10 11月

府中市 防災、災害避難所対策・・政府が防災備蓄品導入に補助、移動トイレ、キッチンカーなど

府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の東京新聞に政府が災害時に設置する避難所の環境改善にむけて、全国の自治体に、水洗式の便器を備えた移動式トイレやキッチンカーなどの防災備蓄品の導入費用を補助する方針との記事を掲載しています。

★能登半島地震での避難所生活の実態を教訓に、避難所での対策を強化

記事によると25年度当初予算で2000億円を超える地方創生交付金を計上しています。「民間が保有する資材のデータベース化や、自治体の備蓄品の調査と公表を行い、経済対策に盛り込む」とあり、「対象となるのはトイレカー、トレーラー、段ボールベッド、暖房器具、炊き出しセット、プライバシー確保の間仕切り、洗濯ができるランドリーカー、シャワーや手洗いなどの生活用水確保のできる給水設備」など。今回の政府方針の背景に、「能登半島地震では、断水で排泄物が流れず、不潔なトイレに行くのを我慢する例が多発し、冷えたコンビニ弁当やパンなどの食事提供や床での雑魚寝が続くことが被災者の体調悪化につながり、改善が求められていた」として、「被災者の生活を支えるための体制整備が喫緊の課題」となっていることから、方針化されたとしています。

★府中市では防災用モビリティトイレ車両を購入、今年度からは自動ラップ式トイレも文化センターに配置

府中市についてもすでに、「災害発生時のトイレ環境を整備するため、防災用モビリティトイレ車両を購入する」として、その車両購入事業費を、この9月議会の補正予算で計上しました。また今年度予算のなかでも、災害時の避難所において、安心してトイレを利用できる環境の整備のための、自動ラップ式トイレの購入費用、94台を導入小中学校、文化センターなど47ヶ所に導入もしています。自動ラップ式トイレは、洋式便座に設置された専用袋に用を足した後、薬剤で汚物を固め、自動的に密閉する仕組み。停電時でも使えるように、あわせて非常用発電機も購入しています。「市の防災危機管理課によると、『災害時の避難所では、汚れたトイレの利用を嫌がって我慢し、便秘やぼうこう炎などの健康被害を起こす人がいる』『トイレの利用は不可欠なため、衛生的な自動ラップ式トイレを導入することとした』」(読売記事より)。

今回の政府方針に基づく予算の活用を踏まえ、ぜひ今後も災害時の避難所生活における環境改善のための配備増設を求めていきたいとと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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06 11月

府中市 京王電鉄が全駅に安全ホームドアの設置を実施へ・・府中市内の京王線の駅に安全ホームドアが設置へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

京王電鉄のHPによると、同社は「さらなる安全性の向上を目指すべくホームドアの設置を進める」とあり、「この度、さらなる高度な安全、安心を実現させるため、お客様の安全性と列車運行の安定性確保の観点から、京王線全駅へのホームドア整備を決定いたしました。ホームドアの整備に際しては、バリアフリーの観点から、列車とホームとの間の段差および隙間を縮小する対策も同時に実施します」と伝えています。

★鉄道の自動運転化ともあわせて、安全ホームドアの設置を実施へ

また同社HPではさらに続けて「ホームドア整備によりホーム上の安全性が向上することから、自動運転化の推進に向けて自動運転設備の整備工事に着手することを決定いたしました。これにより、将来予測される生産年齢人口減少や働き方改革がさらに進行した事業環境下においても、鉄道輸送の安全およびサービスレベルを確保しながら持続可能な鉄道事業を目指してまいります」との運営方針をお知らせしています。また日経ニュースによると「45駅分の総事業費のうち、ホームドア工事に669億円を、自動運転化に向けた工事に162億円を振り向ける見込み」とsのことです。

私もこの間、市議会の予決算委員会をはじめ、市長あての予算要望書のなかで。府中市内の京王線沿線のホームに安全ホームドアの設置を要望してきましたが、市の回答は「東京都の予算措置という状況をかんがみて、鉄道会社に要望したい」との趣旨の中身でした。ホームからの転落事故があるごとに、「安全ホームドアがあったら防ぐことができたのに」と思われる方は多かったと思いますが、今回、京王電鉄が全駅に安全ホームドアの設置を実施していくことで、この問題が解決すると思われます。

