23 7月

府中市では「こころといのちの相談・支援」の窓口を開設しています

府中市議会議員の 結城りょう です。 HP検索→結城りょう

 

今のわが国では、「人を生産性」ではかるような風潮を感じます。学校、会社、また家庭においてすら「人が生産性」で図られるような風潮を感じるのは、私だけでしょうか。それは「ストレス」社会「人を使い捨て」にする社会でもあるのではないでしょうか。

 

府中市では、市役所とあわせて関係機関とも連携し、現代のストレス社会において多くの悩みや不安を抱える市民の方にむけた相談窓口を開設しています。「心の悩み・健康相談」「高齢者・介護」「労働」「子育て」「生活」など多面的な相談に対応する窓口を開設していますので、ぜひご活用ください。

 

府中市では、そうした市民の方への相談窓口一覧のミニパンフにおいて以下にように記載しています。

 

「もう、ひとりで悩まないで あなたの気持ちを聴かせてください」「日常生活には様々なストレスがあります。適度なストレスは生活にハリが出て生活の充実にもつながりますが、ストレスや心配事が大きすぎたり長引いたりすると身体やこころに変調をきたします。一人で悩みより、誰かに相談することで、気持ちが軽くなることがあります。一緒に考えましょう」。

 

結城りょう

12 7月

府中市の児童虐待対策は・・中野区の児童養護施設で虐待、対応せず

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

7月9日付東京新聞1面で中野区の児童養護施設で2015年当時、入所していた10代女子生徒が「施設で心理的虐待を受けている」と訴えに対して、福祉司が「児相は調査の権限がない」として対応していなかったことを伝えています。記事では「都のガイドラインは、虐待の訴えがあれば児相は都本庁に知らせて、本庁が調査する規定になっている」としています。これは都の児童相談の行政指針への明確な違反行為としています。

 

児童福祉司とは、都道府県が配置する児童相談所で子どもの虐待などに対応する職員であり、国家資格ではないそうです。都は315人を配置しているそうですが、国基準より185人足りないと記事では伝えています。記事にもありますが、こうした対応が慢性化すると、児童の側からは「どうせ相談しても仕方ない」という諦め感が広がるのではないかと懸念されるところです。

 
 私も5月26日付ブログ「府中市も自治体間で児童虐待で連携強化を」でも記載しましたが、児童虐待が社会問題になっている今こそ、共産党都議団も都に対して相談員の配置を充実と、指導強化を要望しています。東京都もこの問題では条例も制定しています。虐待防止と対策については、都と自治体との連携が重要であり、府中市内で児童虐待が疑われる際には、「子ども家庭支援センター」である「たっち」という行政機関があります(府中駅東側の『くるる』の中)ので、ここに相談をされてみてください。
 児童虐待は早期に発見し、重大事態に至る以前に対応すること、また転居の際などには自治体間の連携が極めて重要であります。府中市にもぜひこの問題について、調査して取り上げたいと思います。
02 7月

10月からの保育料無償化にともない、府中市や東京都による副食費の無償化を求めたい

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今年(19年)10月から、3~5歳児(0~2歳児クラスの市町村民税非課税世帯)は、保育料が無償化されることになります。それにともない、保育所のおかず、おやつ等にかかる食材費(副食費)については、これまで保育料の一部として保護者の方々の負担となっています。今回の無償化でも、3~5歳児クラスの子どもたちの副食費は無償化の対象外となっているため、これまで通り保護者の方々の負担となります。

 

ちなみに年収360万円未満世帯の子ども、第3子については、副食費の支払いは免除されています。ちなみに、主食費(昼食)は府中市が独自に負担をしています。 以上は府中市保育支援課の説明です。

 

共産党都議団は、この副食費についても東京都に無償化を求めることを検討しているとのことです。また一部都内の行政区で自に副食費を無償化する自治体もあります(千代田区、大田区、練馬区、板橋区)。ぜひこうした要望についても今後、市議会で質疑していきたいと思います。

30 6月

府中市の保育士の問題は大丈夫か・・男性保育士取り消し「性犯罪」16人(読売)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(6月30日)の読売新聞社会面に、「2018年度までの5年間で都道府県から登録を取り消された男性保育士22人のうち、理由が開示された16人はいずれも性犯罪であった」と報じられています。「共働き世帯の増加で保育需要が高まるなか、男性保育士の数は増えている」。

 

記事にもありますが、男性保育士は10年前の倍、約7万8000人にのぼっています。記事にもありますが、性犯罪のケースでは、秋田県で勤務先の保育施設で女児2人の下半身を触るなどのわいせつ行為、宮城県では勤務先の保育園で女児10人の下着を脱がせるなどが挙げられています。また加害者が被害者の幼児に口止めしていたとも報じています。「本来は子供を守る存在であるはずの保育士が、職務上の立場を悪用して、わいせつ行為におよぶケースが、各地で相次いでいる」とあります。一方でこうした事件を起こした保育士でも「刑の終了後2年で再登録できる制度」があるとのことです。たとえば千葉市では「男性保育士活動躍進プラン」という方針もあり、「市内すべての公立保育所で女児の着替えや排せつを男性保育士にも担当させる」と記事にはあります。

 

実は私も2~3年ほど前に府中市内の保育所の保育士が、この記事にあるような疑いをもたれた保育士のケースについて相談をされたことがあります。その後、市の保育支援課と当該の保育所、保育士、保護者との間で話し合いがもたれ、保育士の方が自主退職されたというケースがありました。

 

当時、この保育士の問題については、当時の市議会予算委員会でも取り上げた記憶がありますが、引き続き注視していきたいと思います。

27 6月

府中市でも子ども食堂をもっと増やそう!・・全国で3700ヶ所超、交流の場に

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(6月27日)の朝日新聞4面に、地域の子どもたちに無料や低価格で食事を提供する「子ども食堂」が、全国で3718ヶ所あることが伝えられています。朝日新聞によると「昨年同時期の調査から約1400ヶ所増えて、約1.6倍」になったとあります。「年間の利用者数だけでも計延べで160万人にのぼる」とあります。都道府県別では「東京都が488ヶ所と最も多い」とのことです。「全国子ども食堂支援センター・むすびえ」の湯浅誠さんは「地域交流の場としてイメージが向上していることが増加の背景にある。中山間地域への普及が課題」としています。

 

私も子ども食堂の課題については、昨年12月議会の一般質問でも取り上げました。府中市も東京都の助成事業を活用して、子ども食堂への支援をしていますが、子ども食堂の役割が貧困家庭への食事の提供という側面とあわせて、地域の子どもたちや親御さんたち、住民との交流へと広がっています。子ども食堂のような存在が地域コミュニティーの輪を広がることは、地域社会の安定にも資することにもなるのではないでしょうか。引き続き、私も支援策について要望したいと思います。

 

結城りょう