09 6月

府中市 自治会、町会加入促進を・・地域コミュニティを支える自治会、町会の役割(ゆうきりょう一般質問)その1

府中市議会議員(改革保守系無所属、3期目)の ゆうきりょう です。

地域社会の連帯と、地域住民どうしにおける、支えあいの自治組織としての、自治会、町会への加入率が全国的にも減少傾向です。今後の高齢社会、災害時における助け合い、日常のコミュニティーの維持は、共助の役割を高め、持続可能な社会を創造するためにも、重要課題と考え、一般質問で取り上げました。

府中市の自治会、町会への加入率は令和3年4月の54.8%から、直近調査では50.8%へ下がっています。こうした状況を放置するなら、加入率はさらに低下することが予想されます~。

★ゆうきりょう質問⇒ 市として自治会、町会加入率向上にむけた取り組みについて(自治会、町会への未加入世帯の増加についての課題、未加入対策について)伺います。

●市の答弁⇒ 自治会、町会については、地域コミュニティにおいて中心的な役割を果たしているものと認識していますが、未加入世帯の増加によって、コミュニティ活動の持続可能性は低下するとともに、防災や高齢者、子どもの見守り、居場所づくりなど、変化する地域社会のニーズに対して十分応えられなくなる恐れがあり、課題であると捉えています。

このことから、自治会などへの加入促進の取り組みとしては、市に新たに転入される方へのアプローチが最も効果的と考え、転入手続き時に、自治会などの活動や加入者の感想など、自治会などへの加入を前向きにとらえてもらえるようなパンフレットをお渡ししています。また市HPにもその内容を掲載するとともに、自治会連合会においても啓発活動や、自治会など未加入者の方でも閲覧可能なLINEを活用した電子回覧板において、加入への呼びかけをしています。

★ゆうきりょう質問⇒ 市として、市民協働における自治会、町会の位置づけについての考えを伺います。

●市の答弁⇒市では「府中市市民協働の推進に関する基本方針」において、自治会などは地域社会において、近隣住民間の親睦を深め、様々な問題に対処するなど、地域づくり、まちづくりに寄与しており、協働のパートナーとして欠かせない存在であると位置づけています。近年では、防災、防犯、地域福祉、ごみの減量化などに関する地域課題が増えていることから、自治会などの協働では、これらの課題に対して、地域住民の声を反映し、地域住民と一緒になって解決に取り組むことが可能であり、その地域課題を市民同士が助け合い解決していくなど、市民にほる自治の充実に向けた基礎的な役割をになっていただいています。(続く)

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31 5月

府中市職員が偽造文章を作成か・・嘘偽の確認済証を事業者への交付(東京新聞多摩版)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の東京新聞多摩版によると、「府中市は30日、市建築指導課の30代の男性職員が、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた」と発表したとあります。

この記事によると「市が2021年度に建築確認済み証を交付した建築物について、事業者からの計画変更申請書を今年2月に受付け、男性職員が担当。嘘偽の確認済み証を事業者へ交付していた」とのことです。ちなみにこの建築物の工事はまだ始まっていないとのことです。記事によると、市と事業者の間でやりとりが見られないことから、市が調べて発覚したとのことで、府中署に相談、厳正に対処するとのことです。

~建築申請関係では、以前も市民の方から別件で相談いただいたことがありましたが、このように事件として発覚すると、議会でも質疑をする必要があると思っています。いずれにしても、事件の解明と市の厳正な対応を期待するものです。(府中市議 ゆうきりょう)

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29 4月

府中市 ちゅうバス の路線再編計画・・ちゅうバスが走行できない地域には、官民協働でAI技術も駆使した、小型EV車などの交通手段の確保を

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(ゆうきりょうブログ検索⇒ゆうきりょう)

★ちゅうバスの運賃改定が計画されるのであれば、シルバーパスの適用を要望したい

この2年ほどの間で、円安(4月29日現在、1ドル160円)の進行によるコストプッシュインフレが、国民生活を直撃しています。現状、ちゅうバスは100円で乗車できますが、、今後、さらなる円安、また労働力不足などの事態を予想した場合、住民へのサービスを維持、拡充するにはどこかで運賃改定を検討せざるをえないと思われます。

私は以前、市議会の一般質問で「ちゅうバスにも、シルバーパスの適用をしてほしい」と質疑、要望しました(22年12月議会)。今後、運賃改定が市から提案されるようであれば、その対案としてちゅうバスにもシルバーパスをぜひ適用するよう、要望したいと考えています。

★コミュニティバスが走行できない地域には、官民協働で細やかな交通手段を

またちゅうバス再編計画のなかに、「バス以外の方法で移動できるように考える」という指針があります。

(理由)バスの再編案だけでなくバス以外の方法も検討する

(他の方法案)①タクシーのさらなる活用、②AIなどデジタル技術を活用した自動運転、③市民や民間の協働による、新たなコミュニティ輸送手段の確保、④新たな送迎手段として、福祉有償輸送やシェアサイクルなど多様な輸送資源を活用した、異動手段の確保など。

そこで以前、私のブログでも紹介しましたが、隣の三鷹市では、大型バスが入れない住宅街など公共交通の空白地域を解消するため、小回りのきく車両の導入やAIなどの新技術を導入して、利用促進を図っていることを伝えました(読売新聞より)。

★狭い道路を、車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が走行

それによると、「車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が三鷹市の井の頭地区の住宅街を走る」「バスを名乗るが乗務員を除く定員は4人、最新の電気自動車で最高時速は19キロ」と、狭い道路を走行するコミュニティバスを始めたそうです。従来のコミュニティバスでは、走行できない地域をこの小型EVバスなら走行ができ、沿線住民の利便性が高いとのことです。

★スーパー、病院、公共施設などへ高齢者の利用促進を図る

またある地区では「AIデマンド交通を試みる」とし「地区内外に65ヶ所の乗降場所を設定、利用者は希望の乗車時間と乗降場所を電話やスマートフォンで予約し、その時々でAIが割り出した最適ルートを6人相乗りのワンボックス車が走る」としています。その乗降場所にはスーパー、病院、市役所などの公共施設があり、高齢者の利用促進を促しているとあります。

他にも多摩地域では、武蔵村山市がバス以外でワゴン車を使った「乗り合いタクシー」を、小平市も同様のサービスを実施。東大和市でもコミュニティバスの空白地域を、ワゴン車が走行するなどのサービスを展開しているそうです。

今後は深刻な労働力不足がさらに現実となりますが、AIによる自動運転と小型EV自動車を組み合わせた、コミュニティ交通を促進させる必要があるのではないでしょうか。府中市内でもコミュニティバスが走行していない地域もあり、そうした地域で暮らす高齢者の方は、「生活難民」になる恐れもあります。ぜひ府中市でも、官民が協力し、AIなどの新技術やワゴン車を活用した、利便性のある交通手段を導入してほしいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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28 4月

府中市 ちゅうバスの路線再編計画・・これからの「ちゅうバス」はどうなるのか

府中市議会議員(保守系無所属)のゆうきりょう です。(府中市議 ゆうきりょうブログ 検索⇒ ゆうきりょう)

府中市内を走る、コミュニティバス「ちゅうバス」について、府中市は現在、路線再編計画を審議しており、先日は市内11の文化センターで住民からの意見交換会を開催しています。恐らく2年後ぐらいをめどに再編されると思われます。そこで、今回は路線変更計画について、市の資料から住民向け説明の資料に基づいて、以下、掲載します。

1,路線再編について市の計画に対する考え方

(1)ちゅうバスと民間路線バスとの、路線が重ならないようにする

(理由)ちゅうバスと路線バスで利用者を取り合うとバス全体の収支が悪化する。例として「朝日町ルート」と重複する路線バス 「多磨駅~榊原記念病院」間は1日計97本

「北山町循環」と重複する路線バス 「療育センター前~横街道」は1日計34本 ~ちゅうバスも路線バスも走っているから、安いちゅうバスに乗る人が増え、民間バス業者の経営を圧迫する

(2)ちゅうバスの路線延長は、なるべく短くする

(理由)同じ経費でサービスレベルを上げるには、路線延長を短くする

(3)ちゅうバスの経費に対する収入の割合を増やす

(理由)経費を下げ、収入を増やし、収支率60%以上をめざす

府中市からの補助金が毎年平均1億7千万円、補助金とは「ちゅうバスにのっていない人も払っている経費で、市民1人あたり年間、約660円」となっている。また現状、収支率を60%以上を上回っているのは、「是政循環」「四谷6丁目ルート」のみ。

(4)運転手不足に備えて運行台数を整理しておく (理由)ちゅうバス(現在は18台)に当てはめると、将来的には14台しか運行できない

(市の説明)「現状、23年は必要な運転手数に対して9%不足」「2029年には29.7%が不足する」事態になる

(5)移動に合わせてバス路線を検討する(理由)アンケート調査や利用実態をもとに利用される路線案を考える

(住民からの声)「ちゅうバス」は市内の東西の移動がしにくい、「西府駅につながっていない」「最寄り駅に行きたいバスがない」など

(6)今回のバス再編だけでは全部対応できないことを把握する(理由)できることから対応し、見直しを前提として再編する

(住民からの声)「路線バスはシルバー、シルバーパスが使えて便利(ちゅうバスにもシルバーパスを利用させてほしい)」「ベビーカーも乗せやすいバスがいい」「朝早くから運行してほしい」

(民間バス事業者からの声)・・「府中市内はバス路線が充実しているので、タクシー運転手が別の町に流出している」「デマンド交通が運行したらタクシーは厳しくなる」「ちゅうバスも路線バスなみの運賃でないと、路線バスの運行に影響がでる」「7割の路線バスは赤字で、今後維持できない路線バスがある」

(7)バス以外の方法で移動できるように考える

(理由)バスの再編案だけでなくバス以外の方法も検討する

(他の方法案)①タクシーのさらなる活用、②AIなどデジタル技術を活用した自動運転、③市民や民間の協働による、新たなコミュニティ輸送手段の確保、④新たな送迎手段として、福祉有償輸送やシェアサイクルなど多様な輸送資源を活用した、異動手段の確保など

~こうした市の方針の基づいて、ゆうきりょうの考えなどについて、今後、ブログで掲載したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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25 4月

府中市の人口減 若年女性人口(20~39歳)が2050年までに7%減少・・全国の自治体の4割が「消滅可能性」

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(ゆうきりょうブログ検索 ⇒ ゆうきりょう)

今朝の一般紙朝刊では、有識者でつくる人口戦略会議が発表した将来の人口予測の記事があります。記事では2020年から50年までに全国1729自治体の4割にあたる、744の自治体で20歳~39歳の女性人口が50%以上減少し、いずれ消滅する可能性があるとの分析結果を公表したとのことです。

朝日多摩版では「若年女性人口が減少し続ける限り、出生数は低下し続け、総人口の減少に歯止めがかからない」との考えのもと、算出しているそうです。また記事によると「今回の分析では、人口増加分を他の地域からの人口流入に依存し、出生率が非常に低いまちは『ブラックホール型自治体』と分類」「都内では豊島区、新宿区など16区と1市を都内で分類」とあります。

★府中市も人口減は予想より早く進行する事態に

府中市はこの若年女性人口の減少率については、7.7%減少とのことで、多摩地域ではまだ低い部類です(稲城市が1.1%減、狛江市6%減、武蔵野市6.5%減、調布市7.2%減など)。また「ブラックホール型自治体」には分類されていません。

しかしながら、府中市の人口減少という事態は、予想より早く進行しています。府中市長選挙告示日前日の読売新聞多摩版に、市長選挙に関する分析記事、見出しは「住みよい府中 どう維持?」という記事が掲載され、この記事では府中市が人口偏在とともに将来、人口減社会に突入し、現状すでに学校間の児童数格差が生じていること。また記事のなかで「府中市が26万人を割り込んだ現状について、ある市幹部は『ついに府中も、と驚きとともに受け止めた。70周年を契機に先を見据えた取り組みをやっていかなくては』と話す」との文章がありました。

市の「都市計画マスタープラン」によると、府中市の人口は26万2千人をMaxとなり、26万人を切るのは2037年前後となっていましたが、その予想より12~13年早く、26万人を割る状況がきました。今後の対策として、子育て世代に選ばれる自治体となるための先進的な施策がさらに必要となります。当然将来は生産者人口が減り、高齢者人口が増えるのですから、所得が落ち、消費が減っていきます。それをカバーするには、市独自の財源確保と子育て世帯、若年層の流入増を勝ち取る以外にありません。

こうした危機感をもち、将来への展望に変えていくために、今後も市に具体的な施策の提案などしていきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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