13 4月

府中市の憲法講演会に伊藤真弁護士が講師に(5月15日開催)

平成30年度の府中市主催の「憲法講演会」に、弁護士で伊藤塾塾長の伊藤真さんが講師に来ます。タイトルは「憲法ってなに?~だれもが尊重される社会をめざして~」。伊藤真さんは立憲主義を国の憲法の基本とすべきとのお考えの方で、広範な民主勢力の方々とも共同されている弁護士さんです。

府中市のHPとチラシによると「憲法って何のためにあるの?」「自分の生活には関係ない?」「実は日本国憲法がわたしたちの暮らしに密接にかかわっていることを御存じですか?」「憲法の成り立ちやしくみなどの基本的な内容から、人権にフォーカスをあてたお話をしていただきます」と掲載しています。

伊藤真さんは、憲法が国家国民の基本、土台にあることを、わかりやすくお話しされる方です。ぜひ一人もでも多くの市民の方のご参加をよびかけるものです。詳しくは府中市のホームページに掲載されていますので、ご参照ください。

※立憲主義・・政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれていることに依拠するという考え方。法に脚する」という意味合い(ウィキペディアから)

 

日時 5月15日(火)午後2時~4時

会場 ルミエール府中、コンベンションホール飛鳥

定員 90名(応募多数の場合抽選)、対象は府中市民、費用は無料

申込み 4月27日(金)まで(必着)で、はがき、またはメールに、住所、氏名、電話番号を記載のうえ、府中市文化生涯学習課生涯学習係へ

〒183-0056 府中市寿町1-5 府中駅北第二庁舎

電話 042-335-4394 FAX 042-365-3593

メールアドレス  syakyo01@city.fuchu.tokyo.jp

結城りょう

 

08 12月

府中市議会文教委員会に「日本政府に『核兵器禁止条約』へ参加求める意見書の提出についての陳情が否決

今朝(8日)はJR北府中駅であいさつ、午前中は市議会文教委員会に出席。さて今日の文教委員会で、府中市内に住む被爆者のみなさんで構成されている「府中きすげの会」から、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める陳情が提出されました。結果は残念ながら不採択となりました。陳情に賛成は2名(共産党、市民フォーラムの議員)、反対が4名市政会(自民党)、公明党で賛成少数で否決されました。

 

陳情の趣旨説明には、原水爆禁止日本協議会府中支部の前澤清さんがお越しになり、府中市における平和行政に対する取り組みの強化を評価したうえで、府中市議会が陳情採択をすることの意義を説明されました。反対した市政会と公明党の議員も核兵器廃絶の趣旨には賛成としながら、会議への参加については、時期尚早などの理由で反対の意思を表明しました。残念な結果ですが、きすげの会のみなさんとこれからも連帯して、草の根からの運動と戦いは続きます。

 

 

02 11月

府中市の話題2件・・「旧陸軍掩体壕」の内部公開(東京新聞)&「府中市の3小学校で登下校見守るメールの試み」(朝日新聞)

今朝(2日)は京王線東府中駅北口であいさつ。さて、今朝の東京新聞と朝日新聞のいずれも多摩版に、府中市の話題が掲載されているので紹介します。

 

東京新聞は「府中市の史跡『旧陸軍掩体壕(えんたいごう)』、戦闘機の防空壕内部を公開」とあります。11月3日、午前10時~午後4時まで一般公開されます。この白糸台掩体壕は2008年11月に府中市の史跡に指定されています。記事では「内部はかって地面に砂利が敷かれ、戦闘機のタイヤ跡などが残っていた。普段は内部に入れないが、文化の日に限定で公開する」とあります。府中市内に残る貴重な戦跡の歴史です。ぜひみなさん、お越しください。

 

朝日新聞では「府中市の3小学校で試み、登下校見守るルール、通学路に基地局、時間は場所発信」との記事があります。記事によると「登下校中の子どもたちの安全を見守るため、府中市が今月から、『見守りシステム』の実証実験を始めた。通学路沿いの公共施設や住宅に機器を配置し、子どもたちが通過すると、保護者らのスマホなどにメールが届く仕組みだ。市内の3小学校でスタートシ、来年2月末まで実験する」とあります。「市内の若松、四谷、九小の1~3年生900人に端末を配布し、これまで100人の利用申し込みがあったという」とあります。「基地局になるのは、学校のほか、通学路にある『子ども緊急避難の家』や幼稚園、郵便局、公共施設の50ヶ所でスタートし、今後90ヶ所にするとのことです。

 

わたしの子どものころと違って、現代の子どもたちは大変窮屈な感じがしますが、一方で子どもたちを狙った不可解な事件も発生する今日、こうした措置も仕方ないかもしれません。最近は市内の自治会の方々が、ボラティアで児童の登下校時を見守っている様子を見かけます。私もこのメール見守りシステムの実証結果をふまえて、また議会でも取り上げたいと思います。

24 9月

航空自衛隊府中基地で実弾20発紛失・・毎日新聞ニュース

  大変物騒なニュースが昨夜(23日)の23時36分、毎日新聞ニュースで配信されました。それによれば、「航空自衛隊府中基地は23日、小銃の実弾20発を紛失したと発表した」とネット上で流れました。配信では「同基地によると、同日午前10時20分ごろ、同基地に所属する航空気象群が、陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)の射撃場で予備自衛官の射撃訓練を実施しようとしたところ、訓練で使用するため同日朝に同基地から搬入したはずの64式小銃の実弾20発入りの箱一つが見つからなかったという。訓練を中止し、府中基地と朝霞駐屯地で捜索している」と伝えています。

 大変物騒なニュースであり、無事に発見されることを願いますが、もし見つからない場合の処置はどうなるのか。責任の所在はどうなるのか、今後の行方を見守りたいと思います。ぜひ国会でも共産党議員団で取り上げてほしいものです。

またこのニュースを見て思ったのは、昨年に続き今回で2回目となる府中市の入庁3年目の職員研修を、今年は10月4日~6日にかけて同基地で行うのですが、予定どおりに行われるのかという点です。この点、月曜の決算委員会でも確認したいと思います。

 

 

22 9月

朝鮮戦争に従軍、その体験を語る・・元府中市議・三宮克己さん語る(毎日新聞)

今朝(22日)はJR北府中駅であいさつ、終日、市議会決算特別委員会に出席、夜は会議。さて昨日の毎日新聞夕刊に元府中市議会議員の三宮克己さんのインタビュー記事が掲載されています。三宮さんは府中市議会議員を7期務められた方。かって朝鮮戦争に従軍されたことでも、知られている方です。記事では1950年9月15日未明の仁川上陸作戦に言及し「米軍による占領下、日本人船乗りであるのに私はその作戦(仁川上陸)に動員されていました」。「まぶたには黒焦げ死体があった」と語っています。

「(仁川上陸作戦が)もしも反撃されていたら、どれだけ死傷者が出ていたことか。夜が明けて、おそるおそる上陸しました。トーチカ(防御陣地)をのぞくと、男が真っ黒になって死んでいる。朝鮮人民軍の将校でしょう。大柄な男でね。火炎放射を浴びて黒焦げなのに唇だけがピンク色でした」「おれはいったい、何をしてるのか。人殺しの手伝いじゃないか。恐怖心と腹立たしさが交錯し、捨て鉢な気持ちで高ぶっていましたね」と、朝鮮戦争の最前線で戦った経験を生々しく語られています。

三宮さんは、再び朝鮮半島で戦乱を絶対に繰り返してはならないと語ります。自らの体験をもとに語っているだけに、その言葉一つひとつに迫力を感じます。三宮さんは市議時代は平和憲法擁護を掲げて議会で活躍されていた方です。こうした先輩たちの体験を、これからも語り継いでいかなければならないと思いました。