16 11月

府中市 人口減を見据えた市の将来と負担のあり方を考える・・江戸川区が人口減、税収見通しを区民に示してアンケートを実施へ

府中市議会議員(改革保守系、無所属)の ゆうきりょう です。

★行政サービスと住民負担の望ましいバランスについて、区民に問う

先日の朝日新聞多摩版によると、都内の江戸川区が将来の区政と住民負担について区民アンケートを実施するとの記事があります。記事では将来にむけて人もお金も減るなか、行政サービスと住民負担の望ましいバランスについてのアンケートとのことです。記事では「江戸川区が人口や税収の見通しなど『誰もがあまり触れたくない』データを示したうえで、区民に区の将来像を問うアンケートを実施していく」そうです。

記事によると「江戸川区の推計によると、2100年の区の人口は現在の69万3600人から半減、35万4500人になり、歳入は現状の6割減の763億円になり、区職員も半減する」「高齢化による社会保障費用の増加などもふまえ、区は行政サービスの急減な低下を避けつつ『持続可能な江戸川区』にするために、区民の意見を募る」とのことです。

また同記事によると、江戸川区は今の子どもたちが高齢になる2100年を見据えたアクションプランを策定、「社会保障やごみ収集など行政サービスに使われるお金と、区民税や公共施設の使用料など区民負担のバランスについて、①高サービス高負担、②中サービス中負担、③低サービス低負担の3つから回答するあります。ちなみにこのアンケート回答は、後日の同区の広報紙に掲載されるとのことです。

★府中市の将来・・今後の人口減少、高齢社会の到来に対し、これまでの公共施設を維持できるのか

府中市の将来について考えるときに、公共施設マネジメント(以下、公マネ)という方針が参考になります。これは市内にある公共施設の今後のあり方に関する市の方針書で、この公マネで主張している大きな情勢分析として、①人口減少に伴う市税収入の減少、②社会保障関連費の増加により、今後は厳しい財政運営が予想されるとし、公マネ全体を通じて「わが国の人口が近い将来において人口減少に転じること、高齢社会となり、子どもの人口が減少していく」ことに大変強い危機感を表しています。あわせて、この公マネ方針のなかに注目するのは、「本市は同程度の人口規模の他自治体と比べて多くの公共施設を有していることがわかります」との記述があります。

★建築後30年、60年後にかかる経費は莫大

また公マネでは①本市の公共施設のうち約65.7%が建築後30年以上を経過していること、②令和34年度までにかかる修繕、更新費用は年平均約106億円、最も費用を要する年度で約175億円の費用がかかるとの記述があります。さらに続けて①現実的には現状の公共施設の面積で、更新などを行うことは困難とし、②今後、施設にかかる費用をできる限り抑えていくことが重要とあり、③今ある施設をすべて更新、保有することは市民負担の増加になると警鐘を発しています。

★平成の初頭に建設された府中の森芸術劇場、生涯学習センター、府中市美術館の運用費が財政を圧迫する恐れ

さらに公マネ方針のなかで「市民文科系施設や社会教育系施設などの大規模施設を整備したのは昭和の終わりから平成初期であり、これらの施設整備にあたっては、本市が平和島で開催しているモーターボート競走事業の収益による繰り出し金を活用することで対応した」とあります。調べると1991年は168億円の実収入がありました。また一方で「これらの建築後30年以上が経過する施設は大規模改修などの老朽化対策が必要になる」とし「建築後60年が経過した施設は立て替えなどの対応が必要となる」とし、現状のままでは将来において市の負担が過大なると、的確な分析しています。

★民間活力の導入で市負担の軽減を図るべき

この平成の初頭に建設された府中の森芸術劇場、生涯学習センター、府中市美術館、これが建設された経過と理由および、建設から30年が経過した段階で、どの程度の施設改修費用がそれぞれに要し、その総額はいくらか。あわせて建設から60年を経過した段階では、どの程度の改修建築費を要するか知りたいところです。

公マネではこうした危機感から「管理運営方法を見直し、民間活力の導入など様々な手法を検討し」「コストの削減や財政の平準化を図る」との方向性を打ち出しています。90年代初頭に建設したこれらの大型公共施設について、今後は統合、民間への売却、または民間への賃貸など、様々な民間活力の手法を導入し、その運用費用について、市の負担が軽減する策について、私は必要であると考えます。ぜひこうした点についても、今後予算、決算委員会で質疑をしたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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08 10月

府中市基地跡地留保地(浅間町)・・ 高齢者の健康維持のためのトレーニング施設について、新総合体育館建設中も近隣に代替施設を(市民の声)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

現在、府中市は市の総合体育館(矢崎町)を府中基地跡地留保地(浅間町)に移し、同時に生涯学習センターの機能をあわせた複合施設の建設を計画しています。一方で、こうした計画に対して、市民の方から危惧する意見を匿名でいただきましたので、以下紹介させていただきます。

★高齢者の健康維持に欠かせない、生涯学習センターのトレーニング機能について、近隣において代替施設を用意してほしい

私は健康および体力維持のため、平日生涯学習センターのトレーニング室を週 3,4回利用しています。平日にトレーニング室、体育室、温水プールを利用してい る方は高齢者が多く、皆さん主として健康維持の目的で運動されているようです。今回の計画(案)では、生涯学習センターの既存建物は「解体に向けた取り組み」を経たのちR11解体となっています。これに対し、体育機能は「機能統合に向けた取り 組み」を経たのちR13,14に新築、R15に供用開始となっております。

★新総合体育館共用開始までの4年間は長すぎないか

近隣に は無料又は格安で利用できるトレーニング施設はなく、R11に解体されR15に供用 開始されるまでの間(4年間超)、どうやって体調維持ができるのか非常に危惧してい ます。高齢者にとって4年間の空白はあまりにも長く心配です。現在のト レーニング室の代替施設ができてから既存施設の解体を切にお願いいたします。 都立武蔵野の森 総合スポーツプラザは遠く、3時間500円と料金も高く、郷土の森 総合体育館は遠すぎますし、若干料金も上がります(¥300)。運動場所を奪わない でください。

★体育施設で最も利用者数が多いのが、生涯学習センター

また体育施設としての利用人数を見ると、最も多いのが生涯学習センターではないでしょうか。それに対し利用不可期間4年を設けることは、米軍跡地の利用計画の中で総合体育館を移転統合することが目的となり、本来の目的である健康増進が脇に追いやられてませんか?。 基地跡地(留保地)の利用計画の詳細が定まっていない、または公開されていない中で、新総合体育館を、基地跡地及び平和の森公園及び生涯学習センター跡地に股がって建築するとしてますが、おかしくないですか?(以上、市民の方の声より)

~いただいたご意見のなかで、高齢者の方々の健康増進の要望は、大変切実なものだと思います。市による総合体育館と生涯学習センターとの統合計画は、避けられない見通しですが、いただいたご要望については、ぜひ市に対しても要望をしたいと考えています。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市議会議員 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

02 10月

府中市 「府中基地跡地留保地利用計画」見直しに関するオープンハウス開催のお知らせ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、米軍通信施設の返還等により府中基地跡地留保地を取り巻く状況が大きく変化したため、令和2年2月に策定していた「府中基地跡地留保地利用計画」の見直しに向けた検討を行っています。この度、利用計画見直しの検討状況をご案内するオープンハウスを下記の2会場で開催します。
事前の申し込みは不要ですので、期間中、お気軽にご都合のよい会場に直接お越しください。展示物をご覧いただくだけでも結構ですので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。注記:両会場とも展示内容は同じです。

会場➀ 府中市生涯学習センター

開催日時・・10月13日(日曜日)及び14日(月曜日・祝日)の午前10時から午後5時まで 注記:府中市生涯学習フェスティバル内で開催します。

開催会場・・府中市生涯学習センター2階研修室2-1(府中市浅間町1丁目7番)

会場➁ フォーリス「光と風の広場」

開催日時・・10月21日(月曜日)及び22日(火曜日)の午前10時から午後8時まで

開催会場・・フォーリス1階「光と風の広場」(府中市宮町1丁目41-1)

基地留保地ニュース

~府中市に残る最後の広大な公有地が、浅間町にある基地留保地跡地です。東京ドーム3.2個分という広さがあり、府中市の利益、市民生活のために活用できる公有地であるので、ぜひこの機会に市民のみなさんによる来場をお待ちしています。(府中市議 ゆうきりょう)

28 9月

府中市 ちゅうバス再編について、府中市の考えは・・「運行可能な車両数の減少、乗務員不足などが課題」(府中市議会での質疑から(令和3年9月議会)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会では、複数の議員さんから、ちゅうバスの路線変更について質疑がありました。私と同じ会派の山本真実議員(自由クラブ、参政党)もこの問題で質疑にたち、市の見解を求めました。

★府中市の主な主張 ①路線再編案の決定にあたり、バス事業の厳しい現状をふまえ、ちゅうバスとして運行可能な車両数の減少など、実現可能な再編とするめの前提条件を満たしたうえで、地域意見交流会(文化センターで開催)やアンケートでの意見をふまえて、引き続き、地域公共交通協会において検討する。

★府中市の主な主張②今回のちゅうバス路線再編に当たっては、バスやタクシーなど交通事業者全体の課題である乗務員不足の深刻化に加え、現在のちゅうバスのかかえるルートの長大化による利便性の低下、鉄道や路線バスとの重複区間の存在、路線バスとの運賃格差、運行経費の増加による収支率の低下などの課題解決にむけた取り組みが必要となっています。

これらの課題を放置することは、将来的に路線バスタクシーなど、ちゅうバス以外の公共交通の衰退や、ちゅうバス事業を継続できなくなるおそれがあることから、将来にわたって地域公共交通が維持できるような路線、サービス水準などとすることが持続可能性に寄与すると考えている。

★府中市の主な主張③市内になる複合施設である生涯学習センター、プラッツなどの市内にある主要拠点へのアクセス性を高めることについて、再編後の運行目的案にも掲げている。

※また他の複数の議員さんによる質疑においては、①ちゅうバスの運行台数を現状の18台から17台にすること、②府中駅以外の駅に接続する路線検討、③バス以外の方法で移動できる公共交通の検討していることも、④私が住む市内北東地域の路線である、朝日町ルートについては、今後も残す方向性であるとの答弁も、市からありました。

私もちゅうバスの課題については、ぜひ12月議会において質疑をしたいと考えていますが、なかでも①今日の物価と労賃の上昇を鑑みた場合、運賃改定はやむえないが、シルバーパスの適用を求めたいこと、②将来は市内全体に、とくに高齢者が多く交通事情が悪い地域については、AIによる自動の小型バス、乗用車による路線を設定することも要望したいと思います。

★ちゅうバスのシルバーパスの適用を(市民の声)

~高齢者が目と鼻の先の距離でもバスを利用しなければならない現実、しかし都度往復200円の料金が~

昨日、「ちゅうバス」に乗る機会があり、その際、目にしたことを愚痴ります。府中駅から四谷循環のルートのバスに乗りました。中河原駅のひとつ手前の住吉保育所前のバス停から杖をついたおばあちゃんが乗り込んできました。乗るのにもしんどそうでしたが、100円を料金箱に投入し、近い椅子に座りました。座ってすぐに降車ボタンを押しました。ということは中河原駅で降りるからに他なりません。直線距離にして500メートルほどです。

何を言わんかというとですね、足が不自由でもなんとか自立しようと生活している高齢者が目と鼻の先の距離でもバスを利用しなければならない現実。その都度100円、往復200円の負担を余儀なくされてる現実です。

涙が出ましたね。人に迷惑をかけぬよう自立をしようと懸命に生きている高齢者の生活に負担を強いている、シルバーパスに理解のない市政の情のなさに怒りを覚えます。この情景を行政は眼をそらせているのでしょうね。市民のための行政は何処に?私がこのようなことから言わんとすることは、 シルバーパスを「ちゅうバス」に適用することが、広い意味で自立する高齢者の生活支援であるということです。自分で動ける喜びを支援してあげたいものです。(以上、市民の方の投稿より)

27 8月

府中市 増加する公共工事の入札不調、辞退を減らすために・・請負事業者支援のために前払金の上限撤廃を(青梅市が公共工事で前払金の上限撤廃へ)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★請負工事前払い金の撤廃・・工事事業者の資金繰りを支援して、受注を促すのが狙い

今朝の読売新聞多摩版で青梅市が、公共工事の請負契約の前払金の上限額を撤廃したと報じています。「最近の物価高騰や人手不足による公共工事の入札の辞退、不成立の増加を受けて」、今回の措置を講じるとのことです。前払金の上限額を撤廃することで、工事事業者の資金繰りを支援して、受注を促すのが狙いとあります。記事によると、多摩地域の自治体で前払い金の上限額を撤廃するのは青梅市が始めてだそうです。

記事では「同市はこれまで、市発注の公共工事の請負金額の前払金の上限額を1億円、工事の進み具合を確認したうえで払う中間前払い金の上限を5000万円と定めていた」そうです。

記事によると、今年度から始まる新学校給食センター建設、市立美術館の大規模改修工事などを円滑に進めるために、今回の措置を決めたそうです。また「複数年にわたる工事については、年度ごとの出来高予定額に応じた前払金と中間前払い金を支払うこともできるようにした」とのことです。

★府中市の公共工事の一般競争入札でも不調、辞退が増加

府中市の公共工事の一般競争入札においても、近年の物価高騰、人手不足を背景に入札業者の不調、辞退が増えている状況です。例えばのケースでは、府中第一中学校(幸町1丁目)の関連工事で、歩道の建設工事が年度内に終わる予定のところ、入札不調により、工事が実施されなかったケースなどがあり、議会でも報告があり、その後、市は補正予算を計上しあらためて競争入札を再度実施した例もあります。

私も一度、この問題については質疑をしたいと思っていましたので、ぜひ青梅市のケースを参考に、府中市にも提案などしたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

★公共工事の入札不調とは(生成AIによる解説から)

「官公庁が公示した入札に対して、入札参加者がいない、または予定価格を下回る金額の入札がなかったため、入札行為を中止することです。入札不調の原因としては、次のようなものがあります」。

①公示された入札が魅力的ではない、②公表された予定価格では事業者の利益が出ない、②公示から入札期限までのスケジュールが短すぎる、③技術要件や納期が厳しく要件を満たせない、④働き手の不足により、利益率の低い工事の入札には参加しない事業者が増えている、⑤労務費や材料費が高騰し、採算がとれない、条件に合わないといったケースも増加している、⑥災害復旧工事やオリンピック関連工事の影響によって、人手不足、資材不足を原因とする入札不落・不調が増加傾向にありました。入札不調が発生した場合、予算の調整や事業のスケジュールを見直す、成果物の部分引渡しで対応するなど、必要な対策を検討します。(生成AIより)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで