13 2月

府中市でも、ひきこもり支援策でインターネット「メタバース」の活用を・・江戸川区がひきこもり支援でネット上に「居場所」開設

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

昨日(2月12日)の毎日新聞東京版に江戸川区がひきこもり当事者への支援策として、インターネット上の仮想空間「メタバース」に居場所を開設、交流会を実施するとのことです。

★(ひきこもり当事者が)なんとか一歩をでる後押しをしたい」(江戸川区の斎藤区長)

記事では「年間6回開催する予定で、当事者はアバター(分身)で参加、外出や対面でのやりとりが難しい当事者の『最初の一歩』を促す狙いがある」「交流会は実際の会場で開催し、同時にメタバースからも参加できるようにする」とあります。なおこのメタバース空間はNPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」のものを借りて開設、顔や名前をだすことに抵抗がある人でも利用しやすい環境とするそうです。

記事にもありますが、江戸川区は21年度に実施したひきこもりの実態調査では、不登校含めると区内に9000人を超える当事者がいるとのことで、同区の斎藤区長は「メタバースをやることですべて解決するとは思っていない」とする一方で、「(ひきこもり当事者が)なんとか一歩をでる後押しをしたい」と語ります。開催要綱については同区の広報で掲載するそうです。

私も府中市への予算要望のなかで、ひきこもり支援策について具体的な策を要望していますが、府中市の回答は今一つです。今後はこうしたネットを活用した支援策についても、ぜひ提案していきたいと思っています。

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09 1月

府中市の清掃収集事業所でも女性の雇用促進、職場PRを・・足立区の清掃事業所が女性従業員の雇用の検証と促進を図る(朝日新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝(1月9日)の朝日新聞多摩版に、足立区の清掃事業を請け負う企業が、女性だけのごみ収集作業チームを結成、検証を行っているとの記事があります。記事によると女性チームを結成したのは、都内23区の清掃事業を請け負う社団法人、東京環境保全協会会員の都清掃、白井運輸、小早川運輸の3社とのこと。この3社が清掃車の運転手1人、作業員2人の女性職員で構成、昨年11月28日から12月10日まで燃やすごみの収集にあたり、作業内容や課題について足立清掃事務所が検証、今後の事業展開に活用するそです。

★女性チームのごみ収集を通じて、清掃収集の業務を検証する

記事のなかで足立清掃事務所は、「女性チームのごみ収集を通じて、清掃車の運転技術や集積所での住民とのコミュニケーション、住民の反応などを検証、作業内容の改善にいかす考え」とあります。同事務所所長は「清掃業界の人材が不足するなか、多様な人材や働き方を取り入れることにつながれば」と話しています。ちなみに記事によると、23区の清掃事業の請負会社50社に約4000人の社員がいるなか、うち女性は5%の約200人で、年々増えている傾向とのことです。「同協会は『女性も働ける職場』としてPRしたい」としています。

★真の男女共同参画を府中市でも実現してほしい

一般的に清掃収集などの業務は、男性の仕事だと思われますが、そうした「価値観」、先入観を除いて女性の作業チームを編成して、女性の雇用を呼び込もうという試みは大変評価できるのではないでしょうか。こうした試みをぜひ府中市においても、官民が協力しあって行うことは意義あることではないでしょうか。「男女共同参画宣言」という理念を建前ではなく、実行あるものにするべきと考えます。ぜひ議会でも提案したいと思います。

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06 11月

府中市の中学校でも性的少数者の生徒に、配慮し寄り添う教育環境を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(11月6日)の東京新聞一面に「性的少数の生徒、学校生きづらい」「5人に1人が中学不登校」との見出しで記事が配信されています。

★(性的少数者の)中学生の当事者の5人に1人は不登校に

この記事では「支援団体によると(性的少数者の)中学生の当事者の5人に1人は不登校になった」とのことです。記事では性的少数者の方の話として、女性に生まれたものの、女性としての身体を受け入れることができなかったこと、また学校からも理解がされなかったことなどの体験がつづられています。「学校の書類に性別記入欄があると書く手がとまる。『何で普通に生きないの』『男なの?女なの?』といった心ない言葉に傷つき、『いじめられるのでは』との恐怖を感じた」とあります。一方でカミングアウトした後、学校の仲間から共感が寄せられたことで、生きる自身を取り戻したことも語られています。

★「自殺意識調査」(日本財団)と比較すると、自殺願望の割合は性的少数者の方が4倍高い

記事によると、NPO「ReBit」が公表した調査では「この1年で不登校を経験した性的少数者は、中学生が22%、高校生が15%」となり、20年度より中学生が5倍、高校生が11倍になっているそうです。また「自殺意識調査」(日本財団)と比較すると、割合は性的少数者の方が4倍高いとの結果があるとのことです。

文科省も性的少数者に対する学校での、きめ細やかな配慮を求める通知を2015年に発出しているとのことですが、「学校現場で通知の認知度は年々下がっているように感じる」(通知の作成に加わった方)とあります。

この記事にあるような傾向は、府中市の学校現場でも同様だと思われます。府中市は多摩地域で先駆けて「性的少数者のパートナーシップ宣誓制度」を実施した自治体でもあり、学校現場においても配慮ある施策を、率先して実施すべきです。今後もぜひ、議会でも取り上げていきたいと思います。

※府中市パートナーシップ宣誓制度の手引き ⇒ sennseitebiki3

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07 8月

府中市の再犯防止計画について、受刑者が社会復帰できる手だてのために施策の充実を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。8月29日から開会予定の府中市議会での一般質問で、私は「府中市の再犯防止計画に関する施策」について質疑をする予定です。府中市には、国の再犯防止推進法に基づき、犯罪をした者などが地域社会の一員として円滑に社会復帰することができるよう、国、東京都、民間支援機関等と連携し、必要な取組を推進、市民が安全で安心して暮らせる地域づくりを行うため、市独自に再犯防止計画が策定されています。この計画について、具体的な施策について質疑予定です。

★受刑者が出所後の生活基盤を保障するために

この質疑に関係して、私は以前、ラジオフチューズの「刑務所ラジオ」に出演させていただきました。その際、この番組の制作者で司会を務められている塩田さん(人権監獄センター)から、出所した受刑者のその後の生活について、行政としても支援できないものかと考えました。

インターネットの「弁護士ドットコム」で塩田さんは、「以前に、刑務所を出所したばかりの人の支援をしたことがあった。『その方は身寄りがなくて、頼れる友人や知人もまったくいない状態だったので、出所後の住居の確保や、生活保護の申請のお手伝いをしました』。その過程で、塩田さんは、事件を起こして逮捕され、起訴、裁判、収監されてしまうとどんなことが起こるかを知ったという。『たとえば、アパートで一人暮らしの人が、いきなり逮捕されて、保釈されないまま刑が確定して刑務所に入っちゃったら、アパートの家賃は滞納されたままになり、大家さんや管理会社にしてみれば、いわゆる【飛んだ】状態になるわけですね』。

★受刑者の社会復帰できる手だてを支援するために

「出所後、アパートを借りようと思っても、以前の家賃滞納が解消されていないので、いわゆる『ブラックリスト』に入っていて新規の契約ができない。持ち物や家具も全部処分されてしまって、何もない状態。家族や頼る人がいればまだしも、身寄りのない人にとっては、社会に復帰しようと思っても手立てさえない状態ということもあるんです」と語られています。

この府中市内には府中刑務所というわが国で一番古い矯正公共施設がありますが、だからこそこの府中市における再犯防止計画は特別の意義があるのではないかと考えました。今後とも再犯防止の関係に少しでもお役に立てればと思っています。(一般質問は8月30日を予定)

 

19 5月

府中市の小中学校でも国と連携してヤングケアラー支援策を・・厚労省が学校、自治体向けにヤングケアラー支援手引き作成

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の朝日新聞に、大人にかわって日常的に家事や家族の世話をするヤングケアラーに関し、厚労省は学校や自治体などが連携支援するためのマニュアルを公表したと報じています。

記事では「主体となるコーディネーターを配置することを提言。ケアラーのこどもの早期発見にむけ、問題への理解を深めるのも重要」と解説。また現場での事例を紹介し、「担当者が多いと全体方針がぶれる恐れがあり、素早い情報共有も難しくなることから、支援計を立てて役割分担を明確にすべき」と強調。本人や家族の考えを尊重しながらサポートし、「行政だけでなく地域全体で見守ること」についても指摘しているとのことです。

府中市議会でもヤングケアラーの問題について取り上げる議員さんもいるように、全国的な課題にもなっていただけに、厚労省も動き始めました。

子どもたちはなかなか本音が言えないものです。このあたりを学校関係者がいかに内情を察して、きめ細やかな対応策ができるかではないでしょうか。また教員だけでなく、地域やヤングケアラーに寄り添う方の存在を育成できる、自主的な地域サークルなども期待されます。今後の動向を注視したいと思います。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。