25 8月

(府中市)府中市内の不登校児童、生徒に学びの場の選択肢の拡充を・・戸田市が民間学習塾とタイアップして、新たな教育支援センターを開所

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 今日のインターネットのニュースのなかに、埼玉県の戸田市で、民間の学習塾と市の教育委員会が「タッグを組み不登校児童生徒を支援する『西すてっぷ』を開所」するとの記事がアップされていました。

★教育委員会と民間学習塾が協力し「多様な学びの場の選択肢の拡充」

同ニュースによると「戸田市教育委員会は、大手学習塾のトライグループに業務委託して運営する、新たな教育支援センター『すてっぷ』(通称:西すてっぷ)の開所を、8月24日に発表した」とあり、「戸田市教育委員会では現在、誰一人取り残されない教育の実現に向けて『戸田型オルタナティブ・プラン』を推進」、その柱のひとつである「多様な学びの場の選択肢の拡充」の取り組みとして、戸田市西部福祉センター内に教育支援センター「西すてっぷ」を開所するとのことです。

ニュースでは「『西すてっぷ』では、不登校児童生徒支援というひとつのキーワードのもと、学習塾と教育委員会がタッグを組み不登校施策を強力に推進する。8月25日には開所式が実施され、同市の不登校支援の新たな拠点として、重要な役割を果たしていく」と報じています。

★人とのコミュニケーション能力を育むためにも、学びの場の選択肢拡充を

現在、府中市の公立小中学校の不登校児童、生徒は400人弱を数えています。この間、私あてにも複数の親御さんからお子さんの不登校に関するご相談などお寄せいただきました。いずれの不登校の理由も複雑で多様な原因、背景があります。同時に学校に登校できなくても、様々な経路で勉強する場の提供、また人とのコミュニケーション能力を育むことは、小中学校の時期には必要な要素だと思います。私は学校の勉強はいくつになっても学べると思いますが、人とのコミュニケーション能力は幼少期のころに身につける必要があると考えています。その意味でも「多様な学びの場の選択肢の拡充」にこそ、官民協力するべきです。

この点からすると、不登校児童、生徒の対策は市の教育委員会だけでは対応できないの現状であり、戸田市のように民間の学習塾などとの連携は、大変重要ではないかと考えるものです。ぜひ一度、戸田市の教育委員会の方にも話を伺って、参考にさせていただきたいと思います。

※「府中市の令和6年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス  yuki4551@ozzio.jp  まで

 

 

22 8月

(府中市)府中市の中学校でも「がん教育」(がん教育等外部講師連携支援事業委託)を実施してみてはどうか

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

隣の自治体である国立市の教育委員会が発行する「くにたちの教育」(172号)に、同市が中学生のために「がん教育」のプログラムを実践しているとの記事がありました。この広報紙では以下のように、伝えています(一部抜粋)。

★実際にがんを経験された方を講師に・・前向きな生き方を生徒たちに伝える

国立市内の中学校で、がんを経験したがん 教育外部講師の佐久間久美さんによる講演会 が開かれ、「がんになってもできること が んになったからできること」をテーマに、が んの基礎知識、治療の実際、そしてがんと診 断されても絶望せず病気や治療を学んで前向 きに進むことの大切さをお話しいただきまし た。

佐久間さんは、2018年春の人間ドック受診をきっかけ に肺がんが見つかりました。当初は不安の中で治療を開始しましたが、 出会った患者の仲間たちから、思いがけない言葉をかけられます。「が んは体の中で大きくなっている時が怖い。見つかって治療が始まるの は嬉しいことですよ」 。

★「自分や周囲の人が将来『がん』と診断さ れたときにどう行動すべきか考えてほしい」(佐久間講師)

点滴治療を継続しつつ、諦めかけていた資格試験の勉強の再開等を 医師に相談したところ、強く後押しされます。「がんになったら全てが 終わるというわけではない」と気づいた佐久間さん。患者会に参加し て情報交換し、回復を遂げていきます。現在は、正しい知識を身に付け、 必要な時に治療や支援を求められるようになるためのがん教育に参加 したいという思いを原動力に、各地で講演会等を行っています。

「がん教育は、がんの避難訓練。災害時にどんな行動を取るべきか 想定して訓練を行うように、自分や周囲の人が将来『がん』と診断さ れたときにどう行動すべきか考えてほしい」と佐久間さんは語ります。 検診での早期発見の大切さを学ぶと同時に、病気になった後も続いて いく患者の人生の可能性を想像することの重要性に気付く、生徒たち にとって貴重な経験となりました(くにたちの教育172号より一部抜粋)

★文科省の「がん教育等外部講師連携支援事業委託」を多摩地域の複数の自治体で実施

この「がん教育」は文科省による「がん教育等外部講師連携支援事業委託」の一貫で実施されているものです。この文科省の事業委託を活用して、「がん教育」を実施している多摩地域の自治体は、国立市の他にも国分寺市、八王子市でも実施されているそうです。

文科省の同プログラムのHPによると、「がんテーマとして教育で扱う際に大切なことは、『生きている限り誰にでも起こりうる病気や死といかに向き合うか』という正解が一つではない問を通して、『自分らしい生き方』や『健康と命の大切さ』について考えることです。そのため、本プログラムでは、がんに対する正しい知識の習得とともに、生徒が主体的に考え、行動につなげられるような内容を目指し作成しています」とあります。

私も一度、講師をされている佐久間さんにお会いして、講師を通じて得たものなどについて伺えればと思っています。また府中市でもこうした「がん教育」について実施する意義があることを、市議会で提案したいと考えています。

※「府中市の令和6年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス  yuki4551@ozzio.jp  まで

20 8月

(府中市)放課後児童クラブ(学童クラブ)にWIFIがないと「宿題ができない」・・学童クラブの通信環境整備を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

先日の朝日新聞に放課後児童クラブの通信環境の課題について記事が掲載されていました。記事によると、北九州市の女子児童が放課後児童クラブで宿題をしようとしてタブレット端末を開いたところ端末のドリルアプリが軌道しなかったそうです。この件でクラブの指導員に相談したところ「ここではタブレット端末を使っての宿題はできないよ」と言われ、理由は通信環境が整備されていないことだそうです。

この記事では「北九州市の子育て支援課によると、端末の使用を認めるかどうかなどの整備状況も把握していないという」。一方で同市内の小学校の児童、約4分の1が放課後児童クラブに在籍しているそうです。記事では「共働き家庭も増えるなかで、帰宅前に放課後児童クラブで宿題い取り組むことを望む保護者もいる」としています。

★杉並区ではすべての放課後児童クラブにWIFI環境を整備

また杉並区ではこの夏に区立の放課後児童クラブ51ヶ所すべてにWIFIを整備するとあり、これも保護者からの強い要望があったそうです。同区の児童青少年課は「調べ学習など授業の延長の学びに使うことも、今後は増える。子どもの入退出管理をアプリで行うなど、働き方改革の面からもデジタル化を進める予定」としています。

恐らく府中市の放課後児童クラブに対しても、このWIFI環境の整備については要望が寄せられていると思われます。教育委員会では児童たちに、タブレット端末の持ち帰りを推奨していることもあるのですから、WIFI環境の整備も同時にしてほしいものです。ぜひこの問題について、9月議会の決算委員会でも質疑をしたいと思います。

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19 8月

(府中市)熱中症対策 部活動の前後も注意、警戒が必要・・山形県米沢市の中学生が部活動後に死亡

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の朝日新聞報道によると先月、山形県米沢市で部活動から帰宅途中の中学1年生が熱中症とみられる症状で死亡した事故をうけて、各地の教育委員会、中学校では熱中症対策の状況について報じています。

★暑さ指数に応じて機敏に対応(新宿区の公立中学校)

