21 3月

狛江市長のセクハラ疑惑、解明進まぬ訳は(朝日新聞多摩版)

今日(21日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑の速報が掲載されています。記事では、なぜ議会において解明が進まないのかについて、分析されています。1つは市長が心当たりがないなどと「とぼけている」こと、2つめは議会内の会派の足並みがそろわないことをあげています。とくに自民党・明政クラブが3月5日の本会議で疑惑をただす予定が流れたこと(欠席した)の不可解性について言及しています。平成30年度の予算案じたいは、賛成10(自民・明政クラブ、公明、無会派)で可決する見通しとのことです。

【狛江市民のために真相解明を求めたい】

この間のマスコミ報道を見ると、ようするに市長支持派の会派の政局の思惑で真相解明が進まないことは、ほぼ明白ではないでしょうか。でなければ、高橋市長がもしセクハラの事実がなければ正々堂々と議会で主張すれば良いわけで、市長支持派の会派も正々堂々と議会で真相解明を進めれば良いわけです。いずれにしても今回の問題で、私は一番恥ずかしい思いをしているのは、狛江市民のみなさんだと思うわけです。共産党狛江市議団のますますの頑張りに期待したいものです。

16 3月

内部文章は『公文書』セクハラ疑惑、狛江市長が答弁(朝日新聞多摩版)

今朝(16日)の朝日新聞多摩版に、狛江市長のセクハラ疑惑について、狛江市議会における、審議の様子が報道されています。報道によると高橋市長は「私文書」と主張してきたセクハラ相談に関する市の内部資料について、「公文書」であると認めたとしています。記事では「公務員が職務上、行使目的でうその文章を作ったり書き換えたりすると、刑法に触れる恐れがある。疑惑の解明は今後、原則として資料は正しいとの前提で進むことになる」と報じてます。これにより、高橋市長が主張してきた「(内部文章の)信頼度という点では問題がある」との主張は覆さることとなります。また「市のハラスメント防止指針は、職員の虚偽の相談や苦情を禁じている。資料には『口をつけたグラスのお酒を飲まされて困った』『車内で手を握られた』『おしりを触られた』などの相談が記されている。黒塗りの加害者が誰かについては、市は個人情報保護を理由に明らかにしていない」とあります。

この市議会の委員会審議を経て、高橋市長をめぐる局面はさらに変化したと思います。ここまで議会で追及されると、「逃げ切る」のは大変困難ではないでしょうか。国政における安倍政権の動向とあわせて、目が離せない狛江市長をめぐる動向です。引き続き、共産党狛江市議団の頑張りに期待したいものです。

15 3月

狛江市長「資料の信頼度に問題」、高橋市長のセクハラ疑惑(狛江市議会)

今朝(15日)の朝日新聞多摩版に、狛江市議会の予算特別委員会で質疑されている高橋市長のセクハラ疑惑をめぐっての質疑の記事があります。記事では「市長は予算特別委員会で『おしりを触れた』との相談について、女性職員から『私のことであれば話が違う』と申し出があったと説明。職員課の調査でその発言がなかったことが判明したとして、資料の信頼度に『問題がある』とした」。「西村市議は被害にあっていない女性職員が、被害者が黒塗りされた資料を見て、自分ではないかと考え、まず市長に相談するという行動は『疑問だ』と指摘。市長は『私に相談すれば解決してもらえると思ったのかも』と答えた」。また記事では朝日の記者による職員課の申し出の内容について、「事実かどうかはこれから継続して調査する」との市長答弁とは異なる説明をした。加害者とされる側や資料作成者への聴衆は『まだしていない』という」とあります。

この「疑惑」事件は、話のスケールはもちろん違いますが、行政サイドが市長の身を守るために「働く」のか、それとも狛江市民に真実を明らかにし、高橋市長が狛江市の首長たる資質、資格を備えている人物にふさわしいのか、それを適切に狛江市民に明らかにするのか・・。狛江市が狛江市民に信頼されるのか、不信にさらされて市民から信頼を失うのか、大きく問われる疑惑です。市議会による自浄能力発揮と、行政による市民への適切な対応を期待したいです。

14 3月

狛江市長、セクハラ疑惑の質疑は狛江市議会の予算特別委員会で(朝日新聞多摩版)

今朝(14日)の朝日新聞多摩版によると、職員に対するセクハラ疑惑の渦中にある狛江市の高橋邦彦市長に対する質疑は、14日からスタートする市議会の予算特別委員会で行われると報道されています。共産党と生活者ネットワークは「市民に見聞きしてもらうことが重要だ」として、この問題を本会議場で行うことを主張したが、自民党・明政クラブと公明党が予算特別委員会での審議を主張したとのことです。なおこの審議の有り方を協議した市議会議員運営委員会で、委員長の石井功市(自民党)氏は体調不良を理由に欠席し、共産党議員団で同委員会副委員長の鈴木悦夫氏が議事進行したとあります。

こうした重大な事態において、議運の委員長が議会を欠席するというのは、普通はよほどのことがない限り、ありえないと思います。狛江市長によるこのセクハラ問題、多くの市民や女性の方々から批判がなされており、市議会の自浄能力が問われていると私は思います。共産党市議団の活躍に期待したいと思います。

12 3月

狛江市 高橋市長に市民からの苦情あいつぐ、女性市議も真相追及を要求(読売新聞)

 7日の読売新聞多摩版に狛江市の高橋市長をめぐる動向が記事にあります。それによると「東京都狛江市の高橋都彦くにひこ市長が複数の女性職員にセクハラ行為をした疑いが浮上している問題で、市に寄せられた苦情が6日までに40件以上となっていることが、市への取材でわかった。市によると、苦情は電話やメール、ファクスなどで寄せられ、「市や市長はこんなことでいいのか」「市長は辞めなければいけないのではないか」といった批判的な内容が大半を占めた。高橋市長は1日、共産党市議団が情報公開請求で入手した女性職員へのセクハラ行為に関する相談・対応記録文書を基に、市議会で関与を追及された」。また「文書では「(歓送迎会で)口をつけたコップで何度も飲むことを強要された」などと記されていたが、加害者部分は「黒塗り」になっていた。市には、「この問題と九州を関連付けないでほしい」といった苦情も寄せられたという。一方で、「市長はセクハラをする人ではないと信じている」「市議会では政策議論を深めてほしい」といった意見もあった。

 また本日(12日)の共同通信には「狛江市の高橋都彦市長(66)が、複数の女性職員の体を触るといったセクハラをした疑いがあるとして、共産党や社民党などの女性市議6人は12日、第三者機関による真相解明や再発防止を求める声明文を高橋市長に手渡した。高橋市長はセクハラを否定、「説明責任を果たし、誤解を解きたい」と話した、とあります。

 国会では安倍内閣の森友学園問題、北東アジア情勢では朝鮮半島とアメリカをめぐる動向が風雲急を告げていますが、狛江市の情勢も激動です。うやむやな決着を許さないという、市民のみなさんの怒りが高橋市長を包囲しつつあります。引き続き狛江市の動向にも目が離せません。