29 6月

府中市はじめ自治体は、猛暑から生活保護利用者の命と健康を守るために、生活保護制度に 夏季加算をしてほしい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。連日、猛暑のような日々が続いていますが、そこで気になるのが生活困窮者の方々の冷房の問題です。数年前ですが、私が厚生委員会に所属しているとき、「府中生活と健康を守る会」から提出されていた陳情、「猛暑から生活保護利用者の命と健康を守るために、生活保護制度に 夏季加算を新設する」ことを、府中市議会として国と都に意見書を提出することを求める陳情が賛成多数(市民の風、生活者ネット、市民フォーラム、公明府中)で可決されたことがあります。

この時の陳情では、「生活保護制度には、冬季は暖房費充当分として『冬季加算』があり生活への援助がありますが、『夏季加算』の制度がありません。クーラーの電気代補助として『夏季加算の新設』は、生活保護利用者が命と健康を守る切実な願いです。私たちが7月に府中市生活援護課と懇談した際、夏季加算新設の必要性は理解できるとして、『東京都市生活保護担当課長会から東京都予算要望事項として福祉保健局に夏季加算の支給について要望を上げている』との説明がありました。

この時の陳情には、当時の8月には、熱中症による死者数が170人で、エアコンを使っていなかった屋内での死亡で、70代以上の高齢者がほとんどだったとのことです。またこの陳情では「この夏の猛暑の中で月額3,000円~5,000円の電気代増が生活を圧迫しています」としています。この暑さは命の危険さえ危ぶまれる暑さなだけに、国や自治体の住民の命を守る施策を求めたいと思います。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

 

24 6月

府中の分倍河原駅周辺整備事業の将来はどうなるのか(その2) 高度経済成長の時代には夢のある駅整備事業だったが・・・

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日に続き、分倍河原駅の周辺整備事業についてです。この計画については、いつ事業が完了するかは見通せないのが現状です。ですから「何年後に完了する」ということが、現在では推察できません。私は10年はかからないと思いますが、その完了については、やはり7~8年後になるのではないでしょうか。

★駅周辺整備事業が完了したころ、取り巻く状況はどうなっているのか不安

分倍河原駅は現状、JRと京王線が乗り入れする駅でもあり、乗降客数は京王線府中駅より多いとのことです。分倍河原駅周辺には、東芝やNECなどの大企業の事業所に勤務するサラリーマンが多数いることも、その要因だと思います。また駅近くにはスーパーもあり、にぎわいがあります。

しかしこの先、東芝などの大企業がどうなっているのか、大変不安があります。同社の昨今の経営状況など考えると、数年先には事業所の大幅な縮小もありえる話です。また日本の国力そのものが現在、極度に減退し、今日では円安とウクライナ戦争による物価高騰、日本の産業競争力そのものが衰退、今後、どれだけ国民生活が貧しくなっていくのか、という不安材料しか、私には浮かんできません。

★当てが外れた予測できない事態・・西武線多磨駅近くの民間商業施設の開業延期、府中からの伊勢丹撤退

とかく駅の再開発事業や、整備事業などは計画から10年先ぐらいにそれが完了するのが常です。しかし、10年先は経済状況など取り巻く環境が一変しています。たとえば1997年4月に府中に開業された伊勢丹府中店ですが、まさか2019年に閉店に追い込まれると予想した方は、いなかったのではないでしょうか。

また最近では西武多摩川線多磨駅の整備事業が完了しましたが、この事業もオリンピック開催とインバウンド効果、また同駅近くにイトーヨーカドーが開業されることを見込んで施行されましたが、現実はオリンピックの無観客開催、イトーヨーカドーの開業再々延期という事態となっています。

★そして財政的負担だけが残った・・・

その意味で、高度経済成長の時代は大いに夢のある駅再開発、再整備事業計画でした、しかし今日のわが国の経済状況は悪化の一途、「せっかく分倍河原駅の整備事業が完了したのに、乗降客はすっかり減少してしまい、活気がなくなった」ということも、現実味をもっています。それがこうした事業の「落とし穴」ではないでしょうか。「そして財政的負担だけが重くのしかかってきた・・・」。もちろん、この推察が「杞憂」になることを願っています。

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19 6月

府中市の地域社会とともにある府中刑務所の存在・・府中市再販防止推進計画を実行性あるものに

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日国会で、拘禁法の改正が行われました。新聞報道など見ると今回の法改正で、これまでの受刑者に対する刑務所内での刑務作業は、受刑者を集団管理して刑務所内の秩序の維持する側面があったが、今後は社会復帰後の自立につながる指導に、大きく転換をします。

★再犯防止推進法に基づいてできた「府中市再販防止推進計画」

この府中市には「再犯防止推進法」に基づいて、「府中市再販防止推進計画」というものがあります。市民が安全で安心して暮らせる社会づくりの実現のためには、犯罪を未然に防ぐことに加え、犯罪 をした者等が抱える課題等を社会全体で解消することで、その立ち直りを支援し、犯罪や非行の繰り 返しをなくしていく再犯防止の取組を推進していくことを目的としています。ただこの方針が実際にどれだけ具体的な中身をもって積極的な施策として実施されているかは、疑問があるところです。

★地域住民の信頼を得る府中刑務所の存在

この府中市内には約1500人の受刑者がいる府中刑務所があります。最近では2019年10月の台風19号が襲来した際、府中刑務所は市の要請にもとづき臨時避難所を開設し、避難者を受け入れた実績もあり、また総合防災訓練を実施した経験もあります。府中刑務所という1つの公共機関の存在として、地域住民の信頼を得ている機関になっているわけです。

また今回の拘禁法改正というタイミングもあり、今後刑期を終えた受刑者の方がたが、この府中市という地域社会において、住民として根を張って、地域住民の方々に溶け込んでコミュニティーを形成していくことは、刑務所の存在がある府中市にとって、実は重要なテーマだと思いました。ぜひどこかの機会で市議会においても、再犯防止推進計画の積極策について取り上げたいと考えています。

~府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

09 6月

府中市のコロナ対策の施策に一言!・・プレミアム付き商品券もいいけど、生活に困っている人たちへの支援をもっとしてほしい(市民の声)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会の令和4年度、6月議会が開会し、初日に補正予算が可決され、そのなかで40%プレミアム付き商品券の予算案も可決されました。※券面総額18億2000万円(商品券5000円プラスプレミアム2000円×26万セット)

そうしたなか、市民の方から府中市のコロナ禍における市民への支援策のあり方について、投稿をいただきましたのでご紹介します。

★街の活性化も大事だが、その前に目の前の大切なものはなにか気づくべき

今回、府中市のコロナ対策についてご連絡をいたしました。令和4年度のコロナ対策の内容について、プレミアム商品券は本当に必要なのか?ということです。プレミアム付き商品券をにかかる金額を、今現在も多数の生活困窮者やお店、会社など、そういう本当に困っている方たちを制約なしに助ける資金として活用できないものなのかと。

他の県や市では独自で困っている人を助けているところもあります。そういったことが、府中市ではこの数年間であったのかな?と思いました。総合支援の方でも色々と制約がありすぎるのではないか、府中市として市民に対してどうお考えなのかと疑問に思い、そういった声も多く聞いているので届けてほしい気持ちもあり、今回ご連絡いたしました。国からの指示のみではなく、街の活性化も大事ですが、その前に目の前の大切なものはなにか気づくべきです。(以上、市民の方の投稿より)

~この間府中市のコロナ禍における支援策について、子育て世帯向けの支援金の支給策、また市内業者への金融支援策、3回にわたる40%プレミアム付き商品券などの支援策が打たれました。ただプレミアム付き商品券も、この間、業者の方、また消費者からも「使い勝手がよくない」「現金に換金するのに時間がかかりすぎる」などのお声も多数、いただいております(評価する声もいただきましたが、私あてには少数でした)。

つまり納税者の思いに応える支援策をしてほしい、というのが素直な市民の声ではないでしょうか。私にはそう思えます。みなさんはいかがでしょうか。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

07 6月

府中でもコロナ禍で孤独の悩みをかかえる市民に、傾聴ボランティアの活動支援を・・福生市、あきる野市、日の出町の社会福祉協議会が活動を支援

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(5月31日)の読売新聞多摩版に、福生市、あきる野市、日の出町の社会福祉協議会が後押しするかたちで、コロナ禍で孤独や不安な市民への相談相手として、電話で不安を解きほぐす傾聴ボランティア「なごみ」を発足させ、活動している様子を伝えています。

★傾聴ボランティアを募集、養成講座を開催

記事によるとこの2市1町の社協が団体を設立、昨年9月から傾聴ボランティアを募集し、養成講座を開催し準備を進めてきたとのこと。また利用者に年齢制限はなく、利用も無料とのことです。記事では「ふれあい電話では、アドバイスや議論などはせず、聞き役に徹する。ボランティアたちは、『肯定的、共感的に』『相手のの名前を呼び掛ける』といった点に留意しながら、傾聴のスキルの向上を図ってきた」としています。福生市の団体の代表の方は「自分が新型コロナで人に会いづらくなり、一人暮らしの孤独が身にしみた。そんな人が少しでもほっこりできるような時間が持てれば」と話しています。

記事ではこの3つの自治体の各社協は5月中に利用者の募集を行い、6月1日に福生市社協での活動がスタートするそうです。また東大和市の社協でもこうした傾聴ボランティアの養成講座を開催する予定とのことです。

コロナ禍において芸能関係者の自殺が相次ぎ、自殺者が増える傾向です。国からの施策を求めると同時に、市民、民間の方々がこうして手を携えて人とひとの和をつないでいくことも重要ではないでしょうか。ぜひ府中市においても市民協働事業の1つとして、こうした活動を実施してもらえないか、私も取り上げたいと考えています。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。