全か? 2019年には有機フッ素化合物(PFAS)が検出・・国立市議会では、東京都に住民の血液検査を求める意見書を可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市議会で「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

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04 10月

府中市 市が管理する枝葉剪定の緊急点検を要望(府中市長への予算要望から)・・日野市の枝葉落下死亡事故をうけて

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★東村山市が日野市の枝葉落下事故をうけて、市が管理する樹木を緊急点検実施へ

先日の東京新聞多摩版に、東村山市は市が管理する公園、緑地など245地点の樹木163本を点検した結果、85本が直ちに剪定や伐採が必要と判断されたと発表したそうです。

記事では、日野市の緑地で9月、イチョウの枝が落下して男性が死亡した事故をうけて緊急点検した結果、9月17日~25日に実施、1163本中497本が「異常なし」だった一方、581本が「維持管理や外観らの診断が必要」、85本が「直ちに剪定、伐採が必要」と判断されたそうです。

記事では「市によると、伐採と剪定が必要とされたのはコナラ、サクラなどの樹木で、一部が枯れるなどして枝が落下するおそれがある。市は緊急性の高い木から順に、剪定や伐採などを進める」としています。

★府中市でも早く対応を求めたい

今回の事故を受けて、9月に開催された府中市議会決算委員会においても複数の議員さんから、この問題について質疑がされ、市の答弁は、「日常から街路樹、樹木の点検をしているが、今回の事故を受けてさらに注視して、対策を講じる」との趣旨の答弁でした。私もこの事故の重要性を鑑み、会派で提出する市長あての予算要望書のなかの項目の1つに加え、市の対応を要望したいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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02 10月

府中市の街の交通、騒音などの安全対策の要望について(市民の方からの要望より)・・朝日町、多磨町の道路安全、騒音対策

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

道路の交通安全、騒音対策などについてご要望を伺っていますが、そのなかで朝日町、多磨町のご要望内容について以下掲載させていただきます。

★府中市内の「あんず通り」沿い(府中市紅葉丘3丁目)のバイクなどの騒音について

「あんず通り」沿いにおいて、バイクでエンジンを吹かして通る方々が昼夜問わずおります。この騒音問題への対策を講じていただくことを要望させていただきます。

★府中市の朝日町を通っている「スタジアム通り」の違法駐車について

毎朝7時40分ごろ、同通り沿いのトラックの違法駐車が酷い状況です。同通りを自動車で走行する際、違法駐車により車線をはみ出して通るしかありません。自転車通行空間がありますが、トラックが止まっているせいでほとんど機能していません。自転車もトラックを避けて通るので車線をはみ出しそこに車も通るので本当に危険です。

これまでも警察が違法駐車に注意しているのを、数回見かけましたが効果がありません。自転車通行空間の境に柵やポールなりを設けていただき、違法駐車を無くすよう、ご対応をいただくことを要望させていただきます。

★多磨町2-44-3の周辺道路の通学路の安全について

同周辺道路において、永福寺と西武多摩川線との間の道路については、非常に狭い割に通行量が多い道路となっております。このあたりは昔、田畑だったこともあると思いますが、現在も両通行で車両がすれ違う幅もなく、自宅の縁石に乗り上げたり、歩行者が避けるために自宅の敷地に入る状況です。
抜け道でもあることから、早朝や深夜もけっこうなスピードで車が抜けていきます。

子どもの通学路で、高齢者もゆっくりと散歩できる道であり、せめて一方通行にできないものかと日々思っております。アメリカンスクール側にも道路がありますが、そちらも2車両がすれ違うのは難しい状況です。それぞれ一方通行にすれば、安全な通行になると思いますし、同時に都道の完成にも期待しています。

~上記のご要望については、府中警察、府中市の担当課に連絡をしております。今後とも街の課題について、皆様からのご意見、ご要望をお待ちしております (府中市議 ゆうきりょう)~

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27 9月

府中市 災害時避難所対策の拡充・・防災用モビリティトイレを購入 東京都が雑魚寝解消など避難所対策で新指針

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

昨日の読売新聞多摩版に現在開会中の東京都議会において、小池都知事は「相次ぐ自然災害を受けて、都の防災施策について、避難所運営で新指針」「雑魚寝解消などをなくすべきだ」との答弁をしたと報じています。

★雑魚寝解消、ペットの同行避難など、避難所改善で新指針(小池都知事)