また東京都の小池知事も先の都知事選挙において、都内全駅に安全ホームドアの設置の推進を公約の1つに掲げていたこともあり、事態が動いたと思われます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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13 10月

府中市 人見街道の安全対策について・・自動車との接触する怖さも経験、重大事故が起こる前に対策を(住民の方からの要望)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

私が住む市内北東地域の人見街道の安全対策について、この間も多くの議員さん、私も議会や市長要望などで、その安全対策を求めてきましたが、その課題の解決には至っていません。この問題で、住民の方から以下のご要望、ご意見をいただきましたので、掲載させていただきます。

★人見街道の歩行者が歩くスペースについて、ガードレールを敷設してほしい

人見街道の交通に関して、日々地域住民として感じていることをお伝えしたく、メールにてご連絡させていただきました。現状、人見街道の「西部多摩川線踏切近く、朝日町通りとの交差点から、浅間山通との交差点(「若松町四丁目」交差点)」までの区間について、あまりにも狭く危険なため、車の交通を一方通行に規制するか、歩行者の歩くスペースには、(部分的にでも)ガードレールを敷設してほしいです。

この区間のほとんどは道幅が狭く、また道路の左右には歩行者通行用の色の塗り分けがされているのみで、基本的に歩道もありません。この道は多磨駅にも通じており夜遅くでも利用者が多く、かつ近隣の小中学生などのお子さんも学校の行き帰りで歩いているのをよく見かけます。

しかしここは歩行者がいれば対面交通の車は徐行または止まって譲り合いが必要なほど道幅に余裕がなく、また車側の見通しがよいときは、歩行者のすぐわきを時速30~40kmで自動車が通り抜けていく危険な状態が当たり前になっています。加えて自転車も、歩行者のすれすれを追い抜いていくことが多いように感じます。

★人見街道を歩いていると、肩すれすれで自動車が通過する怖さを体験

私はこの道を歩いているときに、上記の速度に近いであろう車に側方間隔20~30cm、肩すれすれと思える状態で追い抜かれたことが何度もあり、そのたびにやり場のない怒りと恐怖感を覚えてきました。車の交通が第一で、歩行者の安全は二の次というのがこの道路の方針なのでしょうか。私はこの道を歩いて多磨町方面、若松町方面へ出るのが一番早くて好きなのですが、最近は身の危険と車の交通に対する不快感を避けるために、遠回りになるような、静かな車通りの少ない裏道を歩くようにしています。なんとかしてほしいです。

★人見街道について、一定区間だけでも一方通行にすることなどはできないものか

人見街道自体の道路幅拡張は難しそうに思いますが、そのような提言はあるのでしょうか。物理的にガードレールで歩行者の安全を守るのがひとつの案ですが、すぐには実現が難しいのであれば、当区間は車は一方通行にしてほしいです。現状、安全を考慮すると、自動車一台と、道の両側左右に歩行者がそれぞれ歩ける程度の幅しか、この区間にはないように感じます。そこへ無理に車を対面交通にしているために、余裕もなく、結果歩行者が割を食う形で危ない思いをしなければいけない構造になっているように感じます。

今後あんず通りの延伸、東京外語大学の北側用地へのショッピング施設の誘致などが進んだ場合、この道路・区間の交通量もさらに増加すると思われますが、市では現状把握・改善案などあるのでしょうか。(以上、市民の方からの声)

~ご指摘の内容は、私も全く同意見です。以前、住民の方から聞いたことですが、今から60年以上前、現在の人見街道の拡幅の話があったそうですが、周辺住民の合意が得られず断念されたという話を伺いました。また都道である「新人見街道」の建設ももちあがりましたが、これも周辺住民の合意が得られず、現状、計画線は引かれているものの、工事着工の目途はたっていません。

