28 3月

狛江市長のセクハラ疑惑・・解明進まず議会閉会(朝日新聞多摩版)

【不可解な市長の給与減額措置】

今日(28日)の朝日新聞多摩版には、市長のセクハラ疑惑で揺れた狛江市議会が閉会した記事が掲載されています。市議会は、27日の本会議で18年度一般会計予算案が自民・明政ク、公明などの賛成多数で可決されたと報じています。また高橋市長は28日にも記者会見を行い、見解を改めて表明するとのことです。

記事では「共産、生活者ネットなどは『加害者は市長の可能性が高い。職員と市民に謝罪し、辞職すべきだ』『セクハラとパワハラは絶対に許せない』と主張し、予算案に反対した。共産の市議は市長の辞職勧告決議案を、生活者ネットの市議は疑惑解明などのために強い権限をもつ、百条委員会の設置を求める動議を提出。いずれも自民、公明などが反対し、退けれらた」とあります。

【疑惑解明は市長の責任、一番恥ずかしいのは市民のみなさん】

 

高橋市長は今日(28日)の記者会見で幕引きを図りたい意向が伺えますが、3月27日付ブログ「狛江市長のセクハラ疑惑、進まぬ解明・・背景に政治的思惑も(朝日新聞多摩版)」でも記載しましたが、高橋市長を支える政党会派による政局の思惑も見え隠れする今回の事態。私は高橋市長が今回の件で、多くの女性市民を「敵に回してしまった」のではないでしょうか。セクハラ疑惑が「疑惑」ではなく、「真実」であれば高橋市長の「人格」「人間性」が露わになった今回の事態。仮に政局の思惑で高橋市長と市長支持する会派が、当面の状況を乗り切ったとしても、間違いなく次回の市長選挙、来年の市議選では、高橋市長のセクハラ疑惑に各議員がどういう態度をとったかも、大きな争点になると私は思います。その意味で、共産党議員団が果たした役割は大きなものがあり、この事態を通じて他会派の議員や広い市民のみなさんとも新たな共闘の輪が広がったのではないでしょうか。狛江版市民と野党の共闘も新たな質的展開をみせた、今回の高橋市長のセクハラ疑惑。これからも注目していきたいと思います。

結城りょう

27 3月

狛江市長のセクハラ疑惑、進まぬ解明・・背景に政治的思惑も(朝日新聞多摩版)

【高橋市長と自民党・明政クラブのぎくしゃくした関係が原因?】

今日(27日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑について、なぜ議会での解明が進まないのかについて分析した記事が掲載されています。記事では「(高橋市長のセクハラ疑惑について)共産より以前に同じ資料を手に入れていた最大会派の自民党・明政クラブの市議も5日の本会議でただす予定だったが、欠席した。市長と自民党との関係は必ずしも良好ではない。(市長が)初当選した2012年、市長が市議会に出した副市長人事案は、自民党などの『与党』から反対者が出て不同意に。自公がぶつかった昨年の都議選では、市長は当選した地域の公明候補者を応援。自民は議席を失っている」と分析しています。この記事を読むと、市長の「与党」側である自民党・明政クラブの言うことをあまり聞かない高橋市長に自民党も反発していたことがわかります。

高橋市長は狛江の自民党が主導した市長ではなく、自民党東京都連が主導して擁立した経過があることは、私も以前聞いたことがあります。このあたりも、「ぎくしゃく」している原因があるのかもしれません。

 

【いま市長選挙を行うと、再び共産党に市長を奪還されるから高橋市長を辞職に追い込まない?!】

 

さらに今日の記事では4期16年間続いた矢野ゆたか市長(共産党市長)から、ようやく市政を奪還した自民党にとって、今回もし高橋市長を辞職に追い込んだ場合、市長の再選挙において、再び共産党推薦の市長候補が勝利する可能性が高いことを見込んで、自民、公明がセクハラ疑惑追及に慎重になっていると分析しています。私は3月21日付ブログ「狛江市長のセクハラ疑惑、解明進まぬ訳は」でも記載しましたが、やはり自民党側による「邪(よこしま)」な政局の思惑があったことが、今日の朝日の記事でも裏付けているわけです。

