28 2月

府中市は子育て支援サービス「競争」で多摩地域の先を行くべき・・子育て支援策で23区ではサービス合戦へ、多摩地域との格差広がる(東京新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今日(2月28日)の東京新聞一面トップで。都内23区の恵まれた財政で手厚い子育て支援策についての記事があり、多摩地域との格差が問題にされています。

★23区では奨学金、給食費、入学や出産祝い金のサービス合戦

記事では、都内23区では奨学金、給食費無償化など子育て支援策のサービス合戦が過熱化、例えば足立区では大学生や大学進学予定者に返済不要の給付型小楽器ん制度の創設、中野区では離婚調停中で児童扶養手当の申請ができない「実質ひとり親家庭」に児童1人10万円の給付。また公立小中学校の学校給食無償化を実施する自治体として、葛飾区、中央区、台東区、品川区、世田谷区、北区、荒川区で実施するとしています。

他にも江東区では18歳以下に1人3万円の電子クーポンを配布、新宿区では小中学校に入学する児童生徒に小学1年には一人5万、中学1年には一人10万を給付。目黒区は18歳以下に1万円、新生児には2万円などの施策を予定。

★23区と比べると子育て支援策が進まない多摩地域の自治体

しかしながら「多摩地域ではこうした取り組みは少ない」とし、多摩地域の自治体では子育て支援策が23区のように進んでいないことを報じています。この差についてはその財政力が格差を生んでいると推察できます。

一方で府中市は多摩地域で2番目の財政力があり(基金が総額で800億円)、またこの府中は「住み続けたい街」として常に上位にランクされています。今後は少子化がさらに進むと予想されるなか、子育て現役世代を住民定着してもらうための、サービス合戦がさらに過熱すると思われます。

★今後は他市より先を進んだ子育て支援策拡充を

府中はせっかくの資源を有しているのですから、ぜひ多摩地域の自治体で子育て支援策の最先端、先頭を引っ張る施策を要望したいものです。すでに医療費無償化については15歳から18歳までにしたのは、多摩地域では府中市が最初でした。

これまでは府中市も「他市並み」論といって、他の自治体より行政サービスが進んでいる施策は他の自治体に合わせるために、サービスを引き下げる施策を進めていましたが、この子育て支援策については、むしろ競争に勝たなければなりません。

ぜひ私も財政力を呼び込む責任ある提案もしていきながら、23区に負けない子育て支援策の強化を求めたいと思います。

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09 2月

府中市でも、保育園におむつ処理費用の補助をしてほしい・・多摩市など多摩の自治体では5市が補助

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

先日の朝日新聞多摩版に、多摩市がこれまで市内の半数以上の保育園が持ち帰っていた使用済みの紙おむつについて、保育園で処理するための補助事業に取り組むと発表、新年度予算案に600万円を計上したとしています。

記事によると、これまで多摩市でも「子どもの健康状態を把握してもらう趣旨で、使用済みおむつを持ち帰ってもらっていた」とのことですが、「保護者からは『不衛生だ、買い物に行きづらい』という声があがり、園側にも保管場所を確保したり、使用済みオムツを仕分けするなどの手間があった」とあります。補助の対象は認可保育園、認証保育園など42施設とのことです。多摩地域でこうした補助をしているのは、立川、武蔵野、昭島、小平だそうです。

★府中市ではすべての公立保育所に「手ぶら登園」サービスを採用

府中市の場合は、すべての公立保育所において、1月から『手ぶら登園』(保育施設で紙おむつが使い放題になる)と採用しています。以下、このサービスを実施している、BABY JOB株式会社のHPより引用です。

これにより保護者は「紙おむつに名前を手書きして持参する」という手間が無くなり、保育士はおむつの個別管理の手間が無くなるという、保護者・保育士双方の課題を解決するサービスです。2019年7月にサービスを本格的に開始し、現在(2022年12月時点)は2,860施設以上で導入されています。2020年には、日本サブスクリプションビジネス大賞のグランプリを受賞しています。
紙おむつのサブスク:https://tebura-touen.com/

また、紙おむつに加えて使い捨てコットカバーのサブスクを2022年2月より開始しています。サービスを利用することで、保護者がお昼寝用の寝具を持ち込み・持ち帰り・洗濯する負担を減らすことができます。さらに、下痢や嘔吐で汚れた場合には新しいカバーに取り替える使い捨て仕様のため、衛生的で感染症予防の観点でも安心できるサービスです。(以上、BABY JOB株式会社のHPより)

ぜひ府中市においても私立の認可保育園などにも、多摩市のような補助制度の創設や「手ぶら登園」のサービスを採用してほしいものです。

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22 1月

府中市の公立保育所(中央保育所)の不適切保育の教訓をいかすには・・私立認可保育園でも対策の強化を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市の公立保育所(中央保育所)で発生した不適切な対応を受けて、市はHPで経過を公開し、今後の対策についても具体的な方策を発表したことは、大変評価できるものです。同時に今後は、市内にある私立認可保育所、認証保育所などについても同様の対策を求めたいと思います。

★保育園独自で不適切な保育への対応ガイドラインを定めた保育園もある

さて昨日(21日)の朝日新聞に板橋区内で認可保育園(わかたけかなえ保育園)を運営する園長さんのインタビュー記事が掲載されていますが、そのなかには具体的な対策を講じていることが紹介されています。そのなかに、①不適切な保育の指摘を受けた場合は、「どんな理由でもその行為は即時に中止する」と決めている、②園長らが問題を隠蔽するような行為をした場合は「自治体に通報しなければならない」としているなどを、同園のガイドラインで明文化しているとのことです。

★保育士と保護者が匿名で指摘できる環境もつくる

さらに「匿名でも利用できる問い合わせフォームをつくり、保育士も保護者も関係なく、疑問に思うことがあれば指摘できる環境を作っているとのことです。同園の園長さんは記事の最後に「保育士として働きたい人を採用する段階で、その人の特性や保育観のすべてを見抜くことは正直難しい」とし、「だからこそ日頃の園の運営のあり方を整え、虐待などの不適切な保育を防ぐ仕組みを何重にも考えなくてはならない」という言葉が、印象的です。

保育士さんも現状は大変厳しい労働環境で、なり手も少ないなど困難な現場に直面されています。同時に子どもへの虐待、不適切な行動は理解されるものではありません。ぜひ府中市においても今回の件を教訓にして、市内すべての保育園に対する方針を徹底してほしいものと思っています。

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20 1月

府中市の市立中央保育所で不適切な保育事案が発生(府中市のHPより、令和5年1月20日)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市のHPで、公立保育所において不適切な保育事案が発生したことを伝えていますので、以下掲載します。

★昨年12月12日に市立中央保育所で発生、児童の頬を叩く

 昨年12月12日(月曜日)に、市立中央保育所の5歳児クラスにおいて、市職員の保育士が児童の頬を叩く事案が発生いたしました。お子さまの安全が最も配慮されるべき保育所において、このような事案が発生しましたことを市として重く受け止めております。今回の事案により、被害を受けられたお子さまと保護者の方に深いご心痛を与えることとなったこと、また、保育所にお子さまを預けている保護者の皆様に大きな不安を生じさせたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。
このことに関しまして、市立中央保育所をご利用されている保護者の皆様を対象に、令和5年1月11日(水曜日)、12日(木曜日)、13日(金曜日)に説明会を開催し、当該事案の状況と今後の再発防止策についてご説明いたしました。
本市といたしましては、説明会でいただいた保護者の方からのご意見を真摯に受け止め、不適切な保育の再発防止に向けた取組を着実に進めるとともに、保護者の皆様が安心してお子さまをお預けいただけるよう、お子さまが安全に過ごすことができる環境づくりに取り組んでまいります。

★不適切な保育の再発防止策について

 本市では、不適切な保育の再発防止に向けて、市立保育所全体で次の7つの取組を実施してまいります。
また、これらの取組は適宜見直しを行い、内容に応じてその結果を保護者の皆様にお知らせしてまいります。
(1)市立保育所の所長を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、再発防止に向けた具体的な取組を検討するとともに、安全・安心な保育を継続して実践するための体制を構築します。
(2)保育の質の確保及び向上を図ることを目的とした「府中市立保育所自己評価マニュアル(自己評価チェックシート)」について、抜本的な見直しを行います。
(3)自らの保育を振り返り、保育の改善や充実を図るため、自己評価チェックシートを用いて行う自己評価を年2回実施し、その結果を公表します。
(4)子どもの人権を尊重する保育や怒りの感情を制御するためのアンガーマネージメントなど、不適切な保育の再発防止につながる職場内研修を計画的に実施します。
(5)各保育所において定期的にグループワーク等を実施し、日々の保育の振り返りを行う中で気が付いた点などを職員間で対話し、共有し合える場を設けます。
(6)所長経験者である巡回支援員が各保育所を定期的に巡回し、より良い保育の実践につながる相談や支援を行います。
(7)保護者又は職員が不適切な保育と思われる行為を把握した際に、適切な対応が講じられるよう、相談窓口を整えて周知します。(以上、市のHPより)▲市立保育所に関する相談窓口・・・府中市保育支援課管理係 042-335-4233

※ゆうきりょうの関連ブログ⇒ 府中市も市内保育所施設についても虐待、不祥事に関する情報収集と調査の実施を・・厚労省が全国の保育所、自治体に調査の実施へ – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

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19 1月

府中市でも無園児について、空いている保育所での預かり事業を(政府が無園児を自治体で預かり方針)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の新聞各紙で保育所や幼稚園に通っていない0~5歳字の育児負担を軽減するために、政府は4月から保育所の空定員を活用した週に数回の定期預かり事業を始めると報じています。記事では「こうした未就園の子どもは『無園児』と呼ばれ、周囲のサポートがなければ親子が孤立し、虐待のリスクが高まる」としています。

★無園児対策を政府がモデル事業で実施へ

記事によると「令和5年度に20から30の自治体でモデル事業を実施、4月に発足予定の子ども家庭庁の重要策として全国展開を図る」とあります。このモデル事業は参加する市区町村を公募し、定員に空きがある保育所や認定こども園で週1から2日程度、子どもを継続的に預かるそうです。また保護者が就労していない場合も対象として、自治体が広報などで利用を呼び掛けるそうです。こうした事業を通じて、保育士が育ちの記録をして支援計画を作成、保育士が保護者と定期的に面談、育児相談にも応じるとのことです。また虐待が疑われる場合には、児童相談所が対応するそうです。政府は来年度に予算案で約2億円を計上しているそうです。

府中市内においても無園児といういわれる児童は当然存在すると思われます。市がその実態をどの程度把握しているか定かではありませんが、ぜひ今回の政府によるモデル事業に手をあげて、府中市として率先してこの課題に取り組んでほしいものだと思っています。ぜひ3月の市議会予算委員会でも質疑をしたいと考えています。

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