私も現状の人見街道の対策について、少しでも安全対策が進むよう、今後も東京都、都議会議員の方など通じて、要望していきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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06 10月

府中市 PFAS 横田基地からPFAS流出の可能性「東京都は(横田基地に)立ち入り調査を要請する強い権限をもつ」(防衛省関係者)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
10月6日付東京新聞に、横田基地とPFASとの新たな事態について記事が掲載されています。記事では「発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて」と報じています。
★基地のすべての雨水溝は最終的に多摩川に到達する
同記事では、「本紙が入手した米軍内部資料で貯水池の汚染水は昨年11月の調査で、PFAS、PFOAの合計が1リットルあたり1620ナノグラム含まれ、国が定める暫定指針値の32倍に相当」「別の資料によると『基地のすべての雨水溝は最終的には多摩川に到達する』」とされ、「基地関係者は『汚染水が土壌に浸透した恐れもある』と指摘した」とあります。
記事によると、この間、東京新聞調べによると、2010年から23年にかけ計8回、PFASの漏出事故が発生したが、都は国に調査などを求めているものの、立ち入り調査の要請に踏み込んでいないとのことです。
★基地外へのPFAS汚染の責任に米軍が言及
また記事では「日米で15年に締結した環境補足協定では、米側からの漏出事故の通報を受け、日本側はこれまでと異なり、基地外の汚染への責任に米軍が言及している。都は立ち入り調査を要請する強い権限をもつ」(防衛省関係者)。また「都の基地対策部の担当者は『立ち入り調査はいろいろな情報を見たうえで考える。基地周辺の自治体と連携して、必要な対応を求める』とした」とあります。
★府中市議会でも国に対し、PFAS調査を求める意見書が、全会派一致で可決(令和3年3月議会)、以下全文です。

「2019年5月、国連の残留性有機汚染物資に関するストックホルム条約締約国会議は有機フッ素化合物PFOAの製造・使用禁止を決議した。同年6月、東京都水道局は、有機フッ素化合物濃度の高い府中市武蔵台浄水所等の水源井戸からの取水を止めた。その後の報道等から市民の間で不安が拾っている。有機フッ素化合物は、熱にも油にも水にも強く、泡消火剤やフライパンの表面加工、撥水剤などに幅広く使われているが、自然界で分解されにくく、体内に蓄積されたガンなどの発症リスクが指摘されている。

府中市において地下水は、貴重な資源であり住民の誇りでもある。長年、井戸水保全の活動に多くの住民が関わってきた。安全性が欠かせず、汚染除去方法の確立も重要である。また、汚染拡散防止のためにも揚水の継続が必要である。よって、府中市議会は、政府および東京都に対し、次の事項について要望する。」

1、有機フッ素化合物の汚染原因を究明し、情報を開示して汚染原因を解消すること。

2,PFOA,PFOSの活性炭による除去などの方法を確立すること。

3,PFOA,PFOSの規制に伴い、代替の有機フッ素化合物が使われていることから、PFHxSなどについても検査すること。

以上地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年3月22日  あて先 内閣総理大臣、環境大臣、東京都知事

~米軍が初めてPFAS、PFOAについて横田基地からの流出を認めるという、新しい事態を受け、府中市を含む多摩地域周辺の自治体とが連携し、東京都からも国、横田基地に対して、調査と解明を強く求めたいものです。私が所属する会派、自由クラブも市長への予算要望書のなかで、この点について要望していきます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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05 10月

府中市 PFAS 横田基地からPFAS流出の可能性、米側が認める、東京都が公表へ(東京新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★8月30日の豪雨で横田基地からPFASを含む汚染水が流出の可能性か
今朝の東京新聞に、横田基地とPFASとの新たな事態について記事が掲載されています。記事では「発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて」と報じています。
 同記事によると、東京都が10月3日、米側から得た情報として、防衛省北関東防衛局から情報を伝達された。都のホームページによると、「8月30日の豪雨で、横田基地の消火訓練エリアからPFASを含む泡消火剤が入った汚染水約4万リットル以上がアスファルト上に漏れ出して一部が、施設外へ出た可能性が高い」とのことです。また記事によると、東京都と基地周辺の6市町でつくる連絡協議会が4日の口頭要請で、「立ち入り調査をする場合には全面的に協力すること」などと防衛省に求めたと伝えています。(東京新聞より)

