18 1月

「府中市議 結城りょう市政通信特別号(建設従事者のための特別号)」ができました

私は府中市議になる以前、東京土建一般労働組合の書記局に勤務していましたが、この時の経験なしに現在の自分はないと思っています。なかでも府中国立支部には3年間在籍していましたが、この期間に地域住民と密接に関わりあう地域労働運動のあり方、地方政治について実体験として学んだ思いがしています。

また府中市議になったからは、これまで3回の建設産業にかかわる一般質問をしてきました。1回目は2015年6月議会の「住宅リフォーム助成制度求める」質問、2回目は2017年3月議会の「住宅耐震改修助成制度の拡充と住宅リフォーム助成制度」求める質疑、3回目も同じ議会で「自治体の公共工事現場で働く建設従事者の賃金引上げ、公契約条例求める」質疑です。

私は国民生活の安定のためには、国土の建設、住宅産業で働く建設従事者はなくてはならない存在であり、この建設従事者が低賃金で劣悪な職場環境におかれ、従事者の数が減少することは、まさに国家国民生活の危機であると思っています。また住宅産業は、人間が社会生活を営む際に絶対必要な産業(衣食住)であり、国の基幹産業であると思っています。

東京土建時代に培った経験と知識を、今度は府中市議会で発揮することも私の目的の1つです。

こうした思いから、市議としての任期中に取り上げた建設業にかかわる質問について「結城りょう建設通信」としてまとめました。この通信は、1000部あまりの印刷部数ですが、今後、土建組合員の方や建設業で働く方々との対話活動で広げていきたいと思っています。

結城亮(結城りょう)

14 1月

府中猫の会主催、「猫の里親譲渡会」に行ってきました(19年1月14日)

今日(1月14日)午後、NPO法人猫の会が主催する、猫の里親譲渡会に見学してきました。今回で3回目になります。

昨年の12月議会一般質問で、飼い主のいない猫を減らすために、行政にさらなる支援策の拡充を求めました。残念ながら市の回答はこれまでの見解を超えるものを引き出すことはできませんでしたが、今後もボランティア団体の方々と協力し、継続して市に支援策について要望していきたいと思います。

さて今日の譲渡会は会場が満杯になるほど方々がご来場になり、ゲージに入ったかわいい猫ちゃんたちを見学されていました。私は住まいの関係もありまだ猫を飼うことはできないのですが、課題が解決できればいずれは、猫ちゃんを飼いたいと念願しています。

結城亮(結城りょう)

07 1月

年頭に思う 府中で出会ったあのベトナム青年労働者はどこに・・入国管理法改定に思う

【ベトナム青年労働者に対する過酷な労働、人権侵害】

 

私も府中市の市議会議員になってから多くの生活相談を受けるようになりましたが、印象に残っているのが件あります。それはベトナムの若者でわが国に就労に来ていた青年です。このベトナム青年は母国では貧しい農家の息子さんで、本国に送金もしながら日本の建設会社に従事されていました。しかし、その労働の厳しさと生活環境の苦しさ、また賃金の低いこともあり、「今の環境から逃れたい」と市民の方を通じて私に相談がありました。私は自身が会員でもある、日本ベトナム友好協会の通訳の方にご協力いただき、このベトナム青年と直接話を伺いました。

相談内容は、勤務している建設会社の過酷な労務管理の実態告発、また賃金があまりに安く、母国に送金すると、手元にお金が残らないことでした。このベトナムの青年はその後務めていた建設会社を辞めて、どこかに行ってしまったとのことです。私は昨年の臨時国会で入国管理法改悪の問題が国会で審議されていましたが、外国人技能実習という何の外国人労働者に対する人権侵害の実態が暴露された際、私は真っ先にこの件を思い出しました。

 

私はベトナムという国に憧れを抱いています。古くは中国、フランスの侵略から撃退し、あのベトナム戦争(抗米救国闘争)では大国アメリカを撃退し、南北ベトナムを統一した、その民族独立の気概に驚嘆し、尊敬の念をもっています。そしてベトナム労働党(共産党)を指導した、ホーチミン主席に心酔しました。2013年の8月にはベトナム戦跡ツアーにも参加して、ベトナムの地を踏みしめたこともあります。私が通訳の方を通じて、「ベトナムの自主独立の歩みと、ホー主席を尊敬しています」とその青年に伝えると、とても嬉しそうな顔をしていたことを今も覚えています。

しかし現在のベトナム青年が我が国で過酷な労働、人権など無視されて働かされている状況を天国のホーチミン主席が見たら、どう思われているでしょうか。

わが国ではリストラによって勤労者も、そして、外国人労働者も使い捨てにされている実態であります。これを正すのが政治の責任であり、共産党の任務であると、私は実感しています。

結城亮(結城りょう)

 

