07 12月

府中市も市内保育所施設についても虐待、不祥事に関する情報収集と調査の実施を・・厚労省が全国の保育所、自治体に調査の実施へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

先日の静岡県裾野市の保育園での虐待事件をうけて、加藤厚労大臣は全国の保育園、自治体を対象に、虐待に関する情報への対応状況を調査する考えを示しました(産経新聞12月7日付)。

★事件の中心・・通報があった時点ですぐに対応しなかった自治体の責任も

この事件を通じて明らかになったのは、「事件では、園側の口止めや市の対応の遅れ」があったことです。産経では「市は8月にすでに把握したが、県にすぐ連絡せずに、保護者への説明も怠ったとされ、3ヶ月以上問題を公表しなかった」ことが批判になっています。

そこで「(今回の)調査は虐待の疑いの通報があった場合、自治体などが適切に対応できているかどうかといった実態を把握する狙い」があるとし(産経)、加藤厚労大臣は「(虐待や口止めを念頭に)あってはならない」と、不適切な保育を防止するための手引きをあらためて全国に周知、注意喚起するとしています。

新聞各紙の情報によると、なぜこうした事件が発生したのかについて、容疑者の取り調べの様子も少しずつ明らかになっています。いずれにしても、こうした保育園での事件、不祥事はどこにでも起こる可能性があるわけです。府中市においても、国の調査通達を待つまでもなく、ぜひ主体的に保育現場への調査を実施してほしいものです。

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01 12月

府中市に夏休み中の学童クラブにおける、昼食提供を求めて質疑をしました(令和4年12月府中市議会)・・その2

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。私は11月29日のふちゅう市議会一般質問で、複数の保護者の方がたから要望があった、夏休み中の学童クラブでの昼食提供について、取り上げました。以下、質疑における私の主張を掲載します。

★市ではできないから父母会が実施していただければ」という発想は、『市政の在り方』として、果たしてそれで良いのか?!

1回目の質疑と答弁をふまえて、2回目は意見要望のみ主張します。この課題については、私も9月の市議会決算委員会で、夏休み中の学童クラブでの昼食提供の質疑と要望しました。

私は9月議会の決算委員会でもこの課題で質疑をしましたが、この時の担当の方の答弁で、「近隣の市では、父母会が昼食提供を実施している自治体もあり、そうした自治体の動向も注視しながら、調査研究したい」などの答弁がありました。しかしながら「市ではできないから父母会が実施していただければ」という発想は、『市政の在り方』として、果たしてそれで良いのかと思わざるをえません。

★「夏休み明けの児童のなかで、欠食の状態で2学期からの登校をむかえることが、大変心苦しかった」(他市の担当者の声)

この課題を考えるために、近隣でこの施策を実施している自治体の担当者に話を伺いました。この自治体でも保護者からの要望が多数で寄せられていたとのことです。その担当の方が言われていたことで印象に残ったのは、「夏休み明けの児童のなかで、欠食の状態で2学期からの登校をむかえることが、大変心苦しく、こうしたことを避けたかった」という話をされたのがとても印象に残りました。

★昼食提供の課題は何か

この学童クラブでの夏休み中の昼食提供の課題について、実施している自治体の担当の方に伺ったところ、給食センターで準備する際には、夏休み中なのでトラック(配食輸送)の確保が1つあると。

また学童クラブの施設は狭いので、学校の教室を使用できるように学校側と調整する必要があると。仕事内容について、現場の指導員にはそれほどの仕事量の増加にはつながらないと話しています。(給食の準備作業については、児童たちは日頃から慣れている)

★他市では、学童クラブの昼食のメニューを、1食250円程度、注文は1ヶ月半前にとる、キャンセルの場合、お金は返金はなし、前納制で実施

この自治体では昼食のメニューについては、1食250円程度、注文は1ヶ月半前にとる、キャンセルの場合、お金は返金はなし。前納制で実施しているそうです。担当の方は「出勤前のあわただしい時間帯にお弁当を作る保護者の負担を減らすほか、暑さで弁当が傷みやすいなどの心配を取り除く狙いがある」とも話されていました。この際、私はぜひ学校給食センターでの調理による昼食、または配食サービスの提供を、夏休み中の学童クラブの児童たちにぜひ要望します。

これ実施していただけたら、学童クラブにお子さんを預けている保護者の方は、本当に喜ぶと思うんです。ぜひ府中市も実施する、という視点にたって、検討いただけないかと、あらためて強く要望させていただきます。

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11 11月

府中市でも「無園児」(幼稚園など未就園の子ども)の調査と検証を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の東京新聞朝刊に「小学校入学前のゼロ~5歳児が死亡するなどした過去15年間の虐待事案231件のうち、自治体の検証で保育所や幼稚園に通っていなかったとみられる子どもは6割を超え、親子の孤立が背景の1つと指摘されたケースが約2割の43件にのぼることがわかった」と伝えています。

記事によると、来春発足するこども家庭庁はこの課題について取り組むとし、「保育所利用が認められず、育児不安を高じさせ、虐待が深刻化した可能性(滋賀県)、「(どこにも)所属していない乳幼児は行政のサポートが届かないことが多い」(岡山市)、「保育所利用につながっていれば、日々の見守りも期待できた」(静岡市)などの実例が記載されています。

★幼児虐待の背景に、保育園に入園できない家庭が

この記事からは、幼児虐待の背景には貧困など環境のほかに、孤立が避けられていたら、それを防げた可能性もあります。さらに記事では「保育園の入園を希望しても、①働いておらず、入園の条件を満たさない、②保育の費用を払わない、③子どもに障害があり、入園の受け入れを拒否される」などのケースがあるとしています。

保育園に限って言えば、この府中市では待機児童数は解消されつつありますが、しかしながら「無園児」の存在は恐らくあると思われます。政府も孤立対策を高じてはいますが、自治体の現場からこれを発見して、対応することが必要です。行政による連携、なかでもシングルマザーの家庭などは孤立する傾向が強いと思われます。ぜひ府中市でも行政が横の連携を発揮し、対応することを要望したいと思います。

※参考ブログ⇒ 府中市でも国と連携して「無園児」の対策を・・政府が「無園児」の対策を本格化へ – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

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17 10月

府中市 保育園の矛盾する入園(転園)条件に異議あり・・出産時期が違うとこうも違うのか!?(市民の方の要望より)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。市民の方から、市内の保育園の入園、転園に関する条件についてご意見、ご要望をいただいたので、以下紹介させていただきます。

★第2子の出産する時期で「就労」による保育の必要性が認められない?矛盾した制度は変えることはできないのか

現在、府中市内の保育園の入園に関連して、第一子の保育園の転園と、第二子の育児休暇が被った場合について話題になっていますので、紹介します。

『来年度から子どもの保育園への転園を希望していたのですが、二人目を授かったことで、思わぬ落とし穴がありました。同じような方に役に立つかもしれないと思い、ちょっと長くなりますが、紹介します』。

①現在、私の子どもは認可保育園に入れず、少し遠い認証保育園に通っていますが、来年度から、家から近い認可保育園に申込みする予定でした。そんななか第二子を授かり、出産予定が来年の4月となりました。下の子の育休中も上の子は保育園に通う資格があることは知っていたので、転園の申込みでは、私はこれまでどおりの就労要件で選考されると思っていました。

②ところがこのように「第一子の新しい保育園への入所時期が、第二子の出産前後2ヶ月以内」の場合、第二子の育休後に復職予定であっても、「就労」による保育の必要性は認められないそうなのです。

「就労」ではなく、「第二子出産のために一時的に第一子を保育できない」、という「出産」要件での申込みしかできず、あくまで出産のためなので、違う保育園に転園できたとしても、通える期間は第二子出産から2ヶ月間のみと決められています。つまり2ヶ月後には退園しないといけないので、実質、いわゆる「転園」にはなりません(ずっと通える保育園を失うだけとなります)。

③また第二子の出産後も、第一子が新しい保育園に通い続けられるようにするには、第二子の育休を取らないこと(産後2ヶ月で復職する)を申し込み時に誓約し、入所後、復職証明書を提出する必要があります。しかしながら、この時点で復職証明書が出せないと退所になります。

④結論・・・第二子の育休は取得したい私は、第一子の来年度からの認可保育園への転園を申込みすることができません。

★第二子の出産が4月でなく7月なら申し込み可能だった・・やはりおかしい現行制度の欠陥

⑤実例から気がついたこと・・・今回の件が例えば、来年の7月の出産であれば、第一子の転園月から2ヶ月以上ずれるので、現状の就労要件で申込みすることができ、第二子の育休中も第一子は継続して通うことができるわけです。一方で、出産時期の数ヶ月の違いでこんなに条件が変わるとは思いませんでした。

⑥また第一子もまだ乳児であれば、「第二子の育休中は家庭保育して、復職する際に二人分の保活してください」と言われれば、理解できなくはないです。でも、第一子は来年度から、年少さんの学年なので、親が育休を取るかどうかに関わらず、集団生活を通して成長する場として、継続的に通える場所を希望するのは当然のことです。

一方で、親は育休を挟む予定があるとはいえ、一年後には復職する予定なので、仕事しながら通いやすい保育園を希望するというのも、当然のことです。しかしながら現状の決まりでは、第二子出産のタイミングの差によっては、この両立を希望することさえできなくなっているようです。こういったケースでも公平性が保たれるように、行政はぜひ検討してほしいものです。(市民の方からの要望より)

※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp  まで

 

13 10月

府中市でも児童の通園バスに安全装置設置への施策実施の補助を求めたい・・清瀬市が実施へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今日(10月13日)の読売新聞多摩版に、静岡県牧之原市の認定こども園の通園バス内で、3歳児が置き去りにされ死亡した事件をうけ、清瀬市が園児の送迎バスへの安全確認装置の購入、設置費用を補助する施策を実施するとのことです(上限は10万円)。

記事では「安全確認装置は、エンジンを切るとブザー音が鳴り、車内後部にあるボタンを押さないと音が止まらない仕組みや、人の動きや振動をセンサーが感知してアラーム音が鳴る仕組みなど、防犯メーカー各社が販売している製品を想定」とのことです。

また市では、「置き去り防止を啓発する目的で、『園児置き去り撲滅 徹底強化』と書かれたマグネットシートを作成、市内で送迎する6つの幼稚園に配布した」そうです。国も緊急策として安全確認装置を来年度から予算化していますが、ぜひ府中市においても園児の安全を図るために、清瀬市のように通園バスの安全装置への補助を、来年度予算で要望したいと思います。

ちなみに同記事によると、東京都が都内の保育園、幼稚園を対象に安全装置設置の緊急点検をしたところ、こうした安全装置を導入しているのは3%にとどまっているとのことです。

※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp  まで