12 3月

府中市の「学童クラブの運営方針の見直し」に民営化方針(公設民営)が示されました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

3月6日の府中市の総合教育会議において、「学童クラブの運営方針の見直し」が提案されました。大きな柱は次の2つです。

 

①育成時間の延長・・育成時間の終了時刻を午後7時まで延長し、土曜日および学校休業日の開始時刻を午前8時からとする。

 

②人員の確保・・民間事業者等への委託を導入することで、直営学童クラブにおいても適正な人員の確保および、勤務環境の改善を図る。

 

また「運営方針の見直し」における施策の方向性として「必要となる指導員の人員確保策を含め、民間活力の導入を視野に入れた運営形態の見直しを検討します」とあります。今日(3月12日)の市議会予算特別委員会でもこの問題で、共産党議員団の竹内議員が質疑をされましたが、市の答弁の核心は「人員確保策において、民間活力導入が有効」であると私は認識しました。

 

ちなみに「公設民営」とは「国や地方公共団体が施設を設置して、その施設の運営については民間企業や団体に代行させる」ことです。他の自治体ではすでに「公設民営」の学童クラブの運営が広がっていますが、そうした自治体ではどのような問題が起こっているのか、研究調査して一般質問などで取り上げる必要があると思います。

10 3月

府中の小学、中学生の自宅学習対策・・東京都教育委員会がインターネットで教材を配信します

今日(3月10日)の読売新聞多摩版に、東京都教育委員会は「新型コロナウィルスの感染対策で臨時休校となった児童、生徒の学習活動を支援するため、今月中旬をめどにインターネットを通じて学習ドリルなどの独自教材を配信することを明らかにした」と報じています。

 

また都教委では「新たにスマートフォンやタブレット端末で見られる特別サイトも開設し、自宅で学習できるように自己採点機能を備えた小学1年から中学1年向けの学習ドリルを公開する」とし、「中学2年以上の生徒に対しては、情報通信技術を活用し、民間企業などが開発した通信教育教材などの情報を提供する」とあります。ちなみに今月中旬をめどとしているとのことです。この東京都の教育委員会の施策については、9日の都議会予算特別委員会でのやりとりにおいて、公明党の都議会議員の方の質疑に教育長が答弁したとしています。

 

こうしたネットを通じた教材で自宅待機中の小中学生の学習活動に、役立てることができればよいのではないでしょうか。

08 3月

府中市にいじめ問題の東京高裁判決について質しました・・府中市議会一般質問

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

先日、府中市議会の一般質問において、先の東京高裁におけるいじめ判決を通じて、今後の市におけるいじめ方針について市教委を質しました。

 

私の論点は4点、①この事件で学校側のいじめ対応策とその後の経過について、いじめられている子ども、その保護者に対して、詳細の知る権利を学校側は保障していたといえるのか。

 

②この判決で問われることとして、市教委は今回の事件からどういう教訓を導き、いじめ防止の対応策について、その改善策をどう考えているのか、今学校現場にいる校長や教員に対しても今回の件について指導上、どう改善をはかるのか。

 

③あわせてつぎに今回の判決うけて、市教委は今後、いじめへ当時の学校現場(当事者)の教員で今も現場で教員をしている方に対しても、道義的責任を感じて、指導上の改善をはかることを求めるべきと考えるが、市教委はどう考えるか。

 

④いじめ防止を制度上の視点から伺います。いじめ防止の条例化と、独立性の高いいじめ対策の第三者機関の設置を求めるとして、市の見解を問い質しました。

 

★いじめをうけた当事者と、その保護者の気持ちにたって教育行政を望みたい

 

今回の質疑では残念ながら市教委の答弁からは前向きの答弁は得ることができませんでしたが、今回の東京高裁判決をうけ、あらためて市教委の姿勢と認識を議会で質したことは意義があったと思います。また質疑の最後に私は「市が最高裁に控訴しなかった理由として、『重大な人権にかかわる案件であり、元児童の方の長年にわたる苦しみに寄り添い』と答弁がありましたが、この『元児童の方の長年にわたる苦しみに寄り添い』という、この思いを、学校現場の教員の方々、市教委の方々に本気で認識してほしい」と主張し、さらに「この訴訟をされた女性にとって、二度と自分の小学生時代はもどらない」と主張しました。

 

また「今回の訴訟の結果をうけて、私は市教委の方々、あるいは学校現場の教員の方がたが、『自分のこどもが同じ目にあったらどう思うだろうか』と強く感じてほしいし、今後のいじめ防止対応策について改善をしてほしい。この判決を機会に、いじめ問題に正面から向き合う府中市の教育行政を強く求めたい」と強く市教委に訴え質疑としました。

 

07 3月

府中市の小学校でも休校中の児童預かりを!・・多摩地域で休校中の児童を受け入れる自治体広がる

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(3月7日)の東京新聞多摩版に今回の休校措置により、自宅で一人で過ごすことが難しい小学生らを学校で預かる取り組みが、東大和市などで始まったとあります。東大和市では小学校10校で1年から6年生の計20人余りを受け入れたほかに、町田市や日野市でも6日から始まるとのことです。また青梅市と八王子市でも9日から始まるとあります。

 

福生市では休校が始まった3月2日から、また立川市も6日から児童、生徒に校庭を開放するほか、図書の貸し出しも始めたそうです。記事にもありますが、文科省では学校施設の活用を各自治体などに通知しているそうです。

 

記事では立川市の市教委の担当者の声として「こどもの居場所つくりのためだけではなく、先生に会える安心感を持ってもらえれば」とあります。ぜひ府中市でもこうした措置をとることで、喜ぶ親御さんも多いのではないでしょうか。担当者に話を伺いたいと思います。

 

 

06 3月

府中市でも3月の学校休校中に児童たちへ校庭開放を!

府中市議会議員の 結城りょうです。

 

今日(3月6日)の読売新聞多摩版に国分寺市の教育委員会が市内の市立小学校10校を開放し、在校児童に限り学校の校庭を利用できるようにしたと報じています。記事ではこの目的について「今回の措置は、児童たちが生活リズムを乱したり、運動不足になったりすることを防ぐため」としています。また市教委によると「3月5日午前は各小学校の校庭に10人前後の児童が訪れ、鬼ごっこやサッカーなどをして遊んでいた」とあり、「休校にともない業務が減った給食の調理員、休館中の公民館や図書館の職員らがたちあい、児童を見守った」としています。

 

隣の国分寺市の教育委員会の対応は、大変意義あることではないでしょうか。児童の親御さんたちは、日中の間、こどもたちの生活について大変心配されていることでしょう。今回の国分寺市の対応について、ぜひ府中市でも実行してもよいのではないでしょうか。早急に担当者に伺いたいと思います。