02 4月

府中市 高齢者災害時 要援護者の個別避難計画を作成へ・・府中市令和7年度予算のポイント⑯(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市令和7年度予算のなかに高齢者向け施策が複数レベルアップ事業(予算の増額)があるので、そのなかの1つを紹介します。

①高齢者災害時要援護者支援事業費(個別避難計画の作成)・・災害対策基本法改正にもとづき、避難行動の支援を必要とする高齢者の個別避難計画を作成するもの。予算・・167万円

★現状は民生委員や町内会による紙媒体での名簿管理、自治体は2025年までに名簿提出の努力義務

以前の読売新聞にNECが2024年にも市町村向けに高齢者らの災害時避難計画について、デジタル化するシステムを提供するとの記事がありました。現状は町内会などが情報を集めて紙媒体で名簿を管理する仕組みですが、デジタル化を通じて安否情報を即座に共有することで、被災時の逃げ遅れ解消につなげるとしています。

この記事にもありますが、災害時の避難計画は要支援者の高齢者や障害者ごとに個別に作成しなければなりません。「21年の災害対策基本法が改正された際、市町村には25年までをめどに整えるよう努力義務が課せられている」とのことです。しかしながら記事では「23年1月時点で、『全部策定済み』と回答した市町村は約9%のみ」とあります。

また同記事では「避難計画は要介護度など個人情報のほか、避難先や経路などを記録する」「新たなシステムではタブレット端末に情報を入力、クラウド上で保管、避難経路は入力データーをもとに自動作成するため、10分程度で作業が終わる」とのことです。

★市町村と町内会による情報管理の共有で避難対策もスムーズになる

このソフトによるデジタル化で、「民生委員や町内会の役員らが情報を聞き取って紙に記入して、市町村と共有する手間がなくなる」としています。「またデジタル化することで、市町村と町内会が要支援者などの情報共有をできる」のとあわせて、「被災状況を踏まえて避難の優先度をサイト上で示すことが可能となる」とし、「支援者に対しても災害時発生時にスマートフォンによる支援要請を自動通知する」としています。これにより、「人手が確保しやすくなれば、要支援者の逃げ遅れ解消につながる可能性もある」と記事にあります。

恐らく府中市においても要支援者のデジタル化はまだ未対応だと思われます。NECは府中市内にもある有力企業なだけに、恐らく今回のデジタル化システムの提供については、同社から市に対して情報が寄せられていると思われますが、私もこの課題についてぜひ質疑で要望したいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

18 3月

府中市防犯カメラ整備事業費を拡充へ・・安心安全の街づくりを推進(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう 府中市令和7年予算のポイント⑩)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市の令和7年度予算のなかに、「防犯カメラ整備等事業費」として、1339万円が計上されています。目的は安全と安心のまちづくり推進地区に指定した地域、自治会などに対して防犯カメラの設置費用、維持費の補助を行うもので、補助率が 設置の12分の11、維持費が10分の10という中身です。

議会でも複数の議員さんが防犯カメラ設置予算拡充の質疑をされており、東京都からの補助額の拡充策もあり実現となりました。

★府中市は日本セキュリティ振興協会、防災・防犯自販協会と協定を締結しています

 府中市は一般社団法人日本セキュリティ振興協会及び一般社団法人防災・防犯自販機協会は、自動販売機の設置に加えて防犯カメラを設置することで、その周辺地域の犯罪の予防及び犯罪発生時の犯人検挙に役立たせることを目的に、防犯カメラ等の設置・運用に関する協定を締結しました(令和元年)。 市ではこの協定に基づき、自動販売機及び防犯カメラの設置場所を検討していきます。

主な協定内容・・①防犯カメラ設置による犯罪の未然防止、防犯活動を普及するための助言・指導、②大規模災害発生時の飲料水の無償提供

★多摩地域での防犯対策強化のために、東京都が予算を4億円の増額計上

多摩地域では三鷹市では、昨年10月30日に強盗未遂事件が発生、事件後に住民が行った防犯対策の費用を助成することを決め、来年2月から申請を受け付け、27年度まで実施予定とのことです。「住宅や店舗、事業所で防犯フィルムを窓ガラスに張り付けたりするなどしたケースが対象、1万5000円を上限に費用の半額を助成」とあります。

調布市でも警察署の署員らが防犯講座の回数を増やすなどしているそうです。また「加害者にならないための取りくみ」では、八王子市教育委員会では、全小中学校、義務教育学校の児童、生徒のうち、小学5年以上の約2万1000人が使う学習用のタブレット端末に「闇バイト防止クイズ」を掲出、子どもたちに取り組んでもらっているそうです。

また東京都では街頭の防犯カメラ数が少ない自治体を対象に、導入費用の補助率を引き上げて導入を促進する方針で、「現在、区市町村が防犯カメラを取り付ける際、購入費や設置費の半額(1台あたり上限19万円)を補助。町会や商店街に対しても費用の一部を補助している」とし、「設置台数が少ない市町村を中心に補助率を引き上げ、地域差の解消をめざし、予算要求額は例年から約4億円ふやす」とのことです。

多摩地域では狛江市で殺人事件も発生しているだけに、府中市も本腰をいれた取り組みが望まれます。市議会において他会派の議員さんも、この問題で市の対策強化を質疑要望されていましたが、ぜひ府中市においても「トクリュウ」対策について強化を図るべきだと考えます。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

15 3月

府中市 防災減災対策基金の設置で、防災減災設備の充実を(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう 予算委員会総括質疑)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日の府中市議会予算特別委員会の総括質疑において、私は会派を代表して質疑に立ちましたが、このなかで府中市に防災・減災対策の基金を特別に設置するよう要望しました。

★生活・環境基金を防災・減災対策の基金に充当を(ゆうきりょう)

◎ゆうきりょう質問1⇒ 生活・環境基金について、基金条例では「災害に強いまちづくりの推進」という文言がある。この目的を具体化するためにも、防災減災の対策としても活用できるようにすることを提案したいが、市の考えを伺います。政府も「新しい地方経済・生活環境創生交付金 (地域防災緊急整備型)」を、以前創設しましたが、また今後こうした交付金の復活にも期待し、こうした交付金が活用できる受け皿にしてはどうか。この点伺います。

★個々の交付金等の内容や状況を踏まえつつ、適切に対応していく(市の答弁)

◎府中市の答弁⇒生活・環境基金は防災・減災対策についても活用することが出来るものであり、これまでも災害時受援応援計画策定費や発電機、簡易ベッドの購入費などに充当している。今後についても、災害に対する備えを強化し、総合計画に掲げる「災害に強いまちづくりの推進」に向けた取り組みの財源のひとつとして当該基金を活用してまいりたいと考えている。

ついては、まず国の交付金などの特定財源を対象の事業費に充当したうえで、なお残る一般財源について基金を活用するものだが、国の交付金の受け皿として基金を活用するような想定は現状はないが、個々の交付金等の内容や状況を踏まえつつ、適切に対応してまいりたいと考えいる。

◎ゆうきりょう主張⇒災害対策は国が行うものという意識で、これからの大災害の時代に対応できない。防災減災対策の財源は、財調からの繰りだしではなく、独自基金を創設し、せめて財調の半分程度の基金程度の積み立てをめざすべきではないか。常時、災害対応の機会設備の購入などに充てるために活用することを提案したい。

★戸田市、台東区などでも災害基金を設置

防災基金を設置している自治体として、埼玉県の戸田市があり、市のHPでは「(災害対応基金は)災害に強いまちづくりを推進するために実施する防災又は減災の事業の資金に充てるため」、用途としては「都市整備、浸水対策、消防等、防災減災に関する事業の財源として活用している」とあります。また都内では台東区においても防災対策基金を設置しています。多くの住民は住宅耐震などの減災対策、避難生活における対策などを求めていることが伺え、自治体ではこうした施策への対応が迫られていることがわかります。

私は府中市においても、現状災害対策に甘んずることなく、中長期的な視野で継続的に実施することが必要だと考えます。そのための財源措置も恒久的な措置が必要であり、防災減災基金についても、60億から70億程度の積み立ては必要だと思われます。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

28 2月

府中市中河原駅前 交差点に横断歩道の設置を求める陳情が可決・・令和7年2月20日、市議会建設環境委員会(府中市議、国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

現在開会中の府中市議会において、市民の方から「中河原駅交差点に横断歩道の設置を求める陳情」が提出され、賛成多数で可決されました(2月27日、市議会建設環境委員会)。

同陳情の内容は以下の通りです。

中河原駅交差点には二つの歩道橋はありますが、横断歩道がありません。このため、37段もある階段を上り下りできない住民がたくさんいます。高齢者や車椅子等を使用する障がい者、ベビーカーを使用する人たちは100メートル以上離れた横断歩道を回ることになり、非常に不便な状況です。また、無理をして地上を渡る人がいて、危険な状態が保持されています。
中河原駅交差点への横断歩道の設置については、「既設歩道橋の近くでは横断歩道の設置は困難」とされてきました。しかし、歩道橋の直近に横断歩道が設置されている事例は存在しており、理由とはなりません。バリアフリーのまちづくりという点からも、改善に踏み出すことが必要になってきています。

★ 陳情事項
①中河原駅交差点に横断歩道を設置すること。
②市議会におかれましても実現するために尽力していただきたい。(以上)

★中河原駅前の歩道橋は本当に無理な条件なのか・・交通量が多い、道幅が狭い

京王線中河原駅前の横断歩道設置などの、バリアフリー対応については複数の議員さんが一般質問でも取り上げられてきました。数年前の質疑(赤野秀二議員、当時)がこの問題を取り上げた際の府中市の答弁では「都が交通量調査を実施し、警視庁と調整を行う」「警視庁で交通量調査を行い検討したが、①交通量が多い、②車道幅員が広い、③変則的五又路であるなどの多くの課題があり、現状では横断歩道の設置は困難」との答弁でした。