06 1月

結城りょう 2019年 府中市議会議員選挙の2期目も勝利めざして・・市民の方から激励メッセージ

いよいよ4月には府中市議会議員選挙になります。私、結城りょうも2期目をめざして奮闘しています。そこで私を支援していただいている市民の方から激励メッセージをいただきましたので、紹介します。

 

★結城さん、2期目も頼みます・・市内在住の一級建築士のkさん

 

2015年初当選の年、結城さんの最初の一般質問は地域経済に波及効果のある住宅リフォーム制度と店舗リニューアル助成を求めるものでした。地域の建設業者と中小商店の実態を踏まえた新人らしからぬ質問に目を見張りました。9月議会では保育所待機児童問題に取り組まれました。職場復帰のメドが立たない子育てママの生の声を取材し、一般新聞の記者から情報の問い合わせがあったことも評判になりました。さらに12月議会では保育士の労働実態を取り上げました。きちんとした調査に裏付けられた質問スタイルを確立され、今日まで本当に頼もしく思っています。市民はしっかり見ています。迷わず頑張ってください。二期目も頼みます。

 

★現場主義をこれからも貫いて躍動的な活動を期待します・・市内在住の元教員Tさん

 

結城さんはこの間、一般質問において教育問題についてたびたび取り上げてきました。その際は必ず教員関係者や教職員組合の方などに現場の実態を聞取りに行って質疑を組み立てていました。こうした「現場主義」ともいうべきスタイルは、議員にとってとりわけ大切な要素だと思います。また朝や夕方の駅頭、街頭にも立たれて市民に訴えるスタイルは、すっかり定着しています。今後もこうした躍動的な活動を貫いて、市民のために頑張って欲しいものです。

 

本当にありがたいメッセージです。今、私の選挙パンフレットを作成しているところですが、ぜひ掲載させていただきたいと思っています。

結城亮(結城りょう)

02 1月

今年も急進左派、アメリカ大統領選挙でも旋風・・新自由主義から社会主義への転換求める世論高揚か?!

昨年の読売新聞の記事(2018年10月17日)で「分裂社会 米中間選挙」という短期連載シリーズの記事のなかで、米国中間選挙において民主党内で急進左派といわれる候補者が若者からの支持を背景に支持を拡大しているという記事が掲載されています。

この記事では米大統領選挙において民主党から立候補への検討が伝えられている、エリザベス・ウォーレン上院議員に対する若者の支持が圧倒していると伝えています。記事では集会参加者の声、また08年のリーマンショックに始まる金融危機と「ウォール街占拠」運動などを目の当たりにした若者が、現在のアメリカ社会の格差と貧困に怒りを感じ、その「反動」として社会主義という考え方に違和感を感じていないということが分析されています。記事によれば1980年代以降生まれの「ミレニアム」世代は旧ソ連の存在を認識しておらず、「親よりも収入が減り、学生ローン返済や医療費負担に苦しむ層にとっては、富裕層への課税や国民皆保険などの政策は非常に受け入れやすい」とし、「アメリカ民主社会主義者」の団体メンバー、女性候補がニューヨーク州の連邦下院の民主党予備選で、重鎮候補を打ち破ったことを伝えています。記事では「若者や民主党支持層では、資本主義より社会主義の方が人気が高い」と米国内の世論調査の結果も伝えています。

 

アメリカでは16年の大統領選挙で、民主党のバーニーサンダース候補(当時75歳)が大善戦し、党内の代議員(一般党員)選挙ではクリントン候補を上回っていたこと(特別代議員の投票によって差をあけられたことが敗因とされています)も注目を集めました。

 

またイギリスでも野党、労働党の党首にジェレミー・コービン氏が選出され、先の英国総選挙ではやはり若者の支持を広く受けたことが話題となりました。私はこうした米国の世論がわが国に「伝わる」かどうかに、大変感心をもっています。それは米国の格差と貧困はわが国にも同様になっているからです。また立憲民主党の枝野代表も先日、訪米の際、サンダース氏と会談をしたと伝えられるなど、野党第一党の党首もこの世界的流れに注目をしています。私は今の安倍政権の政治と社会の矛盾に早晩、多くの若者が気がつかざるえないと私は思っています。

 

たとえば我が国でも、2017年の都議選では自民党、安倍政権に対する都民の批判が、当時の都民ファーストへの支持というかたちで劇的に表れたように、国民は安倍政権に代わる「選択肢」を渇望していると思うのです。

私は今後、今の格差と貧困社会の矛盾と原因、そして社会主義について、国民、有権者にむけて具体的な政策メッセージを伝えることが重要であると思います。いずれにしても今年はいっせい地方選挙と参議院選挙の年でもあり、「与党への決選の年」(小沢一郎自由党代表)であります。共産党の躍進と野党共闘の前進で、安倍政権退陣と、格差と貧困社会を変革するためにも、野党連合政権(政権交代)に道筋をつける年にしたい、私も草の根から頑張る決意です。

結城亮(結城りょう)