20 7月

府中市 熱中症警戒アラート発令された際、民間の児童、生徒のスポーツクラブ活動の停止を

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今週の木曜日から梅雨が明けて、いよいよ危険な暑さを感じる猛暑日が続きますが、市民の方からのご要望の1つに、熱中症から児童、生徒の命、健康を守るために府中市へ部活動や民間のクラブ活動への指導を求める声があります。

★国が発する「熱中症アラート」警報「厳重警戒」「危険」のレベルではスポーツ活動の中止を

数年前の7月ごろですが、市内の民間のスポーツクラブに通わせているお子さんの保護者の方からも、「炎天下において、熱中症アラートが発令されている状況下においては、活動を停止させてほしいのですが、どこに要望したらいいのでしょうか」という内容の相談が寄せられました。

「熱中症アラート」とは、数年前から環境省と気象庁が「熱中症に対して、特に危険であると判断されるような気象状況が予想される場合に、WBGTをもとにした予防対策の促進、徹底を促す ⇒  既存のWBGTの危険度階級とも親和性の高い情報として発表」(環境省のHPから)するもの。それを4段階におけて発表するものです。この4段階のなかで「厳重警戒」が28度から31度、「危険」が31度以上という基準が定められ、この2つの警戒下においては、活動を中止するよう求めています。

★自治体からも民間スポーツクラブに対しては「注意喚起」はできるが

各自治体の教育委員会においては、「熱中症アラート」が発令された際の部活動の対応について、活動の指針を示しめすところもありますが、同時に、民間のクラブにおいてもこうした指針が必要ではないかと思われます。民間のスポーツクラブの場合、指導者、コーチの方が「熱心」なあまり、勝つために、熱中症の恐れのある状況下においても、練習を続けるコーチの方もいるそうです。こうしたクラブチームにおいて、「もしも」の事態が発生した場合には手遅れです。一方で民間クラブチームの活動に、どこまで行政が「介入」「指導」できるかという問題はあると思いますが、熱中症による犠牲者を出さないために、見過ごすことはできないと考えます。

この問題では以前、府中市長あてに提出した予算要望書のなかに、1項目ありますので、市の回答とあわせて以下の通りです。

①市民主体のスポーツクラブチームに対する熱中症の啓発、活動指針を環境省の「熱中症アラート」の発令などに基づいて「指導」することを検討ください。

★市の回答⇒熱中症の危険が予測される場合には、スポーツ活動を行う際、暑さ指数および熱中症警戒アラートを参考に、体調管理や水分補給など熱中症予防に関する注意喚起を行っていきます。

~行政サイドとしては、民間への指導については、及び腰のようです。しかしながら、重大事態が発生した後では遅いのではないでしょうか。このような課題について、再度、議会でも質疑をしたいと考えています。ご意見ご要望などお待ちしております。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

20 7月

府中市 クーリングシェルター指定 熱中症予防 府中市指定暑熱避難施設について

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★府中市が市内約50施設をクーリングシェルターに指定

今週から東京も梅雨が明け、大変な暑さが続いていますが、府中市では、熱中症予防に向けた取り組みとして、市内約50施設(一部の公共施設、郵便局等の民間施設)を府中市指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に指定しています。外出時に暑さにより気分が悪くなった時に、一時的な休息場所として、ご利用ください。対象施設には避暑施設であることが分かるステッカーを掲示しています。(市のHPより)

※クーリングシェルター指定民間施設

※クーリングシェルター指定公共施設

府中市の令和6年度予算のなかに、熱中症対策として、夏場において、市内の公共施設や協力いただける民間施設を避暑施設として開放するほか、熱中症予防を啓発する活動を行うものがあります。近年の猛暑は人の命を脅かすような暑さですが、複数の自治体では公共施設、民間施設の協力を得て、住民が夏場の日中に一時的に過ごせる施設の開放を求める施策を講じており、府中市でも実施されることとなりました。ぜひ市内の団体、企業とも協力して、避暑施設開放箇所が増えてほしいものです。

★墨田区では薬剤師会と提携、区内31ヶ所の店舗を一時休憩所に活用

都内では、墨田区が区内にある薬局店の待合室を活用した経験があるなど、区内31ヶ所にこうしたクーリングシェルターを用意しているそうです。同区では6月から区の地元薬剤師会の協力をえて始めた取り組みで、薬局の利用客でなくても立ち寄って休めるそうです。記事のなかで区の担当者は「体調が悪くなっても相談できる薬剤師が近くにいる安心感もある。気軽に使ってほしい」と話しています。

★国も「特別警戒アラート」発出の際、住民にクーリングシェルターの用意をすることを方針

政府は24年年の夏から「熱中症警戒アラート」より一段上の「特別警戒アラート」が発出した場合、自治体は事前に指定したクーリングシェルターを住民に開放することになっているとのことです。こうした国の方針をうけて愛知県の蒲郡市では今年から市役所、公民館、児童館、図書館、博物館などの計25ヶ所の施設をクーリングシェルターに指定、張り紙やラインで市民に活用を呼びかけるそうです。他にも大阪府や鳥取市などでも熱中症から身を守るために、公共施設や民間の店舗などの活用を進めているとしています。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

06 7月

府中市 都知事選挙争点・・空地荒廃防止策を 国が自治体に指導、勧告へ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

昨日の産経新聞に国交省が今後増えることが予想される、個人所有の空き地の荒廃を防ぐため、新制度を創設すると報じています。

★空き家の放置が景観悪化などを招く事態に

記事では「管理が行き届かず、ごみの不法投棄など周辺環境に悪影響をおよぼす恐れがある場合、自治体が所有者に是正勧告、命令できる権限を与える仕組み」とあります。記事によると、「不動産の荒廃防止をめぐっては、空き家や所有者不明の土地で法整備が進んできたが、所有者が分かっている空き地は取り残されており、自治体から対策を求める声があがっているほか、国交省の有識者研究会が法整備を提言していた」とのことです。

こうした空き家が発生する理由として「利便性が悪く需要がない」「需要はあっても所有者が高齢で放置している」など、こうした環境のもと不法投棄や草木の繁茂、景観悪化などにつながっているそうです。

また記事によると、新制度は、空き家対策特別措置法を参考に、管理が不十分な空き家に対し、自治体が是正の勧告、命令などができると規定。空き地の所有者が対策に応じない場合、自治体が代わりに担う代執行の導入も視野にいれているそうです。

★府中市でも特定空き家の除却費用助成措置を実施へ

府中市では、令和6年度予算において、特定空き家など除却費用助成事業費を創設しました。これは特定空き家などに認定された空き家の所有者が自発的に除却を行う場合に、空き家および工作物の除却や樹木の伐採にかかる費用の一部を助成する内容です。補助率2分の1、上限額100万円、予算・・1300万円となっています。

★足立区では空き家解体の補助制度を創設

そこで足立区では、『足立区老朽家屋等審議会』において危険な老朽家屋として「勧告すべきもの」とされた建物について老朽家屋等解体工事助成を実施しているとのことです。同区のHPによると、助成の対象となる建物等は以下のものだそうです。※戸建住宅(木造・非木造)、共同住宅(木造・非木造)、住宅兼店舗(作業場)、工場、倉庫、物置、塀、門等

※助成の条件・・申請者は建物等の所有権(共同所有の場合は全員の同意)を有すること。申請者は区市町村民税を滞納していないこと。建物には所有権以外の権利が登記されていないこと。国、地方公共団体等や宅地建物取引業者は対象から除外します。(以上、足立区のHPより)

~空き家対策は、府中市の環境政策課においてもメイン課題とのことです。今後都内も高齢者が急増し、空き家も増えることが予想されるだけに、こうした施策についてもぜひ各候補者に期待したいものです。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレスyuki4551@ozzio.jp 携帯 090-4136-7642(電話に出られない場合がありますので、その際は留守電にコメントをお願いいたします)

28 6月

府中市 東京都知事選挙の争点・・市町村が生産緑地を買い取るために、都が補助する制度など多摩地域の緑を保全する支援策を期待

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★公園整備のため、市が生産緑地を買い取る経費の補助などもやりたい(小池都知事)

現在行われている東京都知事選挙において、都政を身近な課題として考える場合、私が暮らす多摩地域と23区との三多摩格差の問題は避けて通れません。この点では、以前、小池百合子都知事は多摩地域の発展を考える「多摩未来創造フォーラム」が玉川大学で開かれ、小池知事が講演されています(読売新聞記事より)。

同記事では「市町村総合交付金を550億円拡充したことにふれ、『活気あふれる東京をつくるには、人口3分の1、面積2分の1を占める多摩地域の発展が必要』と強調し、『安全・安心で快適な居住・生活環境』『環境にも優しいスマートなまち』をあげた。また多摩ニュータウンについて『住宅だけでなく商業や教育、文化施設などが立地する複合拠点であり、再生していく』と主張、多摩の緑の保全策として『公園整備のため、市が生産緑地を買い取る経費の補助などもやっていきたい』」記事では伝えています。

★町田市では生産緑地を農地として保全する施策を実施

この府中市においても、生産緑地が次々と住宅地に変貌していますが、それが民間の不動産住宅、マンションになるだけでなく、自治体として市民向けサービス向上の施設などに、生まれ変わる施策を東京都が後押しする制度などについても、期待をしたいところです。

例えばのケースですが、町田市ではJA町田が市内で生産緑地に指定された農地を保全する協定を締結したとあります。この協定では「生産緑地は耕作を続ければ30年間、税の優遇を受けられる市街地の農地。市内に約220ヘクタールあるが、8割は2022年に指定の期限が切れる。法改正による新制度で、特定生産緑地として10年延長できるようになる」とあります。また「協定は新制度を利用して今後も生産緑地を残してもらおうと、農家への周知の徹底を目的に結んだ」とあり、市長とJAの組合長は「緑化、災害時の避難場所、地産地消のためにも都市に農地は残すべきだ。一人でも多くの農家に新制度を使ってほしい」とのことです(新聞記事より)。

★府中市でも生産緑地の保全で、公園整備、防災拠点づくりを

今、府中市内の生産緑地も私の見る限り、かなりの土地が住宅地になっているように見受けられますが、市としては生産緑地に新興住宅が建設され、人口が増えたほうが市税収入が増えるので歓迎する様子を伺えます。一方で町田市のように生産緑地を意識的に残そうという試みを進める自治体もあるように、この問題は今後の自治体の方針、戦略ともかかわる課題であるとも思います。ぜひ緑を積極的に残し、生かすことを後押しする都政についても、都知事選挙の政策争点として期待したいところです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレスyuki4551@ozzio.jp 携帯 090-4136-7642(電話に出られない場合がありますので、その際は留守電にコメントをお願いいたします)

24 6月

府中市PFAS 政府が水道水PFAS全国調査を実施へ・・汚染実態把握へ(東京新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★小規模な簡易、専用水道についても調査実施へ

昨日の東京新聞一面に、政府がPFAS(発がん性が指摘される有機フッ素化合物)について、水道水の全国調査に乗り出したことがわかったと掲載されています。記事ではPFASに特化し、小規模事業者にも対象を拡大した大規模調査は初めてとあります。

記事によると、今回の調査対象は、「水道水の蛇口から出る水などで20~24年度に検出された最大濃度や、関連する浄水場の名前などで、目標値を超えた場合に対応や、検査していない場合は、理由や今後の実施予定についても回答を、9月末までに求める」としています。また記事では「近年、日本水道協会の水道統計でも検査項目の1つとして調べられているが、対象は給水人口が5千人超と規模の大きい水道事業などに限定」されていましたが、今回は小規模な簡易、専用水道にも対象を広げたそうです。

※PFAS全国調査の項目・・①20~24年度に検出された最大濃度、②最大濃度が検出された浄水場の名前、③水道で国の暫定目標値を超えた事例の有無、④水源の種類、⑤これまでの検査実績(東京新聞から)

★府中市内、公共施設の井戸は国の基準値以下が判明

横田基地周辺などで検出されている、有機フッ素化合物、PFAS、PFOAについてその基準値を超える量の検出が心配されています。府中市内においても市民のなかから心配する声が多数あります。府中市では、市内9つのある公共施設の井戸水について調査した結果、これらの井戸は、いずれも飲用に使用しているものではありませんが、有機フッ素化合物が近年問題となっていることもあり、このたび基本的な検査項目と併せて、府中市独自で有機フッ素化合物の水質分析調査を実施しましたので、その結果を公表するものです。なお、有機フッ素化合物については、国が示している暫定目標値(PFOS及びPFOAの合計で50ng/l以下)を超えるものはありませんでした。今後はぜひ市内にある民間の井戸についての調査の実施も要望したいと思います(調布市では実施予定)。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレスyuki4551@ozzio.jp 携帯 090-4136-7642(電話に出られない場合がありますので、その際は留守電にコメントをお願いいたします)