新宿区内の公立中学校のソフトテニス部では、「気温や湿度などから算出される『暑さ指数』の測定器を使い、①暑さ指数31以上=運動は原則中止、②28以上=厳重警戒(激しい運動は中止)、③21以上=注意(積極的に水分補給)という指針を示しており、部活動の実施の目安として学校現場で広く活用されている」とあります。このソフトテニス部の顧問の方は「部活動の3時間、計測器を常に確認できる場所に置いていた」「帰路の安全確保にも気を配り、『帰る前にも水分をとり、水筒に水を入れるように伝えています』」。また記事では、部活動終了後に生徒の様子を見て、慎重を期して帰宅に付き添ったこともあるといいます。

★府中市でも新たな熱中症予防指針を求めたい

今回の米沢市の死亡事故をうけて埼玉県熊谷市の教育委員会では「部活動中の熱中症対策だけでなく、活動後の健康観察も行うよう求めた」とあり、また大阪府豊中市の公立中学校では、部活動後に生徒の健康観察をして、少しでも様子がおかしければ保護者に状況を伝えるなどの対応を検討するとしています。また福岡県久留米市では部活動後のクールダウンを重視し、「体を冷やすためにプールに入らせたり、冷房の利いた教室で休ませたりしている」という方針を実施しているあそうです。こうした対応が各地の学校現場などで行われている様子を伝えています。

府中市教育委員会においても昨年7月に、熱中症予防指針を発出しています。今年はさらに昨年とは違う状況でもあり、また米沢市の事故を踏まえ、新たな指針の発出を求めたいと思います。

※府中市教育委員会の熱中症活動予防指針→ 2206300123.pdf (city.fuchu.tokyo.jp)

※ゆうきりょうの 関連ブログ↓

(府中市)府中市内の部活動、民間スポーツクラブで熱中症対策に万全を・・三鷹市が新技術で中学生に実証実験 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

府中市は「熱中症アラート」が発令された場合、児童、生徒の部活動、民間のクラブ活動など停止して、命、健康を最優先にすることを求めたい – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

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16 8月

(府中市)府中市が公立小中学校の学校給食を、来年3月まで無償化へ・・多摩地域の自治体では初めて、来年度以降の対応は今後検討(読売新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

★9月議会補正予算で計上、財源は財政調整基金から約6億超

今朝の読売新聞多摩版に府中市がこの10月から、市立小中学校の給食費を無償化する方針であることがわかったと報じています。この施策についてはとりあえず来年3月まで行うとして、「この9月の市議会定例会に関連事業費を盛り込んだ補正予算案と、学校給食費徴収条例の一部改正案を提出する。来年度以降の対応は今後、検討する」と報じています。

 記事によると市の学務保健課では、「市の給食費は、小学校が月額3600~4000円、中学校が4400円。無償化の対象は小学校(22校)が1万3252人、中学校(11校)で6016人となっている」として、「市の負担の増加額は、6か月分で約4億2600万円を見込んでおり、財源は財政調整基金を取り崩して充当する」とのことです。

★「家計が厳しくなるなか、子どもの健やかな育ちを支えたい」(高野市長)

また同課の調査などによると、23区のうち11区は、給食費の無償化(一部は第2子以降などの条件あり)を実施しており、別の9区も9月以降に無償化する方針を示しているそうです。この記事のなかで高野市長は「コロナ禍やロシアによるウクライナ侵略などで子育て世代にとっても家計が厳しい状況が続いている。子どもの健やかな育ちを支えたい」としています。

私は今回の高野市長の決断を歓迎するものです。この学校給食無償化については昨年度の市議会において、市民の方から陳情が提出され全会派一致で可決され、議会においても複数の会派、議員の方々からも要望が寄せられていました。今回、多摩地域では初めての学校給食の無償化実現となる見込みであり、ぜひ来年度以降も引き続き実施していただき、恒久的な制度として要望したいと思います。

※ゆうきりょうの 関連ブログ↓

府中市議会で「市立小中学校の給食費無償化へ向けた検討求める」陳情が可決(府中市議会文教委員会、令和5年第1回定例会)

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