同記事によると、「小池知事は『安心して避難生活を送れるよう、改善に取り組む』と答え、そのうえで、雑魚寝の解消や温かい食事の提供、ペットの同行避難などを盛り込んだ新たな避難所の運営指針を、年度内に策定する方針を表明した」とのことです(質疑をしたのは、都民ファーストの会、森村都議)。

また小池知事は、補正予算案で災害ごみを運搬するための鉄道コンテナ100基の製造費を計上したことを説明、「今月21日の能登半島北部の記録的大雨に触れ、『都が先頭に立って、区市町村とともに支援に取り組む』と述べ、今回の大雨で発生した災害ごみも、都として受け入れる意向を明らかにした」とのことです。

★府中市が補正予算で防災用モビリティトイレ車両を購入、今年度からは自動ラップ式トイレも文化センターに配置へ

府中市議会においても、現在開会中の第3回定例会において、令和7年度 26,548千円(債務負担行為)を計上、「災害発生時のトイレ環境を整備するため、防災用モビリティトイレ車両を購入するもの」として、「防災用モビリティトイレ車両購入事業」を計上しています。

また府中市では今年度予算のなかに、災害時の避難所において、安心してトイレを利用できる環境の整備のための、自動ラップ式トイレの購入費用、94台を導入。小中学校、文化センターなど47ヶ所に導入もしています。読売記事では、自動ラップ式トイレについて「洋式便座に設置された専用袋に用を足した後、薬剤で汚物を固め、自動的に密閉する仕組み。停電時でも使えるように、あわせて非常用発電機も購入、費用は計約3640万円を見込む」とあります。「市の防災危機管理課によると、災害時の避難所では、汚れたトイレの利用をやがって我慢し、便秘やぼうこう炎などの健康被害を起こす人がいる」「トイレの利用は不可欠なため、衛生的な自動ラップ式トイレを導入することとした」としています。

災害関連で体調を悪化させる原因のひとつに、排便などの問題がありますが、各地の避難所には、こうしたラップ式トイレは必須のものです。ぜひ今後配備の増設を求めたいと思います。

★防災資材等整備費・・災害発生時に、多くの避難者が衛生的かつ安心して使用することができるトイレ環境を整備するため、自動ラップ式トイレを購入し、各避難所に配備する。予算・・3642万円

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26 9月

府中市 樹木、街路樹の安全点検を求めたい・・日野市で枝葉下死亡事故で樹木点検に補正予算1億8600万円(東京新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★日野市の樹木の枝葉落下死亡事故で、緊急の対応、業者と契約

先日の東京新聞多摩版に、日野市多摩平の緑地でイチョウの枝が落下して男性が死亡した事故を受けて、「日野市は管理する緑地や公園、道路沿いの樹木について、民間業者による点検や剪定、伐採する費用として、約1億8600万円を補正予算として計上した」とあります。

記事では「市のよると、事故直後に市職員が緊急点検した。今後実施する民間業者の点検では、人が通る場所の樹木の安全や、枝が伸びるなど早急な対応が必要な樹木を確認し、必要により剪定や伐採する」とのことです。また同記事によると、日野市は10月中旬ごろから業者と契約を結び、業務を開始、年度無いをめどに対応を終える予定で、今回の事故の原因について、専門家が調査を続けているそうです。

今回の事故を受けて、先日の府中市議会決算委員会においても複数の議員さんから、質疑がされ、市の答弁は、「日常から街路樹、樹木の点検をしているが、今回の事故を受けてさらに注視して、対策を講じる」との趣旨の答弁でした。

★府中市の樹木は大丈夫か

ところで2019年10月の台風15号による、府中市内での被害状況についてですが、市の行政管理部危機管理担当名で議員に文章が配布されました。それによると、「府中市においては瞬間最大風速32,5m/秒となる激しい風雨」とし、「このことで市道の倒木が22件、施設等の破損が9件、雨漏りが12施設、公園緑道の倒木については現在調査中」とあります。また現在使用できない施設などはないとのことです。また停電については、直後に約1600軒で発生したとのことですが、数時間後には復旧をしたとのことです。

今回のような台風が直撃するたびに府中で問題になるのが、緑道の倒木被害です。けやき並木通りをはじめ、市内には数多くの木が沿道にありますが、近隣の住民の方からは「もしこの木が台風などの影響で、自分の家に倒れてきたらと思うと、恐ろしくなる。何とかならないでしょうか」という相談も寄せられています。

「ほっとするね、緑の府中」というキャッチコピーもあり、府中のシンボルともいえる樹木ですが、今後こうした樹木、街路樹の安全対策について、適切な施策を行うことを求めたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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