19 6月

府中市 ひきこもり支援 超党派の国会議員が、ひきこもり支援で議員立法化へ(朝日新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属、3期目)の ゆうきりょう です。

★アウトリーチ型などの、ひきこもり相談支援など、超党派で立法化へ

先日の朝日新聞で、ひきこもり支援体制の強化として、自民党の議員連盟が、「アウトリーチ型」の相談支援や専門人材の確保などの施策を盛り込んだ議員立法を、超党派で立法化する方針を示した、との記事があります。

記事によると、自民党議連の骨子案では「(ひきこもりについて)生活を円滑に営むうえで困難を有し、家庭にとどまるなどして、他者との関わりが希薄な状態、その他の生活で孤独を覚え、または孤立している状態にある者」と定義し、基本施策としては、①啓発活動などによる理解増進、②アウトリーチ型の相談支援、③ソーシャルワーカーや医師といった専門人材の確保、④支援ためのマニュアル策定、⑤自治体や民間団体への支援、⑥実態調査などの調査研究などをあげています。

★15~64歳で約50人に1人が、ひきこもりへ

記事では「内閣府の23年度調査では、ひきこもり状態にある人は、全国の15~64歳で146万人と推計され、約50人に1人が該当する結果」とし、「ひきこもり状態となってからの機関は、約半数の人が3年以上で、2割を超える人が7年以上だった」とあります。また同記事によると、支援をめぐっては自治体向けに厚労省が新たにハンドブックを作成する方針とのことです。

★江戸川区が独自のひきこもり実態調査をもとに、施策実施へ

以前、読売新聞多摩版に「ひきこもり 届かぬ支援」との見出しで、コロナ禍において「ひきこもり」の実態が見えにくくなっている状況について記事を掲載しています。

この記事によると、厚生労働省は「ひきこもり」実態調査や相談窓口を開設する自治体をサポートする事業をしているが、昨年度に補助金を利用したのは都内62区市町村のなかで10自治体にとどまっているとのこと。「江戸川区は『把握できていないということは、適切な支援に結びついていない可能性が高い』として、同事業を推進しているそうです。まだ江戸川区では「区では全世帯の課税記録から、ひきこもりの可能性があると判断した18万世帯に対してアンケートを郵送して実態調査をした」とのことです。

★府中市においても、8050問題などで、ひきこもりの具体策を求めたい

この記事にもありますが、「8050問題」ということが懸念されていますが、コロナ禍で保健師らによる外部接触ができない事態となっており、こうした課題が潜在化してしまうとあります。記事では「高齢の親からの相談増」として、「自分(高齢の親)がいなくなったら子どもはどうなるのか不安だ」という問い合わせが、自治体にも増えているそうです。

府中市においても「ひきこもり」対策について、ぜひ東京都の事業を活用して、積極的にアプローチしていくことを要望したいと思います。記事にもありますが、「ひきこもり」は誰にでも起こる問題です。社会が複雑化するなかで、ストレス社会となっている今日、行政が民間の力も活用しながら、課題解決のためにできる施策を提案したいと思います。※「8050問題」・・80歳代の親御さんが50歳代のお子さんを世話する家庭の課題

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13 6月

府中市 行政サービスに女性目線を・・江東区が専門チーム発足へ 防災、公共サービス全般に女性の視点を

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★江東区長の肝入りで女性職員の専門チームが発足

先日の朝日新聞に防災や防犯などの施策に女性の視点をいかすために、江東区が女性職員によるチーム「プロジェクト・スマイル」をつくり、初会合を開いたとの記事があります。記事では「入庁1年目から7年目の若手で、各部署からの16人が参加。『防災』『安心して暮らせるまちづくり』『公園・道路・トイレなどの公共設備』について、女性への配慮が欠けているものや、加えるべきサービスなどを議論する」とし、議論の成果は施策へ反映するとしています。

記事によると、現在、江東区の女性管理職は14.8%、大久保区長の肝入りでチームが結成され、大久保区長は4月定例会で「能登半島地震の被災地の避難所では、備蓄品の種類など女性への配慮が必要な改善点が複数あった」「女性視点のフィルターを通すことで、区の事業をより有効なものにしていきたい」と話されています。

★府中市でも審議会に女性登用の増加を目指す取り組みも

府中市においても、審議会での女性登用を促進するために、市にデーターバンクを創設しています。数年前の読売新聞の記事では、府中市では市の付属機関である審議会などに女性が参画できる環境を整備するために、「府中市女性人材データーバンク」を創設、30人程度のメンバーを募集しているとしています。この記事では現在、市にある56の審議会には委員数計832人のうち、女性は281人、登用率は約34%とのことです。記事にありますが府中市は女性委員の登用を40%以上を掲げているが、伸び悩んでいます。市としては当面40%以上の登用をめざしています。

★ぜひ防災委員のなかに女性登用を増やすべき

私も以前、議会で市の防災委員のメンバーに女性の多数登用を提案したことがありますが、こうした試みは評価できるのではないでしょうか。自治体の審議会委員というのは「敷居が高い」存在であり、一般的には馴染みがありません。しかし行政の側がこうした「壁」を低くして、募集をすることで少しでも女性の審議会メンバーが増えることは、積極的な姿勢で評価できます。ぜひこうした施策について、行政を後押しする立場で提言などしていきたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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13 3月

(府中市)虐待情報 即時警察へ  東京都の児童相談所が新しいシステムを導入へ(東京都議会)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞多摩版で、昨日の都議会において、都は児童相談所が把握した虐待情報を警視庁に即時、提供するシステムを新年度から導入すると発表しました。これは都議会予算特別委員会において、菅原直志都議(都民ファーストの会)の質問に答えたもの。記事によると「都の児相から警視庁への情報提供は現在、緊急性の高い事案を除き、月1回にとどまっている」とのことです。

また府中市においても、平成31に警視庁府中警察署との間で、「児童虐待の未然防止と早期発見に向けた情報共有等に関する協定」を締結しています。この協定締結により府中警察署と一層緊密な連携を図ることができるようになり、児童の安心・安全の確保と、児童虐待の未然防止、早期発見に努めています。

協定の内容

1 個別検討会議等における情報共有
2 警察から子ども家庭支援センターへの照会
3 子ども家庭支援センターから警察への照会

児童虐待については、府中市でも数年前に疑われる事件が発生し、マスコミでも取り上げられたことがあります。児童虐待の未然防止については、数年前の目黒区で発生した事件でも教訓となり、自治体間の児童相談所の連携も課題となっています。すでに東京都にはこども虐待防止条例が制定されていることから、府中市においても同様な条例が必要ではないでしょうか。

最近の児童虐待は容易に子どもを、死に至らしめる事件が発生しています。私たちの身近な地域社会から、こうした幼児虐待の芽をつむためにも、さらなる地域住民、行政との連携が重要と考えます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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21 2月

(府中市)東京都がカスハラ防止条例を制定へ・・府中市でもカスハラ防止策を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今日の東京新聞一面に東京都が顧客による暴言や理不尽な要求などの迷惑行為「カスタマーハラスメント」の防止条例を制定する方針を固めたとあります。こうした条例は全国で初のことだそうです。記事によると、都は昨年10月以来、経済団体や労働団体の代表、学識経験者などから構成するカスハラ対策部会を設置、罰則規定については消極的な意見が多数であったものの、条例制定が有効との意見で委員が一致したとのことです。

★民間労組、自治体労組の職場におけるカスハラ調査が反映

記事では民間労組の最大産別のUAゼンセンによるカスハラ調査や、自治体職員に対するカスハラについても自治労が調査し、こうした調査結果が反映されたとあります。記事のなかで「過去3年でカスハラを受けた自治体職員」の調査結果もでており、①日常的に受けている 3.7%、②時々受けている 42.3%、③自分ではないが職場で受けた人がいる 30.3%、④受けたことはなく職場にもいない 22.8% という結果が公表されています(調査は2020年の自治労より)。

★罰則規定は難しいが、抑止効果はある

記事では関西大学の池内教授によるコメントがあり、「東京都の条例が全国の自治体にも波及することも想定される」「従業員保護の観点からは罰則を設けるほうが望ましいかもしれないが、客を『犯罪者』と扱うことは、企業側に戸惑いも生じかねない」「罰則なしの緩やかなガイドラインのほうが、客に『それ以上はカスハラです』と忠告しやすく、結果的に抑止効果があるのではないか」と指摘されています。

私もカスハラ対策は必要だとは思っていました。とくに市役所では住民からのカスハラで職員の方が苦労されていることは、伺っています。民間職場ではさらにひどいと思います。今回の都の条例制定という方向性をうけて、ぜひ府中市でもカスハラ対策について、取り組むべきであり、議会としても行政を後押しする必要があると感じています。(府中市議 ゆうきりょう)

※カスハラとは(東京新聞記事より)・・客や取引先が立場を利用して従業員らに暴言を吐いたり、商品、サービスに不当な言いがかりをつけたりする迷惑行為を指す。従業員が心身に不調をきたして離職に追い込まれるなど社会問題になっている。厚労省も22年に企業向けの対策マニュアルを作成した。

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20 2月

(府中市)ひきこもり就労支援の強化を求めたい・・国立市が体験就労先を探す

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞多摩版に国立市が新年度予算案で、ひきこもり状態の人たちが、就労体験できる取り組みを強化するとの記事があります。記事では「就労しやすい意欲のある人たちが働きやすい環境をつくり、自立を促すことが目的で関連予算694万円を盛り込む」とのことです。

★就労して社会に貢献したい思いを行政がサポート

記事では「市はこれまでも支援をしてきた。引きこもり状態の人がスマートフォンの操作に不慣れな高齢者に対してワクチン接種の予約をサポートしたり、在宅療養者に配る支援物資を梱包する作業を担当したりした」とあります。

一方でひきこもり状態の人のなかには「社会に貢献したい気持ちが強い」「自分の特性を理解してくれる場所で就労したい」という思いをもつ人がいるため、活動の場を広げることとしたとあります。こうした状況をうけ国立市は社会福祉協議会と協力し、就労体験先をマッチングさせる事業を5月からスタートさせるそうです。

「具体的には、社協が就労体験先の企業や社会福祉法人などを探し、できる業務の内容などを提案する」とし、「社協は市に対して、受け入れ企業などの情報提供し、市は受け入れ先と派遣する人の調整役を担当する」としています。

勤務が決まった人については、最初は市の職員が付き添いながら、週に1回、短時間働き、その後、時間や勤務日数を増やしていくそうです。また市としては、利用者が将来的に市内の企業などに就職してもらうことを期待しているとあります。

私も過去に予算委員会で市による、ひきこもり就労支援について要望したことがあります。担当課は生活援護課なのですが、ひきこもり就労支援にまで手が届かないような様子を、答弁から伺いました。私はひきこもり支援策は大変重要であると考え、ひきこもり状態の人が一人でも多く社会とのかかわりを感じて、自立して生活できる社会をサポートすることが、政治や行政の役割だと思っています。ぜひ国立市の施策について、一度研究したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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