18 12月

府中市 ヤングケアラー実態調査報告書・・来年1月11日にはヤングケアラー啓発イベントも実施へ

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞多摩版に府中市によるヤングケアラーの実態調査に関する記事が掲載されています。記事では「回答した5.4%がヤングケアラーに該当すると推定」されるとし、その3分の1は支援を急ぐ必要があるとしています。記事によると、調査は昨年7~9月に実施、公立小学校5,6年生、公立中学の生徒、市内在住の高校生の計1万7401人を対象に実施。回答率は小学生が71.7%、中学生が65.9%、高校生は10.2%。

記事では「調査結果によると、世話をしている家族が『いる』と回答したのは小学生が15.4%、中学生が7.6%、高校生世代が2.8%。世話の対象は『きょうだい』が3~5割、『母親』が2~3割、『父親』が2割前後。内容は「食事の準備や掃除などの『家事』、『きょうだいの世話や保育所などへの送り迎え』『が出が難しい家族の付き添い』の順が多かった」そうです。

また「4~7割が週3日以上家族の世話をすると回答。平均時間は平日が3~4時間、休日は4~5時間、7時間以上との回答も1割」あったそうです。こうしたことから4~6割が「自分の時間がとれない」「宿題など勉強する時間がとれない」などの影響があるとしています。この報告書は府中市のHPに掲載しています。

★府中市制施行70周年記念 第2回府中市ヤングケアラー啓発イベント「ともに、つながる。」

本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話など日常的に行っている子ども・若者である「ヤングケアラー」への理解を深めるイベントを開催します。
《日時》令和7年1月11日(土曜日)午前10時~午後5時半
《場所》府中市市民活動センター プラッツ6階
《内容》開会式(オープニングセレモニー)、寸劇ワークショップ、基調講演・シンポジウム、「けあばな」トークセッション・交流会、パネル展示など

ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。府中市ヤングケアラー啓発イベント チラシ (PDF:1,518KB)

《申込み》
二次元コードもしくは 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。こちらのフォーム(外部サイト)から事前申込いただけます。
事前申込がない方も当日受付可能です。


二次元コード

《お問合せ先》
一般社団法人ケアラーワークス
〒183-0022 府中市宮西町4-13-4 とりときハウス302
電話:042-309-5130(平日午前10時~午後5時)
メールアドレス info@carers.works

開会式 

府中市長と一緒にオープニングセレモニーを開催いたします
《時間》午前10時~10時半
《会場》第1会議室

寸劇ワークショップ 定員30名・事前申込制 

ヤングケアラーの1日を短い寸劇で、わかりやすくご紹介します
《時間》10時半~12時
《会場》第1会議室

基調講演・シンポジウム 定員60名・事前申込制

《時間》午後2時45分~5時
《会場》第2会議室

基調講演「ヤングケアラーの気持ちが動くとき」 

《講師》澁谷智子(しぶや・ともこ)氏 成蹊大学文学部教授
専門は社会学・比較文化研究
日本において、ヤングケアラー支援にいち早く注目し多数の研究・調査を行ってきたヤングケアラー研究の第一人者
著書多数あり

シンポジウム「ヤングケアラーと共に考えるつながり」

4名のパネラーの他、コメンテーターとして2人の元ヤングケアラーが参加します

「けあバナ」トークセッション・交流会 定員30名・事前申込制

東京都のヤングケアラーや若者ケアラーのための公式LINEアカウント「けあバナ」の相談員たちによるトークライブです
普段は、オンライン上でケアの話をしていますが、トークセッションや来場者との交流会もあります
《時間》トークセッション 午後1時~2時半
交流会 午後2時半~4時(申込み不要・出入り自由)
《会場》第3会議室

パネル展示(常設展示・申込不要)ヤングケアラーに関するパネル展をはじめ、府中市の取り組みや地域の活動をご紹介します
《時間》午後1時~午後5時(出入り自由)
《会場》第1会議室閉会式《時間》午後5時~5時半
《会場》第2会議室

※相談担当:子育て世代包括支援センター「みらい」電話 042-319-0072

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17 12月

府中市 闇バイト トクリュウ「匿名・流動型犯罪グループ」の対策強化を・・自治体で広がるトクリュウ対策(読売新聞)