★府中市が市内の井戸について、PFAS調査を実施へ、都や近隣市とも連携、情報発信を図る

9月に開催された府中市議会の決算委員会の審議で、補正予算案のなかに、「環境対策費」の名目で、有機フッ素化合物であるPFAS、PFOA対策の予算が約400万円ほど計上されています。この予算について、他会派の議員(生活者ネットワーク、奥村さち子議員)が質疑をされ、そのなかで以下の内容について、市から答弁がありました。

①調査箇所の対象・・公共井戸の9ヶ所、市の管理湧水2ヶ所、災害協力井戸37ヶ所

②調査の理由・・令和元年度の多摩地域におけるPFAS調査において、高濃度のPFASが検出され、事態を重く見た環境省も対応方針を策定、市としても国や都、近隣市とも連携しながら、市独自の調査をすることとした。これまでも、府中市の浄水場においても、国の基準値を超えてPFASが検出されたところもあり、市民からも不安の声があがっていたこともあり、今回の補正予算となった。

③市は今回の調査については、市の独自財源で実施、都の調査補助金もあるが、その調査の中身には該当しないため、都の補助金は活用していない。今回の補正予算で実施した結果をうけて、近隣市や都とも連携し、情報の発信を積極的に行っていく。

★国分寺市民への調査では基準値の約3.7倍にあたるPFOSが検出される

以前ですが、朝日新聞1面、2面のトップで、「PFAS 国が対策強化へ」「健康への悪影響指摘」との記事が掲載されています。記事によるとこの間、米軍基地や工場周辺など各地で有機フッ素化合物(PFAS)について、国が対策強化に乗り出すとし、海外の動向も参考に対策を講じるとあります。

また同紙の2面では多摩の市民団体が30日に記者会見を行い、多摩地域の浄水所や井戸水から基準値以上のPFAS、PFOAが検出されたことをうけ、独自に調査を行った結果を公表。「多摩地域で採決希望者約600人を募り、87人分の結果を公表、うち国分寺市の65人で見ると、PFOSとPFOAが血液1ミリリットル中に含まれる量は平均22.8ナノグラムだった。調査方法が多少異なる可能性もあるが、環境省が21年に全国119人を対象に調べた際は平均6.1ナノグラムで、その約3.7倍にあたるという」とあります。

この原因をめぐっては米軍の横田基地から「12年に同基地内で推定800ガロン(約3000リットル)の泡消火剤が漏出した記録がある」とし、米軍基地がある沖縄でも基準値を超えるPFOSが検出されていることを報じています。

PFOS、PFOAとの関係性が指摘される在日米軍基地ですが、記事によれば「日米地位協定が壁になり、米軍基地内への立ち入り調査ができない現状」とのことです。また米国内ではPFOSの汚染問題で集団訴訟も起こっているそうです。

★府中市の武蔵台浄水所でもPFOSとの関係が指摘されていた

この問題については府中市内にある武蔵台浄水所からも、基準値を超えるPFOSが検出されたことが話題となり、市議会でも取り上げる議員さんもいました。また私も20年11月に市長あてに市として独自の調査、また国や都に強く調査を働きかけるよう、緊急要望書も提出した経過があります。

また府中市議会でも「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決され、国や都に提出された経過もありました。今日の朝日の記事をうけて、ぜひ府中市としても市民団体の方々などとも協力をして、PFOS、PFOAの原因調査と対策をするべきと考えます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の武蔵台浄水所の水質汚染問題で市と協議しました・・市は主体的に東京都と国へ市民の健康守るための行動を – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の浄水場の飲み水は安全か? 2019年には有機フッ素化合物(PFAS)が検出・・国立市議会では、東京都に住民の血液検査を求める意見書を可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市議会で「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※府中市議会議員 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp