11 4月

府中市の子育て世帯にも重くのしかかる物価高、かさむ教育関係費・・国や自治体は就学援助で払えぬ状況を是正してほしい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の朝日新聞社会面に子供を学校に通わせている子育て家庭にとって、出費がかさむ春について、今年はさらに急激な物価高が重なり、家計が苦しくなっている状況について伝えています。

★4年前と比較して約1万円値上がりしている学生服セット

記事では「4年前と比べても1万くらいは値上がりしている」というパート女性の声について、今春に中学に入学する息子さんの制服と、現在高校2年生の長男の価格と比べると、ワイシャツ、ベルト、ブレザー、スラックスなど合計約1万円ほど値上がりしているといいます。

また都内23区の制服販売店も「この春、値上げをした」として「生地の値段が約10から15%上がったから」とのこと。こうした値上げが全国で相次いでいるとあります。また学校給食費についても小麦など原材料の高騰をうけ、値上げに踏み切らざるえない自治体もあると伝えています。

★就学援助費について、物価高騰時におけるあり方について国も是正策を

こうしたなか記事では、就学援助費について自治体が支払う就学援助費は国の基準に準じるところが多く、「ある自治体の担当者は『物価変動などで保護者の支出が支給額をうわまわる場合もある』」として、就学援助費を超える状況になっているのではないかと推察しています。この点について大学教授の方は「就学援助でも教育費をまかなえない状況は是正すべきだ」とし、「物価が急に上がっても支給額を上回らないようにする必要がある」と指摘されています。

恐らく府中市内でお子さんを小中学校に通学させているご家庭も、このような状況に直面されていると思われます。ぜひこうした実態についてお声を寄せていただき、国や自治体に対して今日のような急激な物価高における就学援助費のあり方について、要望していきたいと考えています。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

02 4月

府中市でもオンライン学習授業の多様な可能性の追究を・・青森市がオンライン授業を不登校対策に活用、 不登校から登校できるようになった生徒が倍増へ

★「気楽に自宅で受けられるオンライン授業をきっかけに学校に行けるようになったのでは」(専門家の意見)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(4月1日)は府中市の不登校対策について掲載しましたが、NHKのインターネットニュース(2月25日付)によると、青森市がオンライン授業を実施した後に、不登校から登校できるようになった生徒が倍増したという興味深いニュースがありました。

同ニュースによると「昨年度、すべての市立中学校でオンライン授業を導入したところ、不登校から登校できるようになった生徒の割合が前の年度から倍増し、全国平均を大きく上回ったことが分かりました。専門家は『気楽に自宅で受けられるオンライン授業をきっかけに学校に行けるようになったのではないか』と分析しています」と報じています。

★青森市では市内すべての中学校にテレビ会議システムを活用

同ニュースによれば、この青森市では新型コロナ対策などとして、昨年度から市立の中学校すべてでテレビ会議システムを使ったオンライン授業を導入し、自宅でも授業を受けられるようにしたとのことです。その結果、各学校から「不登校の生徒が登校できるようになった」という報告があり、市の教育委員会は不登校対策としてもオンライン授業の活用を始めたとのことです。

★オンライン授業だと気にしなくてよいので、授業に参加できているのではないか

その結果、不登校になった生徒のうち登校できるようになった生徒の割合が、「2019年度は26.1%だったところ、オンライン授業を本格導入した2020年度においては49.3%とほぼ倍増した」として、全国平均の28.1%と比べても大きく上回ったとの驚異的な結果がでたそうです。

また同ニュースのなかで、スクールカウンセラーの方は「『不登校の生徒たちは勉強が嫌いなわけではなく、周りの目が気になって学校に行けなかった。オンライン授業だと気にしなくてよいので授業に参加できているのではないか』といった声が寄せられている」とのことです。
同ニュースのなかで「東北大学大学院の堀田龍也教授は『オンライン授業には気楽さがあり、自宅から参加したり、少しだけ授業を受けたりと自分で調整することができる。こうした気楽さをきっかけに学校に行けるようになった生徒が増えたのではないか』と分析している」と報じています。

これは大変興味深い結果です。青森市がテレビ会議システムを活用していることも素晴らしいですが、オンライン授業により不登校生徒が登校可能になった人数が倍増し、全国平均を大きく上回ったという結果が驚きです。ぜひ府中市の教育委員会もこうした経験を検証し、オンライン授業における多様な可能性も追究するべきと思います。

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01 4月

府中市では児童、生徒の不登校対策として「不登校特例校」の設置を含む総合的な対策を推進します

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市では児童、生徒の学びの機会を保障するための支援策の充実について検討しています。第1回市議会定例会において高野市長の市政運営方針のなかにも「(不登校児童、生徒に対する)相談体制を拡充するとともに、関係機関とも連携しながら、きめ細かい支援を実施します。不登校対策では、不登校特例校の設置を含む対策を総合的に推進します」(広報ふちゅう、4月1日号より)との説明もありました。

現在、府中市内の児童、生徒の不登校の人数は300人を超える人数とのことです。これは武蔵台小学校1校の児童数(270人強)を超える人数になります。私もこの数字を聞いたときは、少し驚きましたがそれが実態なわけです。

★3年後(令和7年度)に、新しい教育センターの竣工とあわせて設置を予定

府中市の教育部からは以前、市議会において「不登校特例の設置にむけて検討をすすめている」という報告がありました。「不登校児童、生徒を対象とする特別に編成された教育課程にもとづく教育を行う学校(不登校特例校)の設置について、検討を進めてきた」とし、場所については市立教育センター内に特例校を設置するとしています。なお市立教育センターについては現在の施設が老朽化していることから、新しい教育センターに設置するとしています。ちなみに新教育センターの設置予定地は「清水が丘1-3」(東府中駅南口の近く)とのことです。

★今後の予定・・3年後の令和7年度に設置へむけての進行予定

●令和4年度・・新教育センターの基本設計と実施設計の完了、不登校特例校の運営形態の検討

●令和5年度・・新教育センターの改修工事着工、不登校特例校の運営形態の決定、

●令和6年度・・新教育センターの改修工事の竣工など

●令和7年度・・供用開始の予定です。

他の自治体においても増加する不登校児童、生徒への対応策として「不登校特例校」を設置する市も増えていますが、府中市も具体的な対策に乗り出すことになりました。教育を受ける権利が日本国憲法において保障されている児童、生徒さんたちが、「不登校」というかたちで学ぶ機会を失うことは元来、あってはならないことです。ぜひ議会においても保護者の方々からの要望なども伺い、取り上げてみたいと考えています。

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29 3月

府中市が明星中学校・高等学校との間で「地域活性化に関する協働協定」を締結しました

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市が市内にある明星中学校と高等学校との間で、「地域活性化に関する協働協定」を締結しました。「この協定は、若い世代の発想力や行動力を活かし、活力あふれる地域社会の形成および発展に努めるとともに、未来を担う人材を地域で育てることを目的としたものです」(府中市HPより)。

★連携内容

1.まちづくり及び地域活性化に関すること
2.自然・環境の保全に関すること
3.社会福祉及び地域の安心・安全に関すること
4.教育・文化・スポーツの振興及び生涯学習に関すること
5.産業・観光の振興に関すること
6.人材の育成に関すること
7.特色ある学校教育に関すること

★今後実施予定の取り組みについて

府中市のHPによると「令和4年度に市が実施する約20の事業について、明星中学校・高等学校の年間授業カリキュラムに組み込んでいただき、中高一貫1年生から高校3年生までの全ての学年の生徒の皆さんと市の各課が連携して実施します。具体的には、4月開催の府中市民桜まつりを始めとした市イベントの運営補助や、環境・SDGsに関するワークショップの開催などを予定しています」としています。

★明星学苑の中高生のみなさんが、将来、府中市に住みたいと思える街づくりを

府中市内に明星学苑をはじめ国立大学2校が存在し、都立高校も5校あるなど「学園都市」ともいえる自治体です。こうした私学との連携協定は、今後の青少年人材の育成とともに、街の活性化のためにも有意義なものと考えます。また明星学苑で学んだ中高生のみなさんが、将来、府中市に住みたいと思われるような街づくりや行政サービスにも取り入れてほしいものです。

一方で府中市には市民協働条例がまだ制定されていません。今後は条例制定を視野にいれ、市民、民間の方々の知恵と活力を府中の街づくりはじめ、行政施策にもいかしていく施策のためにも、ぜひ条例制定も求めたいと思います。

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19 3月

府中市の小中学校の給食の主食について、価格高騰のパンから価格が下がっているお米にウエイトを増やしてみては(市議会予算委員会)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。3月14日~20日までの、小・中学校及び幼稚園における新型コロナウイルス感染症による学級閉鎖等の状況については、以下の通りです(市のHPより)。

●学級閉鎖  小学校 6校8学級  中学校 1校1学級
●学年閉鎖  小学校 0校      中学校 0校

★学校給食費の値上げは困難、小麦価格高騰で今後も食パンは値上がり傾向

近年の円安傾向、またウクライナ情勢おうけて小麦価格の高騰していますが、ヤフーニュース(3月18日付)によると、「輸入小麦の政府売り渡し価格が、2021年10月に19%、さらに4月に17.3%引き上げられるため、4月から看板商品の食パン価格を1本(2斤)864円から950円(税込み)に値上げすることを決めた」と報じています。 さらに小麦は、ロシアが世界最大、ウクライナが5位の輸出国のため、「今後、供給が不安定になり、さらに価格が上がっていくと懸念されている」としています。

★給食の主食を価格が下がっている、お米にウエイトを移してみてはどうか

こうした状況をうけて、小中学校の給食のメニューに大きな影響を与えるのがパン類です。2月10日付のブログ「府中市の学校給食の献立にもコストプッシュインフレの波が」において食料品の物価高騰をうけて、努力されている府中市の給食センターの動向について掲載しました。そうしたなかで日本国内で価格が下落している食料があります。それはお米です。近年お米は剰余生産となっており、価格も下落していることは農水省も発表しています。

そこで私は市議会の予算特別委員会において、現状のパンからお米の比重を増やしてはどうかと提案しました。マスコミ報道などによると、パンや麺類はこの夏場にかけて価格が上昇する見通しとあり、この際、食育の観点からも給食に占めるお米のウエイトを増やしてはどうかと思い、質疑をしました。今後の府中市の学校給食の動向に注視したいと思います。

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