こうした邪な政局の思惑を吹き飛ばすためには、市民の世論の力しかないと思います。共産党議員団をはじめ、疑惑解明を求める他会派の議員とが協力して、このセクハラ疑惑については決着をつけることこそ、市民のみなさんは求めていると思います。

24 3月

狛江市長の給料、2ヶ月20%減額で幕引きか!?・・セクハラ疑惑(朝日新聞多摩版)

今日(24日)の朝日新聞多摩版には、今議会でも問題になっている狛江市の高橋市長が、セクハラ疑惑を理由に2ヶ月間、20%の給与減額の条例案を市議会に提出するとの記事があります。記事では27日の本会議に提出される予定で、「市の複数の助成職員にセクハラ行為をしたとされる疑惑について、騒動になったことを踏まえた対応とみられる」とあります。また議事では「このため市議会からは『疑惑が解明されないまま減額で幕引きするのは許されない』との声もでいている」とあります。

だいたい高橋市長は「心当たりはない」などと主張していたのであり、本当にやましいところがなければ、給与の減額など行う必要はないのではないでしょうか。こんな条例を提出すると、かえって「やはりセクハラしていたのでしょう」と市民の方から思われるのではないでしょうか。いずれにしても真相解明をしっかり行うことが、市議会の役目です。共産党狛江市議団と疑惑解明を求める他会派の議員の方に期待し、また自民、公明会派も市民の要望に応える対応をするべきだと思います。

21 3月

狛江市長のセクハラ疑惑、解明進まぬ訳は(朝日新聞多摩版)

今日(21日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑の速報が掲載されています。記事では、なぜ議会において解明が進まないのかについて、分析されています。1つは市長が心当たりがないなどと「とぼけている」こと、2つめは議会内の会派の足並みがそろわないことをあげています。とくに自民党・明政クラブが3月5日の本会議で疑惑をただす予定が流れたこと(欠席した)の不可解性について言及しています。平成30年度の予算案じたいは、賛成10(自民・明政クラブ、公明、無会派)で可決する見通しとのことです。

【狛江市民のために真相解明を求めたい】

この間のマスコミ報道を見ると、ようするに市長支持派の会派の政局の思惑で真相解明が進まないことは、ほぼ明白ではないでしょうか。でなければ、高橋市長がもしセクハラの事実がなければ正々堂々と議会で主張すれば良いわけで、市長支持派の会派も正々堂々と議会で真相解明を進めれば良いわけです。いずれにしても今回の問題で、私は一番恥ずかしい思いをしているのは、狛江市民のみなさんだと思うわけです。共産党狛江市議団のますますの頑張りに期待したいものです。

16 3月

内部文章は『公文書』セクハラ疑惑、狛江市長が答弁(朝日新聞多摩版)

今朝(16日)の朝日新聞多摩版に、狛江市長のセクハラ疑惑について、狛江市議会における、審議の様子が報道されています。報道によると高橋市長は「私文書」と主張してきたセクハラ相談に関する市の内部資料について、「公文書」であると認めたとしています。記事では「公務員が職務上、行使目的でうその文章を作ったり書き換えたりすると、刑法に触れる恐れがある。疑惑の解明は今後、原則として資料は正しいとの前提で進むことになる」と報じてます。これにより、高橋市長が主張してきた「(内部文章の)信頼度という点では問題がある」との主張は覆さることとなります。また「市のハラスメント防止指針は、職員の虚偽の相談や苦情を禁じている。資料には『口をつけたグラスのお酒を飲まされて困った』『車内で手を握られた』『おしりを触られた』などの相談が記されている。黒塗りの加害者が誰かについては、市は個人情報保護を理由に明らかにしていない」とあります。

この市議会の委員会審議を経て、高橋市長をめぐる局面はさらに変化したと思います。ここまで議会で追及されると、「逃げ切る」のは大変困難ではないでしょうか。国政における安倍政権の動向とあわせて、目が離せない狛江市長をめぐる動向です。引き続き、共産党狛江市議団の頑張りに期待したいものです。