08 6月

府中市でDV被害・妻の情報漏えい発覚

【毎日新聞多摩版の報道から】

 

今日(8日)の毎日新聞多摩版に、府中市が個人情報を漏えいした記事があります。記事では「府中市は7日、夫の暴力を避けるため施設に身を寄せていた女性の個人情報を、夫の手元に送ってしまうミスがあったと発表した。夫が施設に押しかけるなどの実害はなかったという。市は5月、住所を変更するための転居費用などを支払うことで女性と和解した。女性は昨春、一緒に連れて出た子どもの児童手当を受けるための書類を市に提出。市側は昨年8月、女性の状況を知っていたのに、支給の通知書を自宅に送ったため、府中市内にいることを夫に知られてしまったという。 2人は当時、離婚調停中で、夫が女性の弁護士に連絡を入れ、ミスが発覚した。市子育て支援課は『二度と起こさないよう徹底する』と話している」と報道しています。

この件については本日の市議会本会議で市から報告があり、市政会と共産党が行政に対して要望発言をしました。この種のニュースは結構、各地の自治体でもあるようですが、わが市で発生するとは大変残念です。もしも女性の方の身に恐ろしい事態が起こっていたらと思うと、想像を絶します。じつはこの問題では、6月12日(火)の市議会一般質問で、共産党では赤野議員が取り上げます(他では生活者ネットワークの西の議員も取り上げる予定)。コンピューターによるミスであれ、人のミスであれ、DV関係の方への情報漏えいとは、よりによってあってはならない事件です。

どうしてこういう事態になったのか、市は真剣な検証と議会側も行政に厳しくチェックしていかなくてはならないでしょう。

一般質問の関係では、今回23人の議員が行いますが、私は12番目でもしかすると、11日(月)の一番最後のあたりで順番がまわる可能性があります。(夕方5時以降)ぜひ市民のみなさん、傍聴においで下さい。

結城亮(結城りょう)

 

02 6月

狛江市の高橋市長、退職金など全額支給、セクハラ処分規定なし

【東京新聞多摩版の報道から・・そもそも市長や市幹部がセクハラなどしないはずだった!?】

 

今朝(2日)の東京新聞多摩版に、4日の市議会本会議で辞職表明する予定の狛江市の高橋市長について、退職金、期末手当などは全額支給される見通しのと記事があります。これは同市にセクハラ処分規定などがなく、処分する根拠がないとのことです。記事によれば「辞職表明は『退職金を支払うな』『ボーナス支給は納得できない』などの意見が相次いでいるとのことです。記事では「一部の市議は5月中の辞職を求めていたが、6月4日開会を予定していた議会の前倒しが難しかった。さらに市の「ハラスメント防止指針」には、市長ら特別職がセクハラの当事者になることを想定しておらず、処分規定がない」としています。

つまり「市長ともある方が、職員などに対してセクハラ行為などするはずがない」ということを前提にした指針であるわけで、高橋市長のセクハラ行為は言うならば「前代未聞」の「事件」でもあるわけです。一番恥ずかしいのは、狛江市民であり市職員の方々ではないでしょうか。今度の市長選挙こそ、市民の顔、市民の代表たるにふさわしい「品格」「品性」のある方を市長に選んでほしいものです。

結城亮(結城りょう)

23 5月

狛江市長セクハラで辞職表明、被害女性職員4名が実名で抗議文を提出していた

昨日(22日)の夕方に、狛江市の高橋市長が辞職表明した件は、ブログでもお伝えしましたが、その後、共産党狛江市議団が声明を発表しています。それによれば、高橋市長からセクハラを受けた4人の女性職員が実名で市長に抗議文を提出、それを受けての辞職表明とのことです。

共産党議員団の声明によれば、「女性職員の抗議文では、昨日の記者会見での市長の発言は『職員を守るべき立場の人の発言とは思えず、とても憤りを感じました』『勇気をふるって証言をした職員に対し『思い込みが激しい』『トラブルを起こす』など、市長としての発言とはとても思えず耳を疑いました』と糾弾しています。そして『私たち4人が市長から以下のセクハラを受けたことは事実です』として、車内で手を握られたこと、宴席でお尻を触られたこと、随行先で1時間に渡り、腰に手をまわされたり、お尻を触られつづけたことなどの被害の実態を明らかにして告発し、『今までは沈黙していましたが、もう我慢できません。謝罪の言葉も苦にされない市長の下では、私たちは一緒に働くことができません』と述べています。

共産党狛江市議団は、声明のなかで「ここまで被害女性を苦しめ、市政を混乱させた責任は重大です。市長の辞職表明は当然ですが、あまりに遅かったと言わざるを得ません」としています。私の感想を言うならば、こうした人権侵害の市長をここまで「引っ張った」市長支持派の政党・会派についても大変、憤りを感じるものです。

今度行われる市長選挙では、この間の高橋市長のセクハラ問題の経過を踏まえて、狛江市民のみなさんが二度と、こうした人権侵害を起こすような市長を選出しない、良識ある判断をされることを願っています。

結城亮(結城りょう)

21 5月

狛江市長 セクハラ行為をあらためて否定、出処進退は白紙

【NHKニュースの報道から・・高橋市長は辞職を否定】

 今日のブログで狛江市の副市長が、臨時庁議の場で高橋市長に事実上の「辞職」を求めたことを掲載しましたが、先ほどのNHKニュースによれば、「これを受けて、高橋市長は21日午後市役所で記者会見を開き、『明らかにセクハラとされる行為をした覚えはない』と述べ、セクハラ行為について改めて否定しました」と報じています。また、高橋市長は「懇親会などで、何らかの身体的な接触があったかもしれないが、意識してやったつもりはない。行き違いがあったと思うので、被害者が名乗り出てくれれば、率直に謝りたい。出処進退については今のところ白紙状態だ」と述べたとのこと。

また報道では、狛江市の高橋市長の記者会見の内容について、水野副市長は「調査の過程でこうしたセクハラ行為が明らかになった以上、わたしは黙るわけにはいかないので報告させていただいた。調査の手法について疑問を呈されたのは非常に残念に思っている」と述べたうえで、水野副市長は「職員は涙ながらに訴えてくれたので、私はそれが真実であると信じています」とあります。

 ここまで真実が明らかになっているのですから、私は高橋市長を支持してきた自民党・明政クラブ、公明党議員団もこの際、高橋市長に辞職を促す決断をさせるべき時ではないかと思います。市民の世論はもう黙っていないことでしょう。

結城亮(結城りょう)

21 5月

狛江市長のセクハラ疑惑、以前から自民党市議や市幹部が注意していた

 今日(21日)の朝日新聞デジタルニュースにおいて、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑に関して、続報を掲載しています。このニュースでは「複数の市関係者によると、水野穰(みのる)副市長は市長と市幹部が出席した18日の臨時庁議で、「立場を利用して卑劣な行為を行った」と厳しい言葉で市長に進退を迫った。その後、事実上ナンバー3の石森準一参与が、市長が初当選(2012年)した後の1期目からセクハラを注意してきたと発言。16年の再選後も副市長や自民党・明政クラブの市議とやめるように言ったが収まらず、今回の事態に至ったとし、『もう職員は誰もあなたを信用していない』」と辞職を求めた。市長は明確に答えなかったという」。

またこの配信ニュースによると、なんと「自民党・明政クは共産党より以前に同じ公文書を入手したことが分かっている」と報じていることです。さらに「今回の庁議での発言から、少なくとも一部の市幹部は数年前からセクハラを認識していたことも判明」とも報じています。これが事実であり、ここまでの真相が報道されるとなると、自民党議員団や市の幹部はもはや、高橋市長を支えることは不可能ではないでしょうか。先日は職員組合も市長を厳しく批判する見解を機関紙で発表しています。恐らく高橋市長の辞職は時間の問題ではないでしょうか。この一週間から今月中にかけての狛江市の政局の動向に注目です。