府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。市民の方から、市内の保育園の入園、転園に関する条件についてご意見、ご要望をいただいたので、以下紹介させていただきます。
★第2子の出産する時期で「就労」による保育の必要性が認められない?矛盾した制度は変えることはできないのか
現在、府中市内の保育園の入園に関連して、第一子の保育園の転園と、第二子の育児休暇が被った場合について話題になっていますので、紹介します。
『来年度から子どもの保育園への転園を希望していたのですが、二人目を授かったことで、思わぬ落とし穴がありました。同じような方に役に立つかもしれないと思い、ちょっと長くなりますが、紹介します』。
①現在、私の子どもは認可保育園に入れず、少し遠い認証保育園に通っていますが、来年度から、家から近い認可保育園に申込みする予定でした。そんななか第二子を授かり、出産予定が来年の4月となりました。下の子の育休中も上の子は保育園に通う資格があることは知っていたので、転園の申込みでは、私はこれまでどおりの就労要件で選考されると思っていました。
②ところがこのように「第一子の新しい保育園への入所時期が、第二子の出産前後2ヶ月以内」の場合、第二子の育休後に復職予定であっても、「就労」による保育の必要性は認められないそうなのです。
「就労」ではなく、「第二子出産のために一時的に第一子を保育できない」、という「出産」要件での申込みしかできず、あくまで出産のためなので、違う保育園に転園できたとしても、通える期間は第二子出産から2ヶ月間のみと決められています。つまり2ヶ月後には退園しないといけないので、実質、いわゆる「転園」にはなりません(ずっと通える保育園を失うだけとなります)。
③また第二子の出産後も、第一子が新しい保育園に通い続けられるようにするには、第二子の育休を取らないこと(産後2ヶ月で復職する)を申し込み時に誓約し、入所後、復職証明書を提出する必要があります。しかしながら、この時点で復職証明書が出せないと退所になります。
④結論・・・第二子の育休は取得したい私は、第一子の来年度からの認可保育園への転園を申込みすることができません。
★第二子の出産が4月でなく7月なら申し込み可能だった・・やはりおかしい現行制度の欠陥
⑤実例から気がついたこと・・・今回の件が例えば、来年の7月の出産であれば、第一子の転園月から2ヶ月以上ずれるので、現状の就労要件で申込みすることができ、第二子の育休中も第一子は継続して通うことができるわけです。一方で、出産時期の数ヶ月の違いでこんなに条件が変わるとは思いませんでした。
⑥また第一子もまだ乳児であれば、「第二子の育休中は家庭保育して、復職する際に二人分の保活してください」と言われれば、理解できなくはないです。でも、第一子は来年度から、年少さんの学年なので、親が育休を取るかどうかに関わらず、集団生活を通して成長する場として、継続的に通える場所を希望するのは当然のことです。
一方で、親は育休を挟む予定があるとはいえ、一年後には復職する予定なので、仕事しながら通いやすい保育園を希望するというのも、当然のことです。しかしながら現状の決まりでは、第二子出産のタイミングの差によっては、この両立を希望することさえできなくなっているようです。こういったケースでも公平性が保たれるように、行政はぜひ検討してほしいものです。(市民の方からの要望より)
※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス yuki4551@ozzio.jp まで
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