また中河原駅前の横断歩道設置が困難と判断する根拠法や条例についての市の答弁では、「特段の定めはないが、警視庁の設置基準で、横断歩道設置は市街地で200メートル以上の間隔をあけ、信号機を設置する場合は150メートル以上の間隔をあけることとしている」との内容でした。

しかしながら、この陳情にあるように「歩道橋の直近に横断歩道が設置されている事例は存在しており、理由とはなりません」とあるように、各地で複数の事例があるわけです。またこの課題については、都議会においても府中市選出の小山くにひこ都議も取り上げており、その実現が待たれるところです。(府中市議会議員、国民民主党、ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

20 2月

府中市西武線多磨駅前 「ららぽーと」の開業を前提に、朝日町通り、スタジアム通りに安全、渋滞対策のためのセンターポールの設置を(ゆうきりょう市議会一般質問)

府中市議会議員(国民民主党)の ゆうきりょう です。

私は府中市議会一般質問で、西武線多磨駅前に開業予定の商業施設「ららぽーと」の開設予定を踏まえ、近隣の道路問題について質疑要望しました。

①ゆうきりょう質問⇒ 西武線多磨駅前の商業施設の建設、開業予定にともなう、交通の諸課題、協議に関する現状と課題について伺います。

①府中市の答弁⇒ 市といたしましては、商業施設の開業に伴い増加する来客者や荷捌きなどの車両の交通対策が必要であると考えております。そのため、本件開発に係る協議において、事業者である三井不動産株式会社に対して、地域への影響に配慮し、関係機関と協議のうえ、適切な渋滞及び安全対策を講じるよう助言を行っております。

また現在、本市の助言を踏まえ、三井不動産株式会社が警察と本件商業施設の開設に係る交通協議を行っているところでございます。なお、協議の内容は、現在、協議中であることから、詳しい内容は伺えておりません。

②ゆうきりょう質問⇒ 多摩駅前に商業施設が開設することにより、買い物待ちの自動車が増加し、違法駐車の増加が懸念され、現状において違法駐車が多く見られるスタジアム通りだけでなく、朝日町通りにおいても違法駐車が増加し、2つの通りにおいて交通渋滞が発生する懸念があります。

この2つの通りにおける違法駐車と交通渋滞の防止については、それぞれの通りにセンターポールを設置することが有効だと考えますが、センターポールの設置に関する市の考え方を伺います。

★センターポールの設置については、警察と協議して考える

②府中市の答弁⇒ 2つの通り(朝日町通り、スタジアム通り)は、荷下ろしのための待機や休憩しているトラックなどの違法駐車が見受けられることから、警察による取り締まりを強化し駐車対策を進めております。

ポストコーンの設置などの物理的な対策につきまして、スタジアム通りの駐車対策とともに横断対策として、車道の歩道側にポストコーンを設置することについて、警察等と協議し、検討いたしましたが、清掃作業などの維持管理上の支障となることから、設置は難しいものと判断しております。

センターポールの設置につきましても、それぞれの通りの車道幅員や車両交通の状況を確認しつつ、設置による違法駐車への効果や交通への影響などについて、府中警察等と協議をしながら検討してまいりたいと考えております。また、商業施設の開設による影響につきましては、今後の動向を注視しながら対応してまいりたいと考えてまいります。

③ゆうきりょう主張要望⇒ 先日も住民の方から以下のお声をいただきましたので、紹介します。

『毎朝7時40分ごろ、スタジアム通り沿いのトラックの違法駐車がひどい状況です。この通りを自動車で走行する際、違法駐車により車線をはみ出して、通るしかありません。自転車通行空間がありますが、トラックが止まっているせいでほとんど機能していません。自転車もトラックを避けて通るので車線をはみ出し、そこに車も通るので本当に危険です。これまでも警察が違法駐車に注意しているのを、数回見かけましたが効果がありません。自転車通行空間の境に柵やポールなりを設けていただき、違法駐車を無くすよう、ご対応をいただくことを要望します』。

こうした渋滞や違法駐車を防止することで、道路沿いの植栽帯の破壊も防げる、また後を絶たない不法投棄も減るのではないかという点についても、主張します。不法投棄については、聞くところによると台所やトイレの便器、電気製品などが平気で捨てられているそうです。

そこで、この2つの通りにセンターポールを設置することで、道路渋滞や違法駐車も解消できるのではないかと。そうすることで、不法投棄も減る可能性も増え、違法駐車に対する府中警察の出動回数も減るのではないか、というご意見です。ちなみに三鷹市は、グランド通りについてセンターポールを設置したそうです。ぜひこの際、要望いたします。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202