21 8月

府中市 小中学校の健康診断 文科省通達で原則着衣の健診を(朝日新聞)その1

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

昨日の朝日新聞社会面で「学校健診 傷つく子どもたち」「下腹部触られた」「なぜ脱衣 各地で訴え」との見出しで記事があります。

この記事では全国の小中学校における健康診断の実態について、脱衣による健診への拒否、「下半身をのぞかれた」「下腹部を触られた」など、男性医師による児童、生徒への健診のやり方に、訴えがあがっているとのことです。記事では、北九州市の小学校において「複数の児童が下腹部を触られた」などの訴えがあり、健診を担当した医師は「腸音を聞くため」などと説明したそうですが、「市教委が想定する健診項目には含まれていない項目」だったとのことです。

★学校健診は保護者に周知、理解と同意をえて実施する必要がある(文科省)

記事では、学校健診での検査項目は学校保健安全法で規則があり、児童生徒等の健康診断マニュアル」(文科省監修)では、「実施の目的等と、義務付けでないことを明示し、保護者などに周知したうえで、理解と同意をえて実施する必要がある」とし、「腸音」や「二次性徴」は必須項目にはないそうです。

★医師に対する遠慮から、学校側が意見を言いづらい状況もあるのではないか

記事では「日本医師会の渡辺常任理事は『医師に対する遠慮から、学校側が意見を言いづらい状況もあるのではないか。学校と学校医の連携を密にする必要がある』と話す」としています。また文科省は「学校と校医が健診前に検査項目などを互いに確認するためのリーフレットの作成を進めている」そうです。

記事にもありますが、文科省では今年1月に全国の教育委員会に対して「児童生徒のプライバシーや心情に配慮して健診環境の整備」を求める通知を発出しています。

~私は令和5年度第1回定例会の一般質問で、市内小中学校の女子児童生徒の上半身脱衣健診のあり方について質疑要望しています。~

私あてにも以前、市内の女子生徒の保護者の方から「女子生徒の健診について、上半身を脱衣して健診させるのは、見直しをしてくれないか」「服の上からでも聴診器をあてるとから、できるのではないか」「女子生徒の健診には女医をお願いできないか」などの相談要望がありました。またマスコミでも報道されましたが、岡山市内の学校健診で健診を担当した医師が盗撮行為を行っていたということで問題にもなりました。

★「上半身を脱衣させての健診は行っていない」(市の答弁)

私はこの質疑で女子児童生徒の上半身脱衣健診の見直しを求めました。

●市の回答は⇒「定期健診については、府中市医師会などから推薦された医師などを学校医として委嘱し、実施しています。小学校の低学年を除いて各小、中学校の女子健診にあたり、体操着を着衣のうえで実施しており、上半身を脱衣させての健診は行っておりません。なおいずれの学校においても、カーテンや衝立などで区切るなど、他の児童生徒に見られることのないよう、プライバシーなどに配慮して実施している」との答弁でした。

市の公式答弁として、脱衣健診は行っていないとのことです。ぜひこのブログをご覧になられた保護者の方で、市の答弁と違う学校現場の実態があった際は、私あてにご連絡ご相談などお寄せください。(府中市議 ゆうきりょう)

~保護者の方からの声~

(女生徒に対する健診を女医の方に)是非、進めてほしいです。 そして性的少数者のために、 一律にならばせる前に希望を聞き、 別時間枠や選択制を取れるような体制もお願いしたいと思います。

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

18 8月

府中市 小中学校では、水難事故を防ぐ水泳の安全教育を・・保育園、小学校で「水中で浮く」「回泳」指導の取り組み

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の朝日新聞に水難事故から子どもたちを守るための安全教育に取り組む、小学校や保育園の授業の様子について記事があります。

★長く浮く、泳ぐ力を身につける水泳授業

静岡県の浜松市の市立船越小学校では、1966年から続いている「30分間回泳」の様子について、記事では「平泳ぎで同じ方向に大きな円を描いて泳ぐ、時々背浮きして体を休めながら、ほとんどの児童が30分間泳ぎ続けた」とし、「長く浮き、泳ぐ力をつけさせるため」として、市内の小学5年生が希望制で参加、毎年、約9割が泳ぎきるそうです。また記事では「授業だけでは不安な児童のために、船越小では水泳部とは別に『回泳部』もある。長く泳ぎ続けることを目指して練習している」とのことです。

この記事では町田市の保育園「ハッピードリーム鶴間」の様子について、「5歳児クラスが夏の1泊2日のキャンプで川に入る。水温や流れによる体への抵抗、水深の変化、必要な装備を知り、自然の水の危なさを原体験として感じ取ってほしい」とあります。場所の選定についても事前に、入念に行い、浅瀬になっている箇所を選定しているそうです。

★教員が水難事故防止教育をするのは難しい(教員ネット調査)

この記事では、日本財団が実施したネット調査によると、「小中学校の教員調査では、水難事故防止教育について、小学校教員の6割が『教員が教えるのは難しい』と答えた」そうです。

この記事のなかでは、大阪大学の若吉浩二教授(スポーツ科学)のコメントとして「文科省の指導手引きでは、小学低学年は水に慣れ、中学生は浮く、進む、高学年は平泳ぎやクロールができるようになることが示されている」「泳力に差がある子どもたちに一斉に教えるのは大変だが、指導にはコツがある」「中学生の指導内容の『浮く』を、手足で水の感覚をつかむ余裕ができるまでしっかり身につけられれば、泳ぎが効率良く習得できるようになる、こうした指導方法の確立が重要」と語っています。

~今年の夏も各地で痛ましい水難事故により、子どもたちが犠牲になっていますが、小学校での水泳授業が減少する昨今ですが、あらためて「回泳」の技術が必要だとわかる、朝日の記事です。私も9月議会の一般質問においても水泳指導のあり方について、質疑をする予定です。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

10 8月

府中市 小中学校における水泳授業のあり方の改革を・・着衣水泳の指導の実施をしてほしい(保護者の声)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

水泳の授業のあり方について、保護者の方から意見をいただきますが、以前、小学校にお子さんを通学させている、保護者の方から以下のお声をいただきました。

★すべての小学校の授業で着衣水泳授業の実施をしてほしい(保護者の声)

~私(保護者)は府中市内の公立小学校に子供を通わせる親です。聞くところによると、市内のある小学校では夏休みに専門の先生を呼んで、着衣水泳の指導があるそうです。ところが、私の子どもが通う小学校ではそういった指導は全くありません。同じ市内の公立小学校なのに、いろいろと差があることは承知しております。

しかしながら、こういった命に関わる指導については、どの学校に通う児童にも等しく機会を与えられるべきではないでしょうか?最近の子供達の水難事故の多さからも鑑み、検討の俎上にそせていただけるよう切に願っています。(以上、保護者の方の声より)

★「水のなかで服は重くて大変だけど、慌てずに落ち着いて浮くようにします」(体験した子どもの感想)

先日、朝日新聞のインターネットニュースで、夏休み中の水の事故を防ぐために、「茨城県結城市の市立結城小学校のプールで11日、「着衣泳」の体験授業があったとの記事がありましので、以下、紹介します。

~市内の「ささはら水泳塾」が、同市や近隣市の小学校に出張して指導しており、この日は結城小の4年生約70人が、体操服や体育館シューズを身につけたままプールへ。講師は「誤って水中に転落しても、意外と体は浮きます。服や靴は脱がないで」と指導した。さらに「静かに5秒じっとして、仰向けに浮かんでみましょう」。2リットルのペットボトルやアイスボックスが、いざという時に浮きになることも伝えた。

講師が大声で強調したのは、①子どもたちだけで危険な場所に行かない、②帽子やビーチボールが流されても取りに行かない、③目の前でおぼれている人がいても絶対に自分では助けないで大人を呼ぶ、の3点。児童は何度も大声で復唱した。古賀詠太さんは「自分一人で助けるのは危ない行動だとわかった」。大羽有紗さんは「水の中で服は重くて大変だけど、慌てずに落ち着いて浮くようにします」と話した。~以上、記事より

★水難事故に対する水泳授業などに力をいれてほしい

また朝日新聞の投書欄にも、「水難事故を防ぐ」というテーマのもと、保護者の方ら投書が寄せられており、「おぼれた時に身を守る方法を学ぶことの必要性」や、「スイミングスクールに通う子も多く、習っていない子どものレベルの差が大きい」「泳げない子どもの事故に気をつけるには、全員同じ水着の姿では対応が難しい面がある」「一律に水泳授業を行うことは、見直してもよいのではないか」「教室で水難事故に対する教育や、おぼれたきの対処、浮き方などを教えるとい授業でもよいのではないか」などの声が掲載されていました。

これは大変最もなご意見ではないでしょうか。その意味で学校の水泳授業のあり方について、実施時期の変更や屋内プール施設の活用なども含め、また着衣水泳授業の導入など、水泳授業の中身の改革が必要だと思います。ぜひこうした点について、9月議会の一般質問で取り上げたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう、検索 ⇒ ゆうきりょうブログ))

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

09 8月

府中市 夏休みに学校給食センターを、親子の食育教室の場、不登校の子どがが交流できる場に・・八王子市の学校給食センターが親子食育教室実施

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。「ブログ検索⇒ ゆうきりょう」

先日の東京新聞多摩版に八王子市が夏休み期間中、市内に4ヶ所ある学校給食センターで「元氣応援ランチ」と称して、食育教室を開催したとの記事がありました。

★「夏休みに不足しがちな栄養素を給食で補って、食べることに興味を持ってほしい」(八王子市の給食担当者)

記事によると7つき29日~8月2日の実施で、1食300円、市内小中学生とその保護者ら毎日100人以上が訪れたそうです。記事では「『ミニ食育講座』も開き、不足しがちな栄養素や、コンビニで食事を選ぶ際のポイントなどを解説」、給食メニューは日替わりで、スパゲッティーミートソース、八王子ラーメン、夏野菜ドライカレー、牛丼などを厳選して提供されたとのことです。記事のなかで訪れた保護者の方は「子どもが多いのでご飯の用意は大変、とても助かるし、栄養バランスが良いので安心できる」とコメント。記事のなかで市の担当者は「夏休みに不足しがちな栄養素を給食で補って、食べることに興味を持ってほしい」としています。

★不登校児童、生徒を学校給食センターで交流の機会をつくる・・不登校の子どもが登校できるようになった生徒もいる

また以前ですが、八王子市では不登校生徒(中学生)の居場所に、学校給食センターを活用「はちっこキッチン」、給食の提供を行うなかで交流を深め、学校に通えるようになった生徒もいるという記事が、東京新聞多摩版に掲載されました。

記事では、八王子市と同教育委員会は、学校に通学できない子どもたちに、図書館や児童館などの公共施設を「第三の居場所」として活用していますが、新たに学校給食センターも利用する方針としています。記事によると市内2ヶ所の給食センターで「同級生と同じメニューを食べたり、センター職員と交流したりして、学校や社会とのつながりを持ってもらう狙いがある」とし、「3月末までにセンターを利用した中学生が6人、このうち2人は新年度から登校できるようになった。給食の調理に興味をもった女子生徒もいる」。また「休みがちな児童生徒には、学校から『はちっこキッチン招待状』と給食の献立表を届けている。食べたいメニューの日に訪ねることができる」とし、利用は午前11時から午後1時、中学生は予約不要、小学生は電話で申し込む制度とのことです。

★学校給食センターを通じて、食育、不登校の子どもたちが交流する場として活用を

八王子市による学校給食センターを活用した、こうした取り組みは大変興味深いものです。夏休みを利用して親子がともに食育を学び、給食を通じて学校との関りを深めてもらう取り組みは意義あるものです。

とくに不登校児童生徒が500名以上をかかえる府中市にとって、こうした既存の公共施設を活用した子どもたちの交流の場を設定することは、大変意義あることではないでしょうか。なかでも学校給食は、子どもたちにとって、息抜きや楽しい時間でもあります。こうしたところに、不登校児童生徒が交流できること自体も大変意義あることです。今後、府中市議会でも要望したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

07 8月

府中市 フリースクール、教育支援センターなど学校と連携している施設で学ぶ児童、生徒について「学校の成績に反映させる」(文科省が省令改正へ)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞ネットニュースによると、文部科学省は、不登校の小中学生が自宅やフリースクールなどで取り組んだ学習成果が学校の成績に反映できることを周知するため、省令を改正する方針を決めたと報じています。

★学校の外で学ぶ児童生徒の成績反映・・文科省は「意義が大きい」と認める通知しているが、現場では周知していない

★府中市においても子どもの第三の居場所確保に積極的施策を(保護者の声)

子どもの第三の居場所について、なかでも不登校児童生徒の居場所の確保と対策について、こども家庭庁も新たな方針を示しており、今後、自治体の施策の充実が問われてきます。そこで市民の方から、おもにフリースクールの課題についてお声をいただきましたので、以下紹介させていただきます(再掲)。

★フリースクールの補助金について、使い勝手の悪い制度では負担は軽くならない

東京都のフリースクール研究費についてお話させていただきます。自治体によっては独自にフリースクールの補助金があるようです。東京都の事業は、期限や期間があるため、利用できない期間が発生します。家庭の負担が大きくなります。

鎌倉市の例を上げますと、利用した金額に応じて最大1万円のお支払いがあるようです。しかし、フリースクールで利用した金額だけを保証されても、帰りに申し送りを聞くこともあること、1人では通えないので、送迎を朝晩する必要があります。交通費として、電車、バス、ガソリン代、場合によっては駐車場代ががかかることもあると思います。

★学校給食無償化の次はフリースクールなど子どもの居場所確保策の充実

不登校では、外に出ることも抵抗がありますので、電車やバスは、その日の体調で利用できないお子さんもいると思います。目的地まで車なら通えるというお子さんもいます。特性のあるお子さんが定型発達のお子さんのように通えると思うのは違うと思います。フリースクールの利用料金だけを全てとして、鎌倉市のように補助を見てほしくないと思います。 また府中市においては、フリースクール自体が少ないですので、他市を選んでいる方が圧倒的に多い印象です。自治体でもそうですが、給食費の次は、こういったサポートにも期待したいです。

★フリースクールを市内の公有地に確保してほしい

府中市においても、今後移設する予定の教育センターの跡地、発達支援センターの空いたスペース、市立幼稚園や跡地に児童館や、市の公認フリースクールを開設してもいいのではないでしょうか。また小柳幼稚園跡地は、空地になっており、単なる居場所ではなく、そこで活動できることを毎日積極的に提供し、活動に参加するために社会的自立を促せる場所が理想的に思います。(以上、市民の方の声より)

~以前ブログでも掲載しましたが、私も国立市にある矢川プラスを見に行ってきましたが、あのような施設が府中市内にあれば、多くの保護者が自身の子どもを安心して遊ばせる、また日常から過ごすことができる施設として、大変うらやましく思いました。フリースクールを増やすこととあわせ、子どもの居場所確保策は今後の子育て政策の柱の1つになると、あらためて感じています。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで