02 7月

10月からの保育料無償化にともない、府中市や東京都による副食費の無償化を求めたい

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今年(19年)10月から、3~5歳児(0~2歳児クラスの市町村民税非課税世帯)は、保育料が無償化されることになります。それにともない、保育所のおかず、おやつ等にかかる食材費(副食費)については、これまで保育料の一部として保護者の方々の負担となっています。今回の無償化でも、3~5歳児クラスの子どもたちの副食費は無償化の対象外となっているため、これまで通り保護者の方々の負担となります。

 

ちなみに年収360万円未満世帯の子ども、第3子については、副食費の支払いは免除されています。ちなみに、主食費(昼食)は府中市が独自に負担をしています。 以上は府中市保育支援課の説明です。

 

共産党都議団は、この副食費についても東京都に無償化を求めることを検討しているとのことです。また一部都内の行政区で自に副食費を無償化する自治体もあります(千代田区、大田区、練馬区、板橋区)。ぜひこうした要望についても今後、市議会で質疑していきたいと思います。

30 6月

府中市の保育士の問題は大丈夫か・・男性保育士取り消し「性犯罪」16人(読売)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(6月30日)の読売新聞社会面に、「2018年度までの5年間で都道府県から登録を取り消された男性保育士22人のうち、理由が開示された16人はいずれも性犯罪であった」と報じられています。「共働き世帯の増加で保育需要が高まるなか、男性保育士の数は増えている」。

 

記事にもありますが、男性保育士は10年前の倍、約7万8000人にのぼっています。記事にもありますが、性犯罪のケースでは、秋田県で勤務先の保育施設で女児2人の下半身を触るなどのわいせつ行為、宮城県では勤務先の保育園で女児10人の下着を脱がせるなどが挙げられています。また加害者が被害者の幼児に口止めしていたとも報じています。「本来は子供を守る存在であるはずの保育士が、職務上の立場を悪用して、わいせつ行為におよぶケースが、各地で相次いでいる」とあります。一方でこうした事件を起こした保育士でも「刑の終了後2年で再登録できる制度」があるとのことです。たとえば千葉市では「男性保育士活動躍進プラン」という方針もあり、「市内すべての公立保育所で女児の着替えや排せつを男性保育士にも担当させる」と記事にはあります。

 

実は私も2~3年ほど前に府中市内の保育所の保育士が、この記事にあるような疑いをもたれた保育士のケースについて相談をされたことがあります。その後、市の保育支援課と当該の保育所、保育士、保護者との間で話し合いがもたれ、保育士の方が自主退職されたというケースがありました。

 

当時、この保育士の問題については、当時の市議会予算委員会でも取り上げた記憶がありますが、引き続き注視していきたいと思います。

27 6月

府中市でも子ども食堂をもっと増やそう!・・全国で3700ヶ所超、交流の場に

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(6月27日)の朝日新聞4面に、地域の子どもたちに無料や低価格で食事を提供する「子ども食堂」が、全国で3718ヶ所あることが伝えられています。朝日新聞によると「昨年同時期の調査から約1400ヶ所増えて、約1.6倍」になったとあります。「年間の利用者数だけでも計延べで160万人にのぼる」とあります。都道府県別では「東京都が488ヶ所と最も多い」とのことです。「全国子ども食堂支援センター・むすびえ」の湯浅誠さんは「地域交流の場としてイメージが向上していることが増加の背景にある。中山間地域への普及が課題」としています。

 

私も子ども食堂の課題については、昨年12月議会の一般質問でも取り上げました。府中市も東京都の助成事業を活用して、子ども食堂への支援をしていますが、子ども食堂の役割が貧困家庭への食事の提供という側面とあわせて、地域の子どもたちや親御さんたち、住民との交流へと広がっています。子ども食堂のような存在が地域コミュニティーの輪を広がることは、地域社会の安定にも資することにもなるのではないでしょうか。引き続き、私も支援策について要望したいと思います。

 

結城りょう

25 6月

府中市も待機児童解消のために保育士確保へもう一歩大胆な施策を

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(6月25日)の毎日新聞1面と3面に、保育所に入所できない待機児童数の問題について特集記事を掲載しています。記事では全国の主要75市区町村で待機児童数が7894人となり、前年から29%(3271人)減となっています。待機児童数がゼロだったのは、東京都港区、杉並区、京都市、名古屋市など8市区。一方で35自治体には100人一状の待機児童数がいるとのことです(世田谷区、明石市など)。

 

また3面には、自治体間では保育士不足が問題になっていることから、厚遇策を掲げて争奪戦をしている様子を伝えています。記事にもありますが、「保育士の求人倍率は年々増加しており、65の自治体で独自に保育士の確保策として手当を増加しています。東京都も17年度から保育士のキャリアに応じて昇給している施設への補助を増額して、保育士一人あたり月平均4万4000円」としています。

 

私も以前ブログで書きましたが、町田市では新卒を対象にした保育士募集の説明会を開催するなどの企画をしています。府中市の場合も、保育所建設に「気を抜くと」また待機児童数が増え、多摩ワーストワンになる可能性は大いにあります。またこの記事にもありますが、保育所の立地も必要な条件です。府中市内でも南西部地域は住宅増で住民が増え、保育所入所希望者数が増えていますが、この地域には保育所数が追い付かず、希望する地域にある保育所に入所できないケースがあります。共産党議員団はこうした課題を少しでも解決するために、市立保育所の統廃合は、待機児童解消を優先にさせて、再編計画の延期とあわせて認可保育所の増設を求めています。

16 6月

府中市内で発生した双子の幼児虐待事件、被告が大筋で認める(東京地裁)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

昨日(6月15日)の読売新聞多摩版に、2015年5月に府中市内の路上で双子の幼児を植え込みに投げ込んで、次男にけがを負わせ、16年4月には公園で長男に暴行を加え、脳挫傷などのけがをおわせた友弘修司被告(38)の初公判が14日、東京地裁立川支部で行われたと報じています。公判で友弘被告は起訴事実を大筋で認めたとあります。記事では「裁判には双子の母親も証人として出廷『スポーツトレーナーの資格をもっている俺のいう事を聞いていれば、ちゃんとした男に育つ』と言われた」と証言しているとのことです。なお長男の児童については、今も入院中で介助が必要で車椅子生活を送っているとのことです。

 

この男性にとって双子の子どもたちは、「連れ子」であったのでしょう。典型的な幼児虐待のケースにあたると思われます。この事件については、2017年2月16日付でも私のブログで記載しましたが、府中市内でもこのようにマスコミで報道されるような、幼児虐待が発生しているわけです。児童虐待の背景には社会の「貧困」があることが原因だと思います。経済的にも精神的に追い詰められた大人が、引き起こす可能性のあるのが、児童虐待ではないでしょうか。

 

この問題では、東京都も条例を制定しましたので、府中市でも虐待の早期発見と幼児、児童を保護する施策を求めたいと思います。また府中市内にも児童相談所の設置も国、都に要望したいものだと思います。

 

結城りょう