23 8月

府中市の公共施設でも「夏休み給食」で地域交流を!・・武蔵野市でスタート

府中市議会議員の 結城りょう です。

来週から市内小中学校では新学期がスタートしますが、この夏休み中は、子どもたちが孤食や栄養不足に陥りがちなります。理由は経済的に貧困な家庭においては、学校給食がない時期であり、昼食がなくなる家庭もあります。そこで武蔵野市では公共施設を開放して「給食」を提供する取り組みが、行われているとのことです(8月21日付き朝日新聞多摩版)。

運営しているのは武蔵野市の給食・食育振興財団で朝日新聞多摩版では「(武蔵野市の)夏休みコミュニティー食堂は市内4ケ所、7~8月に1から2回実施される」とあります。吉祥寺コミュニティーセンターでは「子供から大人まで53人が利用し、和気あいあいとした雰囲気で食事を楽しんだ」とあり、価格は高校生以上300円、中学生200円、小学生以下は100円。この財団では17年からこうした食堂をスタートしているそうです。

この武蔵野市の給食・食育振興財団の取り組みは、大変興味あるものです。地域住民、子供どうし、保護者間の交流を深める機会にもなり、同時に子供の孤食、栄養不足を防ぐという点からも意義あるものです。夏休みは子供たちにとって、「微妙」な時期でもあります。私も18年12月議会で子供食堂の充実を要望しましたが、府中市内でもこうした取り組みが、市内の文化センターなどの公共施設で広がることを期待するものです。

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31 7月

府中市内の児童、生徒をもつ保護者の方、お子さんの学校でのいじめの相談、対応について

府中市議会議員の 結城りょう です。HP検索→結城りょう

 

私が議員になってからいくつもの相談が寄せられました。なかでも複数あったのが府中市内の小中学校にお子さんを通学させている保護者の方の相談で、学校内でのいじめの問題があります。共通しているのは、ご自身のおこさんが学校内でいじめにあい、「学校側に相談して解決を求めたが、誠実に対応してもらえず、困っている。誰に相談したらよいのか」というものです。

 

こうした場合、その親御さんから私が話を聞いたうえで、府中市の教育委員会の担当者に話をします。その後、教育委員会の担当者から当該の学校の校長先生のところに話がいき、親御さんの相談への対応がなされていくという流れになります。親御さんの「真意」が当該の学校側に伝わらずにいるケースが見受けられます。こうした場合、議員を通じて市の教育委員会から学校へ話を持ちかけることで、その後スムーズに解決に至ったケースがありました。

 

以前私も、いじめの問題について一般質問でも取り上げましたが(16年2月議会)、学校での「いじめ」の相談は、お子さんが「公表」しずらい大変ナイーブな問題でもあり、親御さんも困惑する問題であると思います。しかしながら、抱え込まないで、ぜひ教育委員会、あるいは議員に相談をもちかけることで、解決への糸口が発見されることがあります。ぜひ、こうした問題がある親御さんは、私、結城りょう へご連絡ください。少しでも解決のお役に立てれば嬉しく思います。

19 6月

府中市教育委員会が保護者、地域住民向けに「学校の働き方改革」への協力のお願い

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市の教育委員会は6月10日付で、「保護者、地域の皆様へ」・・学校の働き方改革にご理解、ご協力をお願いいたします、という文章を発出しました。中身を要約すると、小中学校の教員の方々は過労死ラインを超える長時間過重労働の実態があり、教員の健康面ばかりではなく、教育の質の確保という観点からも見過ごせない状況となっている。そこで各学校では、教育の過重労働の負担軽減のために、副校長の校務改善支援員などの人的支援、タイムレコーダーの導入、学校閉庁日の設定、勤務時間外における電話応答メッセージ対応の導入などの取り組みを紹介し、保護者、地域のみなさんへ教育の働き方改革の趣旨に理解と協力を求める内容となっています。

 

私も2017年6月議会の一般質問で、教職員組合の方々の要望、現場の先生方の声をふまえ、この問題を取り上げたことがあります。現場の話を聞くと、休憩時間などなく、まさに「ブラック職場」ともいえる実態を聞いて、驚愕した覚えがあります。何より現場の先生方は、子どもたちにより良い教育をしたいが、そのほかの業務に追われ、明日の授業の準備もできないのが一番辛いと話をされていたことが記憶に残っています。

 

この教育の働きかた改革の問題は、今後も調査して、再度取り上げたいと思っています。

結城りょう

14 4月

府中市でもいじめ防止対策の充実を・・いじめ防止対策推進法の改正

昨日(4月15日)の東京新聞社会面に、いじめ防止対策推進法の改正をめぐる議論が迷走していると報じています。「同法の改正案を提出をめざす超党派の勉強会がまとめた改正案のたたき台に、いじめを未然に防ぐための具体策が盛り込まれていたが、座長が示した試案では、それが大幅に削除されたとして、遺族からは『子供の命を守るものになっていない』と反発している」と報じています。

報道では、当初座長試案では、「教育関係者から現場の負担が増えるなどと懸念の声が上がっているとして、新規の項目をほぼ削除した。教員がいじめを放置したり、隠蔽するなど適切な対応をしなかったりした場合の懲戒規定も『現場が委縮する』との理由で消した」とあります。

これに対し全国の遺族有志は「条文でイメージ案にはいじめ対策不備を改善する内容が含まていると強く賛同してきた。イメージ案の内容で法律を改正してほしい」と訴えています。

 

私も2016年の3月議会の一般質問で、いじめの問題を取り上げましたが、この問題が報じられるたびに、教育委員会による「隠蔽」体質が発覚します。私も府中市に対して、いじめの問題はこどもたちも「プライド」があり、自ら明らかにしたがらない傾向があるようです。私にいじめを相談をされた親御さんも、学校に相談してもらちが明かずに、相談をされてきました。今後の法改正に注目し、市の教育委員会に対しても、いじめの対策の充実を求めたいと思います。

結城りょう

19 3月

府中市の府中3小と府中10小の先生が出張図工教室開催(東京新聞)

今朝(3月19日)の東京新聞多摩版に、「第21回東京新聞教育賞」のシリーズ記事に、府中3小の山内佑輔先生と府中10小の水野明香先生が出張図工教室を行っているという記事が掲載されています。

 

記事では「地域に出かけて、会場や季節にあった図工のワークショップをする出張図工室を昨夏から始めた。2人の名からつけた『山と水の図工教室』」。昨年7月に府中美術館でスタート、「公募した市内の小学生40人が梅雨をテーマに、長さ5メートル、幅1メートルの和紙にスポイトで塗料を雨のように落とした。色の重なりやにじみを、下からのぞき、光にすかし、色の変化を楽しんだ」とあります。

 

また「地域の人との連携で、授業にはないプログラムや材料が生まれた。新しい手法や材料は早速、授業にも取り入れた。出張図工室では、異なる年齢の児童が交流」「『作品の良しあしではなく、作る過程が大事』と伝わりうれしい」(水野さん)、「考え悩んで、試して作る図工で、これから必要な力を身につけられる」(山内さん)。

府中市の学校の先生が地域住民と交流し、コミュニティーに貢献するのは、大変良いことだと思います。地域の児童と社会をつなぐ、こうした活動が広がるために、いろいろ知恵を出したいと思います。

結城亮(結城りょう)