24 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級創設を・・都内13年間で5倍のクラス数増加へ ②(ゆうきりょう の府中市議会一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。その2回目のブログを続きで掲載します。

★13年間で都内小中学校に5倍増えた情緒障害児の固定学級

都内の小中学校における自閉症・情緒障害の固定学級の数についてですが、近年大きな変化が起きています。文科省のHPによると、東京都内には2007年段階でその数23でしたが、2020年には約5倍の100に増えています。近隣では多摩市、人口14万6千人の市に、知的障害の個別学級とは別に、自閉症情緒障害の固定学級が4校もあります。市内に4校も設置されています。国分寺市、日野市では10年以上前から、国立市、西東京市も開設をしています。それだけ需要があるということです。府中市の人口ならどれだけの需要でしょう…

保護者の方から聞きおよぶところによれば、府中市「きらり」学級の時間数も、今年度から週3時間から2時間に削減されてしまったと、3時間でも足りないくらいなのに、逆行しているのではないかと、大変危惧されておられました。

府中市もこの問題で、特別支援学級を小中学校すべての学校に設置し、「合理的支援員」を配置して、個別対応していることは承知しているし、保護者の方からも伺っています。ただ、やはり通常学級との併用ではなくて、固定学級による指導が、とくに小学校の児童にはどうしても必要だと、専門医の方の知見も伺い、強く要望したいわけです。

★高学年になるにしたがい、2次障害の可能性が情緒障害の児童

私は保護者の方の声を紹介しました。「自閉症・情緒障害児の場合、小学校でも高学年になるにしたがって複雑になります。このままでは、不登校やうつ病、いじめなどの2次障害が増えていく可能性があります。情緒面でも毎日、あわない環境で頑張っている子供がたくさんいます。友達作りが苦手な子どもたちが途中から転校しなくて済むように、市内の小学校に設置してほしいです。他の市同様に、子どもたちの居場所を作ってあげてください。行き場がありません。切実なお願いです」。

府中市教育委員会の情緒障害児童に対する教育理念が問われる課題です。※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

 

24 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級新設を求めたい①(ゆうきりょう の府中市議会令和4年度第1回定例会 一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。

★府中市では情緒障害児童については、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応(教育委員会)

府中市内の小中学校には、知的障害とまではいかないが、通常学級では厳しい境界域の子供について、自閉症および情緒不安定な児童、生徒を対象とする固定学級を現状、設置していません。その理由について教育委員会の見解を問いました。

●教育委員会の答弁 ⇒ ①現在、府中市で は情緒障害等の児童・生徒について、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応しています。 この特別支援教室は、知的障害のない発達障害又は情緒障害の児童・生 徒を対象とし、専門の教員による個別指導を受けることができます。

②また、府中市では、通常の学級においても、教科指導におけるユニバー サルデザイン化を進めるとともに、特別な支援等が必要な場合には、担任 や学習支援員による個別の対応や、合理的配慮支援員による個別支援を 行っています。 このことから、現時点では、情緒障害特別支援学級を設置せず、現在の 支援体制を更に充実させていきます。

★教科指導におけるユニバーサルデザイン化の前提に、通常学級で児童生徒の多様性の認知が前提(専門家の意見)

●ゆうきりょう主張 ⇒ 答弁では「通常学級においても、教科指導におけるユニバーサルデザイン化を進める」というものがありますが、この点、専門医師の方に知見を伺ったところ「教科指導におけるユニバーサルデザイン化、バリアフリー化といった視点は大変重要な考え方であり、大切な目標です」としたうえで、「しかしその実現には通常学級が本質的に児童生徒の多様性を認めて包括している、という大前提を必要とします」との意見を示されています。

では実際の学校現場は「基本的に一人の担任が、一般的なスピードにより一定人数以上の生徒を対象に、一通りのやり方で授業を進めるという、通常学級のスタイルであると、①知的障害のない児童でも授業が理解しづらい、②お友達が大勢いて落ち着けない、不安が高まってしまうなどの状態から登校がままならなくなる児童も出てくるのは必然で、そうした児童を多く診てきました」、と専門医の方は指摘されています。(こうした学校現場で、多様性の包括は困難ではないか)・・・次回ブログへ続く

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23 2月

府中市の2月21日~27日までの間の小中学校の学年学級閉鎖数(2月22日現在)・・小学校4校、5学級、中学校1校、2学級

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市のHPによると、市立小・中学校及び幼稚園における新型コロナウイルス感染症による学級閉鎖等の状況については以下の通りです。

★令和4年2月21日(月曜日)から2月27日(日曜日)までの間に決定した件数

①学級閉鎖  小学校4校5学級 、中学校1校2学級

②学年閉鎖  小学校 0校 、  中学校 0校

昨日(2月22日)の市議会一般質問で、学年学級閉鎖の市のHPの広報について要望しました。

★ゆうきりょう主張 ⇒ 学年学級閉鎖の情報については、市のHPで掲載しているが、確かにわからない。「子育て・教育」のページで公表しているため、このページからでは、私も気が付きませんでした。そこで市のHPの「新型コロナウイルス感染症に関する情報」からも、学年学級閉鎖の状況について、知らせるようにしてほしい。公表内容は今の中身程度でいいと思うと要望しました。

あわせて、学年学級閉鎖を実施した場合、その学校のすべての保護者に対して、文章またはアプリを通じて、その校内のすべての保護者へ、機敏に情報提供するよう、教育委員会として、各学校にぜひ指導してほしいと要望しました。

市は答弁で「すでに実施しています」と答弁していましたが、実際には学校によって実施されていないところもあり、その点も主張しておきました。保護者の方からもぜひ、教育委員会に電話などで要望されてください。

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23 2月

府中市教育委員会は「コロナ感染拡大の非常事態時には、保護者による判断で児童、生徒に『登校』か『自宅学習』の選択可能にする措置をすべき(府中市議会一般質問)

府中市議会議員の ゆうきりょう(無所属) です。昨日(2月22日)、市議会一般質問で、コロナ禍における児童生徒をコロナ感染から守り、オンライン学習(授業)の実施などで、「学びの保障」を求める質疑を行いました。

★「今後、感染状況等が厳しくなり、学校閉鎖等により対面での授業が行えな くなった場合には、一斉にオンライン学習に切り替えざるを得ないことは ありえる」(教育委員会答弁)

私は通常は学校登校で対面を基本としつつ、コロナ感染拡大という「緊急有事、非常時」の際には、それにふさわしい学習授業の形態があることを主張しました。とくに文科大臣も「臨時休校をする前に、時差登校、分散登校、オンライン学習を組み合わせたハイブリットな学習形態を実施してほしい」と発言(新聞報道)。また文科省も大臣の発言内容をうけて、すぐ2月4日付で、文科省が全国の教育委員会に、同様の内容の通達をだしたとの報道もあり、以下の質問をしました。

●質問① 今回の文科省通知をうけて府中市の対応方針についても、まん延防止措置などの感染拡大状況時においては、保護者による判断で児童、生徒に「登校」か「自宅学習」の選択可能にする措置を検討するべきではないか。

②そのうえで自宅学習では、自宅からタブレットによるリモート参加で出席扱いとし、給食の提供も行うなどの検討を求めたいが、教育委員会の見解は。

●教育委員会の答弁①  「現在学校は、感染症対策を徹底しながら授業を実施していることから、 学校に登校し授業を受けることが原則です」「 ただし、感染に不安を感じて、登校を控える等の場合には、従来から、 出席停止扱いとし、児童・生徒に不利な取扱いはしていません」

答弁②「また学校での授業とオンラインを活用した学習の選択については、 今後、感染状況等が厳しくなり、学校閉鎖等により対面での授業が行えな くなった場合には、一斉にオンライン学習に切り替えざるを得ないことは ありえるものと考えています」

答弁③「ただし学校で、対面での授業が実施できている状況下で選択を認めることは、想定していません。 なお、給食のみの提供を行うことについては、感染防止の徹底を図る観 点から想定していません」という答弁でした。

●ゆうきりょう主張⇒すでに足立区では1月24日から出席か自宅でのオンライン学習かを選択できる施策を実施しており、府中市でも今後実施するべきと主張しました。しかしながら府中市教育委員会の現状における「オンライン学習(授業)」については、「腰が重い」の現状です。この課題については他の議員さんたちも複数、取り上げておられるので、今後、教育委員会の姿勢が前向きに変化することを期待したいです。保護者の方々からもぜひ教育委員会に電話などで、訴えてください。

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18 2月

府中市のオンライン学習(授業)をもっと本格的にしてほしい!・・現状はドリル学習?教育委員会はもっと頑張って(市民の声より)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。2月22日の市議会の一般質問で府中市のオンライン学習について質疑をする予定ですが、保護者の方からご意見をいただきましたので、掲載させていただきます。

★家でのタブレット端末を活用もドリル学習のみの状況

今回は府中市の小学校の濃厚接触者の現状をお伝えしたくてメッセージを送らせて頂きました。小学校が学級閉鎖になると、そのクラスの子たちにはたくさん課題が出ているようですが、(コロナの)濃厚接触者の子供には基本的に課題は出されず、言い方が悪いですが「放置」状態です。

うちの子ように、元気に自宅待機している子は時間を持て余してしまいます。勉強の遅れも気になり、先日担任の先生に「算数だけでもオンラインで授業に参加できないか」聞いたところ、不登校のお子さんは限定的ではありますが、オンラインで授業に参加できるようですが、「今回のような場合はできない」と申し訳なさそうに言われました。府中市の現状はそんな感じです。GIGAスクール構想、府中市では全然進んでいません。

タブレット端末を持ち帰らせてもらい、今は家でそれを活用していますが、内容もドリル的な感じなので、私としては期待外れです。周りの保護者の方も同じようなことを言っています。

★教育委員会はもっと頑張ってほしい

濃厚接触者で自宅待機の子供への対応、府中市内の他の学校はどうなのか分かりませんが、うちの子たちの学校はこんな感じです。先生達は頑張ってくださっているので感謝しています。そしてこれ以上、先生に負担をかけたくありません。負担はかけたくないけど、もう少しどうにかして欲しい。難しい問題ですね。府中市の教育委員会には、もう少し頑張ってほしいです。

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