(府中市)府中市役所も快適な職場、士気が高揚する職場環境に・・日野市が市役所 職場改革プロジェクトの取り組みをスタート
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
昨日(6月24日)の読売新聞多摩版に日野市役所が働きやすい職場環境の整備、仕事の進め方改革のプロジェクトに取り組んでいるとのニュースがあります。
★不祥事続きに「あきらめムード漂う職場」
記事では、日野市は21年に元副市長が市から助成金を詐取したとして詐欺容疑で逮捕、また職員の給与不正受給など不祥事が相次ぎ、「庁内では職員の士気が下がり、おかしいと思っても意見を言いづらい『あきらめムード』が漂っていた」(市幹部)とのことです。
そこで昨年の6月、7月に職員アンケートを実施したところ、職場への不満がにじみ出る回答が多数だったとあり、具体的な声として「クレーム対応が基本の仕事になっているので、感謝されることはほとんどない」「財政状況や手詰まり感から、将来への展望が見えてこない」とあり、「市幹部は『こういう思いになるのは当然のことだろう』と受け止めた」とのことです。
★副市長を先頭に若手職員を改革プロジェクトチームに抜擢、職場も改善傾向に
日野市ではこうした状況を変えるために、副市長のリーダーに若手職員らと検討チームを結成、「モチベーションを高める組織風土」「働きやすい職場環境」「仕事の進め方改革」などを柱に、職場環境の整備に着手。職員から提案を募り、37個の提案がなされたほか、市長、副市長、教育長もこのプロジェクトに取り組む決意を市のHPで動画を作成、表明されたそうです。
そこで再度、今年1月に実施した職員アンケートによると、「働きやすい職場」と回答した職員は29%、「そう思わない」と回答した職員は15%と改善傾向が見られたとのことです。また日野市では職員採用にも危機感をもち、職員応募者が年々減少、22年度の内定者の辞退率は38%にも上ったそうです。この点でも改革に取り組むとしています。
★管理職から覇気を感じない府中市役所の雰囲気
私もこの記事を見て府中市役所の雰囲気が気になりました。府中市も3年前に官製談合事件があり、市の幹部、議員が逮捕されるなどの不祥事が発覚しました。私も他の自治体のことをそれほど詳しいわけではありませんが、府中市役所内の雰囲気も決して「風通しがよさそう」な職場には感じません。管理職のなり手も少ないことは以前から聞いていますが、管理職の方々の「覇気」をあまり感じないように思えるのは私だけでしょうか。
★人事評価は「減点主義」より「加点主義」こそ
確かに市役所の職員の方々は、前例踏襲主義のもと、あまり新しいアイデアで物事に取り組むことが「はばかれる」様子も感じます。しかしそれでは職場は「減点主義」による評価となり、「何か事に挑戦して失敗し、責任をとらされる」より、「何もしないほうが評価は変わらない」のだったら、何もしない方を選ぶのは当然だと思います。
伸びる民間企業は「加点主義」評価のもと、チャレンジ精神旺盛な職場ですが、役所にも改革にチャレンジし、それが評価される組織体質が必要だと感じています。ぜひ日野市役所の改革に注目し、府中市役所においても職員の士気高揚、組織の改革も提案したいと思っています。
※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp