10 3月

府中市役所の職員の54%が非常勤職員、その賃金は?

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中革新懇ニュース、3月15日号において府中市の職員の状況について掲載されています。これは東京春闘共闘会議(東京の労働組合の春闘で共闘している組織)が1月30日、府中市と懇談、その際ディーセントワーク、公共事業従事者の賃金、労働条件などで議論しました。懇談のなかで府中市の職員総数は2844人、そのうち臨時・非常勤の非正規職員が1545人で54%を占めていることが明らかになりました。また非正規職員の賃金は東京都の最賃である1013円に7円上乗せの1020円であるとのことです。

 

府中市の場合、非正規職員の時給は2008年時においては、東京都最賃に84円を上乗せしていた時期がありましたが、2012年に就任した高野市長以後は、「他市横並び」として、一気に上乗せをゼロとして、その後も端数切り上げにとどまっています。

 

時給1020円の場合、1800時間フルタイムで働いても年収は180万円です。まさに「官製ワーキングプア」ではないでしょうか。「同一労働、同一賃金」とかけ離れている実態と言えます。東京春闘共闘では早急な改善を求めました。(府中革新懇ニュース、2020年3月15日号より抜粋)

10 12月

府中緊急派遣村が今年も(2019年)、「年末困りごと相談会」を開催します!

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

「格差と貧困」社会と言われて久しいわが国の状況ですが、年末には全国各地で炊き出しや街頭相談会が開催されています。そんななか、府中市でも府中緊急派遣村の方々が、今年も府中公園において、「年末困りごと相談会」を開催します。

 

子育てや家庭での困りごと、解雇や仕事などの労働相談、生活相談など一人では解決できないことについて、専門家や弁護士さんが街頭で相談を受け付けています。秘密厳守で無料の相談会です。また当日は、炊き出し(ごはん、カレー、牛丼、野菜汁)も用意されています。「ひとりで悩まず、まずはご相談を」をキャッチコピーに、派遣村のスタッフの方々が丁寧に対応されます。

 

私も府中緊急派遣村の方々とはお付き合いをさせていただいていますが、派遣村の方々のおかげで、本当に多くの方が救われているのを目にします。ぜひ私も議員の一人として、これからも連帯して活動させていただきたいと思っています。

 

開催日 2019年12月14日(土)午前10時から午後3時まで、(炊き出しは正午から)

 

場所 府中公園

12 9月

府中市でも、ひきこもり中高年支援策の強化を・・東京都が中高年ひきこもり支援で協議会設置へ

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(9月12日)の毎日新聞多摩版に、東京都が中高年のひきこもり問題への対応で「当事者団体や学識経験者が集まって、支援の在り方を議論する協議会を設置する」という記事があります。また「同協議会ででた意見を20年度予算にも反映させるとあります。

 

この協議会には「当事者団体のNPO法人、一般社団法人の代表や委員が出席する」とあり、大学教授や地域福祉関係者も参加して、2ケ月に一度のペースで議論するとのことです。記事では小池都知事は「年齢によらず、切れ目のないきめ細やかな支援にむけ、当事者と家族の状況に応じた支援の在り方について、広く意見を伺う」としています。

 

先日の府中市議会一般質問においても、他会派の議員の方がこの問題について取り上げていましたが、府中市においては、東京都が実施している「東京都ひきこもりサポートネット」の事業の訪問相談の受付業務を行っているにとどまり、市独自の施策はまだありません。府中市も今回の東京都のように、市でも協議会などを設置してぜひ支援策の強化をはじめ、ロスジェネ世代(現在の30代後半から40代前半ぐらいの世代)については、正規の仕事につけず、ひきこもりが他世代と比較して多い世代です。このロスジェネ世代の対策ともあわせて、ぜひ市にも支援策を要望したいと思います。

 

※「東京都ひきこもりサポートネット」の事業の連絡先

電話 03-6806-2440

 

★結城りょう 街頭市政報告&相談会

(朝)6時前から8時まで 月曜・・西武線多摩駅、火曜・・府中駅北口デッキ、水曜・・東府中駅北口、木曜・・府中駅北口デッキ、または西武線多摩駅、金曜・・JR北府中駅歩道橋 ※雨天時は中止の場合あり

(夕方)毎週2~3回、16時前後から17時前後まで 場所は府中駅周辺、今後はスーパーライフ東府中店付近も予定

※生活相談、法律相談、行政相談などありましたら、結城りょうにご相談ください。結城携帯 090-4136-7642  ホームページ検索→ 結城りょう

 

23 7月

府中市では「こころといのちの相談・支援」の窓口を開設しています

府中市議会議員の 結城りょう です。 HP検索→結城りょう

 

今のわが国では、「人を生産性」ではかるような風潮を感じます。学校、会社、また家庭においてすら「人が生産性」で図られるような風潮を感じるのは、私だけでしょうか。それは「ストレス」社会「人を使い捨て」にする社会でもあるのではないでしょうか。

 

府中市では、市役所とあわせて関係機関とも連携し、現代のストレス社会において多くの悩みや不安を抱える市民の方にむけた相談窓口を開設しています。「心の悩み・健康相談」「高齢者・介護」「労働」「子育て」「生活」など多面的な相談に対応する窓口を開設していますので、ぜひご活用ください。

 

府中市では、そうした市民の方への相談窓口一覧のミニパンフにおいて以下にように記載しています。

 

「もう、ひとりで悩まないで あなたの気持ちを聴かせてください」「日常生活には様々なストレスがあります。適度なストレスは生活にハリが出て生活の充実にもつながりますが、ストレスや心配事が大きすぎたり長引いたりすると身体やこころに変調をきたします。一人で悩みより、誰かに相談することで、気持ちが軽くなることがあります。一緒に考えましょう」。

 

結城りょう

02 7月

府中市も就職氷河期世代の職員採用を・・宝塚市で実施

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

朝日新聞デジタル版に、兵庫県の宝塚市が就職氷河期世代とされる、30代後半から40代半ばの人を対象に、職員の採用試験を今夏に実施すると報じています。記事では「就職氷河期世代は不景気のもとで、新卒時に正規雇用の道を閉ざされ、現在も非正規雇用で働いている人が多い。行政機関が率先して安定した働き方を提供する狙いがある」。

また宝塚市の中川智子市長も「人は生まれてくる時代を選べない。就職氷河期世代は『大変なときに生まれて苦労したね』で済ませることはできない」と理由をのべた」とあります。ちなみに宝塚市が職員募集をするのは、事務職員3人、1974年4月2日から1984年4月1日生まれで高卒以上、職務経験に関する条件は課さないとのことです。

 

私も5月30日付きブログ「府中市のロスジェネ世代はどうなっているのか」で書きましたが、国も就職氷河期世代が今の状態で続いた場合、その多くが将来生活保護世帯になり、多額の国費がかかるととして、厚労省もこの世代の就労対策を講じることを決めています。またこの参議院選挙でもこの就職氷河期世代の救済支援を公約にかかがる政党もあります。

 

私もぜひ国の動向もふまえ、府中市も人材活用という観点から宝塚市の施策を参考にしてほしいと願います。一度取り上げてみたいと思います。ちなみ宝塚市と府中市は災害協定を締結している間柄でもあり、大いに期待したいものです。