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

★区内で進む防犯対策の具体化

今日の読売新聞多摩版に「闇バイト」を実行役とした「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)による強盗事件が都内で増えていることをうけ、都内の自治体が対策に乗り出しているとの記事があります。

記事のなかでは、江東区が青色回転灯付きのパトロール車を巡回させ、「巡回コースのメインを大通りから住宅街に変え、交通安全などを訴えていた呼びかけの文言も一新」、「アオパトの活動は毎日午後5~7時」まで巡回しているそうです。

足立区では防犯グッズの購入助成をしてきましたが、予算上限に達したものの、再申請を11月から開始、「対象は侵入盗対策の18品目、窓に取り付ける面格子のほか、侵入者をネットでとらえる防犯グッズも含み、電池式センサーライトなどの無償貸与をもする」そうです。

世田谷区では区議会で「闇バイトの呼称自体が軽い印象を与えるため、呼び方を変えるべき」との意見もでているそうです。

★多摩地域での防犯対策強化のために、東京都が予算を4億円の増額計上

また多摩地域では三鷹市では、10月30日に強盗未遂事件が発生、事件後に住民が行った防犯対策の費用を助成することを決め、来年2月から申請を受け付け、27年度まで実施予定とのことです。「住宅や店舗、事業所で防犯フィルムを窓ガラスに張り付けたりするなどしたケースが対象、1万5000円を上限に費用の半額を助成」とあります。

調布市でも警察署の署員らが防犯講座の回数を増やすなどしているそうです。また「加害者にならないための取りくみ」では、八王子市教育委員会では、全小中学校、義務教育学校の児童、生徒のうち、小学5年以上の約2万1000人が使う学習用のタブレット端末に「闇バイト防止クイズ」を掲出、子どもたちに取り組んでもらっているそうです。

また東京都では街頭の防犯カメラ数が少ない自治体を対象に、導入費用の補助率を引き上げて導入を促進する方針で、「現在、区市町村が防犯カメラを取り付ける際、購入費や設置費の半額(1台あたり上限19万円)を補助。町会や商店街に対しても費用の一部を補助している」とし、「設置台数が少ない市町村を中心に補助率を引き上げ、地域差の解消をめざし、予算要求額は例年から約4億円ふやす」とのことです。

多摩地域では狛江市で殺人事件も発生しているだけに、府中市も本腰をいれた取り組みが望まれます。先日も市議会において他会派の議員さんも、この問題で市の対策強化を質疑要望されていましたが、ぜひ府中市においても「トクリュウ」対策について強化を図るべきだと考えます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

★府中市は日本セキュリティ振興協会、防災・防犯自販協会と協定を締結しています

 令和元年に府中市と一般社団法人日本セキュリティ振興協会及び一般社団法人防災・防犯自販機協会は、自動販売機の設置に加えて防犯カメラを設置することで、その周辺地域の犯罪の予防及び犯罪発生時の犯人検挙に役立たせることを目的に、防犯カメラ等の設置・運用に関する協定を締結しました。 市ではこの協定に基づき、自動販売機及び防犯カメラの設置場所を検討していきます。

主な協定内容

  • 防犯カメラ設置による犯罪の未然防止、防犯活動を普及するための助言・指導
  • 大規模災害発生時の飲料水の無償提供
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17 12月

府中市立小中学校 「第2次府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)」のパブリック・コメントを募集しています(令和7年1月14日まで)

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、市立小・中学校の老朽化対策を計画的に進めるため、令和元年度に策定した府中市学校施設改築・長寿命化改修計画を改定する、第2次府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)を作成しました。⇒ 学校施設改築長寿命化計画案

1,対象者・・・市内に在住・在勤・在学する方
市内に事業所又は事業所を有する個人及び法人その他の団体
この案について直接的な利害関係を有する方

2,資料閲覧場所・・・学校施設課、市政情報公開室市政情報センター各文化センター中央図書館、市役所「おもや」庁舎管理室前

3,意見募集期間・・・令和6年12月16日(月曜日)から令和7年1月14日(火曜日)まで

4,意見の提出方法

・件名「第2次府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)」
・住所
・氏名
・電話番号
・意見をご記入の上、下記のいずれかの方法でご提出ください。

市役所へ持参する場合

★平日(午前8時30分から午後5時15分まで)は、【市役所おもや3階学校施設課】に設置してある「意見受付箱」に投函してください。
★土日・祝日は、【市役所おもや1階西玄関】に設置してある「意見受付箱」に投函してください。

その他施設へ持参する場合

★【市政情報センター】、【各文化センター】、【中央図書館】に持参することができます。
・各施設に設置してある「意見受付箱」に投函してください。
・閉館時は受付できません。

オンラインで意見を提出する場合

郵送で提出する場合

〒183-8703 府中市宮西町2丁目24番地 府中市 教育部 学校施設課まで送付してください。ファクシミリで提出する場合 042-334-0946まで送付してください。

★注意事項・書式は自由です。・個別回答は行いません。・電話、口頭によるご意見はお受けできません。※担当課 学校施設課 電話:042-335-4280

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16 12月

府中市 小中学校 サポートルームってどんな場所?・・不登校児童生徒への支援策としての、子どもたちの居場所

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、不登校児童・生徒等への支援の一環として、令和5年度から、各学校において、校内で別室指導を受けることができるように「サポートルーム」を設置しています。

★児童・生徒一人一人の心に寄り添い、落ち着いて過ごせる「居場所」としてのサポートルームをめざす

学習の保障や教室復帰だけを目的として、児童・生徒に負荷をかけてしまうのではなく、まず、「居場所」として安心して過ごせるように、児童・生徒の抱えている「悩み」や「不安」を理解し、その気持ちに寄り添った対応をすることを大切にして支援をしています。そのため、パーテーション等で空間に仕切りを作り、個別学習スペースを作る・グループで学習したりコミュニケーションがとれたりするスペースを作る・クッション等を配置してリラックスできる環境を整えるなど、児童・生徒のニーズに応じて環境を調整できるように工夫しています。

学校の施設や利用する児童・生徒の教育的ニーズに応じて環境を工夫するため、各学校により若干の違いはありますが、児童・生徒一人一人の心に寄り添い、落ち着いて過ごせる「居場所」となるように心掛けています。(教育委員会のHPより)

下記のリンクからリーフレット「サポートルームってどんな場所?」をご覧ください。⇒ 各学校のサポートルームとは

★府中市教育委員会ではサポートルームへの支援対策として、2億5590万を計上(ゆうきりょうの議会質疑から)

府中市の令和6年度予算のなかには、学校に登校することはできるが、何らかの理由で教室に入れない児童、生徒の社会的自立および、集団への適応を図るため、令和5年度から設置したサポートルームを拡充する内容の予算が組まれました。※学校経営支援事業費予算・・2億5590万円

私もこの間、議会においてサポートルームについては複数回質疑をし、複数の議員さんも要望をされてきました。また高野市長の選挙公約のなかにも、サポートルームの充実があげられていました。府中市は情緒障害の児童のための固定学級を創設する方針がないため、せめてサポートルームについては、その充実を求める声があります。以下、昨年12月議会でのサポートルームに関する質疑について、掲載します。

●ゆうきりょう質問1 教育委員会は各校のサポートルームの調査、把握をしているか

★市の答弁→サポートルームでの指導を充実させるため、利用人数や支援内容などについて把握し、成果の上がった事例を紹介する資料を作成、学校に周知するなど各校における指導の充実につなげている。

●ゆうきりょう質問2 各校のサポートルームの運用改善の具体策は検討しているか?

★市の答弁→スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと連携して、様々な角度から支援の充実を図ることが必要。教育委員会では、生活指導主任会やスクールカウンセラー連絡会など様々な機会をとらえ、サポートルームの成果と課題を把握するよう努め、指導の充実を図る。

●ゆうきりょう質問3 各校のサポートルームにおいて、学習の課題、児童の興味、関心にあわせた探求のための学習の選択を求めたいが

★市の答弁→サポートルームの指導では、児童生徒の関心にあわせ、補充学習、タブレット端末を活用した調べ学習を行うなど、画一的な学習内容に取り組ませるのではなく、児童生徒の一人ひとりのニーズにあった様々な学習に可能な限りに対応している。またサポートルーム設置の趣旨に基づく指導が、各学校で確実に行われるよう、指導していく。

●ゆうきりょう質問4 不登校、いじめ緊急パッケージの重点対応策の1つとして、環境に配慮したサポートルームの常設ができるよう、登録者がいるサポートルームからユニバーサルデザインとして常設できるように検討を求めたい。

★市の答弁→各校のサポートルームでは、教室環境などに様々な配慮しており、日々の予定の掲示、バーテンションを設置して落ち着く環境や個々の興味、関心に応じた取り組みに集中できるような環境を作ったりするなど、ユニバーサルデザインや合理的配慮の視点を踏まえた環境整備に努めます。

●ゆうきりょう要望 ⇒ サポートルームで過ごす目的、見通しが明確にならなければ、家から出ることが困難な児童もいます。学習という目的では、家から出られない児童も多数います。そこで、サポートルーム内で児童の達成感を増やすような、様々な取り組みを求めたい。子どもたちの自己達成感、スモールステップから達成感を得られるような、具体的な取り組みを検討できないか。また多職種連携を求めたい.

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

 

16 12月

(東京)府中市 「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」・・文科省が補正予算に不登校特別支援策を盛り込む、200自治体で体制強化へ

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

先日の新聞報道、ネットニュースにおいて、「不登校児童生徒の保護者を支援 文科省、200自治体で体制強化へ」との記事がありましたので、紹介します。

★文科省が200の自治体に不登校支援の相談窓口、保護者への情報提供、専門家の配置など支援

不登校児童生徒が過去最高を記録するなか、不登校に悩む保護者への相談支援体制を強化するために、「文部科学省は全国200自治体を対象に、相談窓口の強化や保護者への情報提供といった取り組みへのサポートに乗り出すことを決めた」とのことです。内容は①各自治体の事情に応じて相談窓口に専門家を配置したり、②保護者学習会を開いたりする取り組みを選択できる事業で、文科省は今臨時国会に提出される補正予算案に必要な予算を盛り込み、成立し次第、希望する自治体を募るとのことです。

同記事によると、文科省が10月末に公表した2023年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果によると、全国の小中学校の不登校の児童生徒数は34万6482人に上り、11年連続で過去最多を更新した。「文科省の児童生徒課によると、不登校の児童生徒の約4割は学校内外の機関で専門的な相談や支援を受けていないなど、保護者に十分な情報が提供されていない状況も明らかになり、早急に支援体制を強化することが課題」とされていたとのことです。

★相談支援体制構築事業、広報提供の体制など1億円の予算計上

また文科省が新たに始める「保護者等への相談支援体制構築事業」では、①保護者への相談支援、②保護者を対象にした学習会の実施、③広報提供体制の整備、④不登校支援に関する情報等の検討の4つのメニューがあり、自治体が事情に応じて選択することができるそうです。

保護者への相談支援では、①教育事務所などが保護者から相談を受ける際、公認心理師などの専門家や不登校経験のある児童生徒の保護者を配置するなど、適切な助言ができる相談体制づくりを支援する、②学習会の実施では、学校内外の学びの場や相談先など適切な情報を伝える保護者学習会を開くために必要な費用を支援する。

広報提供体制の整備では、①保護者に支援機関や相談先など不登校支援に関する情報を効果的に伝えるため、ホームページの改修や新たにチラシなどの作成を支援するほか、②広報内容の充実に向けて有識者から助言を受けるための費用を補助、③不登校支援に関する情報等の検討では、各自治体で保護者への相談支援体制強化に向けた検討会を開く際の費用を支援する。

★1自治体につき220万ていど、3分の1を国が補助

事業内容については、1つの自治体当たりの事業費は220万円程度、3分の1を国が補助し、残りを都道府県や市区町村に負担してもらう。今年度補正予算案に1億円を盛り込み、予算成立を受けて希望する自治体を募る方針とのことです。

ニュースによると文科省児童生徒課は「23年にまとめた『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策』(COCOLOプラン)では不登校の児童生徒の保護者への支援を明記している。学校に行けない子どもとともに、情報不足で孤独になりがちな家族もしっかり支えていきたい」とコメントしています。

~今回の文科省による制度について、ぜひ新年度の市議会でも質疑要望などを行い、教育委員会にも同制度への応募など要望したいと考えています(府中市議、ゆうきりょう)。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp