23 4月

職員と市民に謝罪、辞職を・・狛江市長セクハラ疑惑巡り集会

【朝日新聞多摩版の報道から】

今朝(23日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長をめぐるセクハラ疑惑について、真相解明と再発防止をもとめる市民集会(22日)が開催された様子を伝えています。記事のなかでは「集まった約140人の市民のなかには、過去の市長選挙で高橋市長を応援したという男性もおり、『今は慙愧に堪えない』と発言。別の女性は、市長に辞職をすすめる議案を話し合うことに過半数の市議が反対した経緯にふれ、『議員が権力の側について被害者を葬りさろうとしている』と批判した」としています。ちなみに疑惑解明と辞職求める署名は約3000筆集約されたとのことです。

これだけの多くの市民や女性の怒りをかってしまった高橋市長は、「時が過ぎれば・・」と考えているかもしれません。しかし一度、有権者の怒り、なかでも女性の怒りをかってしまうと、大変になることを心底感じているのではないでしょうか。とくにセクハラは今や、人権問題でもあります。自治体の首長たる立場の方が、自ら人権侵害行為を働いていた可能性があるということでは、現代では市民のみなさんに説明できないことでしょう。一日も早い真相解明と辞職を求める声は、今後高まりさえあれ、沈静化することは、もはやないのではないかと思います。

結城りょう

19 4月

狛江市職員組合「加害者は市長」市長セクハラ疑惑、組合報を発行

今朝(19日)の朝日新聞多摩版に、狛江市長のセクハラ疑惑の続報が掲載されています。それによれば「市職員組合(連合・自治労)は組合ニュースを発行し、『組合に、加害者は市長であるという相談が複数よせられています』と報じた。組合幹部は『被害にあった組合員からは(疑惑を否定する市長の)答弁やコメントに我慢ができない』との声がよせられている」とあります。さらに記事では「17日付の組合ニュースでは、多くの市幹部らがセクハラ問題を把握していると指摘。市の対応について『組織内の自浄作用はほとんど機能していない』『被害者である職員を守るという意識がほとんどうかがえない』などと批判している」。さらに「組合員のなかには、被害にあわれた方々が複数することは事実」「あらためて組合に、加害者は市長であるという相談が複数よせられている」とニュースで報じているとあります。

この職員組合のニュース報道を見て、高橋市長もいよいよ外堀を埋められつつあると思います。また組合が組合員の人権を守るという、組合の原点に立ち返った行動にでたことは大変、すばらしいことだと思います。市職員幹部は今こそ、高橋市長の立場を「忖度」するのではなく、被害にあわれた職員や市民の立場こそ「忖度」して、責任追及と再発防止に全力をあげてほしいものです。この記事にもあるように、狛江市職員内部の自浄作用にも期待をしたいと思います。

18 4月

狛江市長のセクハラ疑惑、狛江市「内部文章に誤りない」

【JNNニュースの報道から】

これまでも私のブログでも伝えてきた、狛江市の高橋市長のセクハラ問題で昨日(17日)、JNNが新たに報じています。ネットニュースの報道では以下のように伝えています(一部抜粋)。

「東京、狛江市長のセクハラ疑惑をめぐり、セクハラの根拠とされる内部文書について市長は一部に誤りがあると主張していますが、市は17日、『内容に誤りはない』とする調査結果を公表しました。見解の違いから市長と職員の間に溝が生じています。17日、狛江市役所で市長や幹部が集まり、非公開で行われた会議、議題の1つは『市長のセクハラ疑惑』についてです」。

「高橋市長は、内部文書の『エレベーター内でお尻を触られた』との記載は誤りと女性自身から申し立てが来ていると主張、『虚偽の記載があれば文書作成者にペナルティーを科す可能性もある』として、職員に内部文書の真偽を調査するよう指示していました。しかし、17日、市の担当者が会議で伝えた調査結果は『内部文書の内容に誤りはない』というものでした」。

【市職員幹部も市長の態度に遺憾の意】

 

「報告した内容については、当時、事実と認識しており、あえて事実と異なる記述をしたとは思えない」(担当者の報告、17日の会議の音声)「この報告を受けた市長は、文書作成者を処分しない意向を示しながらも納得いかない様子です」「文書や調査結果の信頼性を疑う市長の発言に、職員は憤りを隠しません」。

「『職員の作る物自体、一般的に全部信用して仕事をしていかないと、我々行政、成り立ちませんから。大変遺憾であると同時に、ちょっと悲しいことだなと思います』(狛江市・総務部 上田智弘 部長)。セクハラ疑惑から発展した問題は市長と職員の間に溝を生む事態となっています」と報じています。

このニュースからわかるように、高橋市長は市職員幹部からマスコミを通じて批判される状況になっています。少なくとも財務省とは違い、狛江市職員は市長の身を守るために「忖度」するような態度はしていないことに、狛江市行政の健全さを感じます。

高橋市長は市民や女性、さらに職員も敵に回す事態がさらに広がりを見せています。共産党議員団による議会での告発が、世論や職員も動かしています。さらに今後の展開に注目されるニュースです。  結城りょう

 

10 4月

狛江市長セクハラ疑惑続報・・文章は想像ではない

【朝日新聞多摩版の報道から】

今朝(10日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑の続報記事が掲載されています。記事では「疑惑の根拠とされる公文書の一つについて、作成した市幹部が市の調査に『被害を受けたとされる職員へのセクハラについて、本人から話を聞いた別の職員の話をもとに文章を書いた。記憶や想像ではなく、間違いない』と話していることがわかった。また記事では「市長は疑惑を否定しており、『(作成者が)想像や記憶に頼って書いた』として一部に誤りがあると主張。このため、市が9日、作成した幹部に話を聴いた」とあります。

先日、この公文書で被害者とされる職員の方は、その被害を否定しているとの記事がありましたが、今日の記事によると、市長のセクハラ疑惑が「疑惑」ではない信憑性が高まったと言えるのではないでしょうか。共産党議員団は今回の一般質問を行うにあたり、被害者の方のからの厳密な証言をもとに行っていることは明らかです。真実は一つしかありません。一部政党会派の政局による思惑を許さず、うやむやな「解決」をさせてはなりません。

29 3月

狛江市長「強要一切ない」セクハラ疑惑改めて否定

【毎日新聞の報道から・・相手に気を使っていたのでセクハラ行為にあたらない?】

今日(29日)の毎日新聞多摩版に、28日、狛江市の高橋市長がセクハラ疑惑について記者会見をした記事が掲載されています。記事では「(内部文章で明らかになった)職員に口をつけたコップで飲むよう強要したことはあるのか」と質問されると、高橋市長は「似通ったことは事実としてはあった。強要したことは一切ない」と答えた」。また「(高橋市長は)勧めるときに気をつけてやってきたが、市長の立場をもう少ししっかり考えるべきだった」と述べたが、「相手の反応に気を使っていたので、セクハラ行為には当たらない」との認識をしめしたとあります。

 

【市長には、首長たるにふさわしい品性が求められるのではないか】

 

この記事を読んで、高橋市長はなんとか今回の事態を「逃げきろう」という姿勢がありありとうかがえます。また市長支持派の会派の思惑もかさなり、辞職にまでは追い込まれずに済んだというところでしょうか。しかしそもそも、こうしたセクハラ疑惑が表面下したことは、首長(市長)の人間としての品性も重要な資質であることが、市民のみなさんに、あらためて認識できたと私は思います。記事では「市議会女性有志の会」も記者会見をひらき、疑惑解明署名が914筆集まったとのこと。昨日のブログでも書きましたが、高橋市長は今回の件で、女性市民の怒りをかったことは今後の市政運営において、「影」を落とすことは間違いないと思われます。

結城りょう