23 5月

府中市にもフードバンクの創設など積極的な協力を求めたい

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

わが国では、ひとり親世帯の相対的貧困率が50%を超え、2世帯に1世帯が貧困の生活という統計がでています。自治体によっては、そうした貧困家庭に対して、フードバンクという施策に積極的に協力するところがあります。多摩地域の日野市社会福祉協議会では、2017年1月に「フードバンクTAMA」と連携協定を締結、「地域の課題である子どもの貧困連鎖を断ち切ること、また、生活困窮者支援等を行うことで、子どもたちが健やかに成長し、誰もが安心して暮らすことができる地域づくりに寄与する」とうたっています。

 

 

同市の協議会のHPでは、「食料支援によって満足に『食べる』ことが保障され、生命が維持されることで、生活保護受給者や生活困窮者らの就労支援につながる可能性も生まれます。こうした取り組みで余剰食材を福祉に活用し、生活困窮者支援をすることは福祉予算の削減につながります」「フードバンクの活動を自治体の福祉政策の一環として位置付けることで、地域の活性化が図れるものと考えております」としています。

 

また同HPでは「各自治体が相談窓口を設け、就労訓練や家計管理の助言などを行うことになっていますが、相談窓口で『今日食べる物がない』と訴える人に最低限の食事を保障する仕組みにはなっていません。そのため、そうした緊急性の高いニーズが、そのままフードバンクに寄せられています」と記述しています。フードバンクの「効果」については、いわゆる「食品ロス」を減らすことにもつながり、食料資源を有効に活用できること、食事が必要とされる家庭に食料を提供することができ、社会福祉の向上にもつながること、ごみ処理に関する費用や環境負荷を減らすことができるなどの「効果」がうたわれています。

 

府中市でも今回、社会福祉協議会が「わたしにもできるかな、フードバンク」と題して、講演会を開催します。興味のある方はぜひ、ご参加ください。

 

講演では実際にフードバンクを行っている団体の方の講演や、参加者のみなさんとの懇談も予定しています。ぜひこの機会にご参加ください。

 

日時 5月27日(月)午後6時30分~

場所 ふれあい会館3階 会議室

対象 府中市民

定員 先着20名 申込は 5月11日から

内容 「小規模からできる、地域でのフードシェア」、講師 NPO法人 シェア・マインド 松本靖子さん

 

 

22 5月

NPO法人府中猫の会が、東京都の動物愛護関係功労者として、東京都知事から感謝状の贈呈が決定

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

NPO法人府中猫の会が、東京都の動物愛護関係功労者として、東京都知事から感謝状の贈呈を受けることになり、昨日、東京都からプレス発表がありました。

東京都のHPでは、「東京都では、「2020年に向けた実行プラン」において掲げた、平成31年度に動物の殺処分【注】をゼロにする目標を、平成30年度に達成しました。
このたび、目標の達成に多大な貢献をいただいたボランティア団体に対し、感謝の意を表するため、下記のとおり知事感謝状の贈呈式を行うことになりましたので、お知らせいたします。

【注】東京都では、動物福祉等の観点から行ったもの及び引取・収容後に死亡したものを除く致死処分を「殺処分」と表現しています」と掲載しています。

私も猫ちゃん好きの一人として、この間、市内で活動されている「飼い主のいない猫」を世話をされている市民や活動団体の方がたと、交流をさせていただいています。そのなかに「府中猫の会」のみなさんがいらっしゃいます。昨年12月の市議会一般質問では、飼い主のいない猫の問題についても取り上げ、同会の石浜さんらリーダーの方がたから詳細な話を伺い、猫の譲渡会にも足を運んでいます。

今回の府中猫の会さんが、同会の方がたが日夜大変な苦労をされて、飼い主のいない猫を捕獲保護し、頑張っている姿を知っているだけに、

東京都から動物愛護関係功労者として、東京都知事から感謝状の贈呈を受けることになったのは、本当に嬉しい思いです。

なお受賞式は5月24日、東京都庁第一庁舎で行われるとのことです。

 

HP検索→ 結城りょう

 

08 5月

府中市でもマンション老朽化、居住者の高齢化にどう対応するか・・都が条例でマンション管理義務を届け出義務化

今朝(5月8日)の朝日新聞多摩版に、都内のマンションの老朽化対策や耐震化の取り組みを都が強化しているとの記事があります。

 

記事では「背景には、都内でも建物の老朽化と居住者の高齢化という『2つの老い』が進み、都によると着工から40年以上経過したマンションの戸数は、直近の調査があった2013年末時点で約12万6千戸にのぼる。建て替えが進まなければ、、23年に3倍超の約42万8千戸に急増する見込み」とあります。「さらに1980年以前に建ったマンションは、65歳以上の世帯主の割合が半数を超えていた」とのことです。

 

一方で記事では、管理組合がないマンションが存在、こうしたマンションでは修繕や耐震補強が進まない心配があるため、都は管理状況の届け出を義務づける条例案をまとめ、都議会に提出予定とのことです。ただし管理組合がないマンションについて、その罰則規定はなく「担当者が『全戸に通知するなどして粘り強く対応した』」とのことです。また記事では「高齢者が多いマンションについては、民間が運営するサービス付高齢者住宅への引っ越しなどの情報を提供する」とあります。今後はビルのテナントなどの入居者や、マンションの賃貸の居住者も耐震化に協力する責務を定めたとのことです。

 

私もこの東京都の施策は賛成するものですが、ただし管理組合がないマンションは修繕費などの積み立てについても厳密でない可能性もあり、居住者の方が急に修繕費を用立てることは大変ではないかということ。また高齢者についてはサービス付高齢者住宅への転居を進めると言いますが、このサービス付高齢者住宅は毎月の賃貸料も高く、経済的に対応できない高齢世帯が多数存在すると思われます。そうした対応については、デリケートに丁寧に対応することを求めたいと思います。また府中市でもマンション管理がどうなっているのか、一度調査したいと思います。

結城りょう

29 4月

NPO法人「府中猫の会」譲渡会に行ってきました・・空き家での猫多頭崩壊の対策を

今日(4月29日)、NPO法人「府中猫の会」の譲渡会に出席してきました。この譲渡会にたびたび参加していますが、いつも多くの来場者がいらっしゃって、大変活気があります。地域の飼い主のいない猫を捕獲、保護して譲渡会にだすまでに、大変なご苦労、手間、多額の費用がかかると思います。

 

写真にもありますが、私が抱っこしている猫ちゃんは、独居老人のお宅で飼われていたのですが、その家主の方がお亡くなりになり、猫の多頭飼育崩壊の家で捕獲されたとのことです。

 

猫の多頭飼育崩壊が問題になっていますが、そうした現場からも市役所を通じて猫の会さんに連絡が増えているとのことです。このような自宅は空き家になってしまいますが、今後、市としても空き家の活用対策はもちろんですが、空き家のなかで飼われいた猫の多頭飼育の崩壊問題についても、今後調査していきたいと思います。

16 4月

府中市議会議員選挙・・「結城りょうは、ただの猫好きじゃない」

府中市議会議員選挙も3日目、この4年間の活動をへて様々な人々との出会いがありました。なかでも、私の猫好きが功を奏して、地域ネコを保護されている方々などとの出会いがあったのは嬉しいものです。

 

昨年12月議会の一般質問で、私は「飼い主のいない猫」を保護する行政の支援策の拡充について質疑をしましたが、なかでも①地域猫の広報の強化を提案し、この2月の「広報ふちゅう」に掲載をすることができました。また②去勢などの手術費用の拡大、捕獲保護した猫の譲渡会の会場を市が紹介、あっせんすることを提案しました。これはまだ実現していませんが、ボランティア団体の方々とも協力して、粘り強く取り上げたいと思います。

 

私が大変印象に残った言葉に、NPO法人「府中猫の会」の石浜代表が「猫や生き物にあたたかい市政は、住民に対しても優しくなれる」という発言でした。これは本当に名言だと思います。

 

家族の中に猫が一匹いるだけで、家族の団らんが深まる経験を私も実家でしました。猫も家族と同様です。その猫が地域で過酷な環境で生きていることを思うと、大変不憫な思いがしてなりません。それは動物愛護という観点だけではなく、環境美化という観点からも、「飼い主のいない猫」を無くすことは有意義だと思います。

 

私、結城りょうは2期目の議席を勝ちとらせていただいた際は、この「飼い主のいない猫」の問題を引き続き、取り上げていきたいと考えています。

※HPの中の「私の政策」のなかでも、触れていますのでぜひご覧ください。