03 7月

府中市の自宅介護をしている家庭、ひとり親家庭、障害者がいる家庭の感染対応策について

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市議会議員の総意として、市に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止策に関する緊急要望書(8項目)を提出し、6月3日付で市から回答がありましたので、以下数回にわけてお知らせします。

 

 

高齢者の介護を行っている世帯については、本人やその家族などから相談があった場合、地域包括支援センターやケアマネジャーが施設のショートステイの利用を調整するなどの対応を行っており、引き続き、保健所や地域包括支援センターなどの関係機関と連携して適切に対応します。なお今後、調整が難航することも想定されることから、都や東京都高齢者福祉施設協議会、東京都社会福祉協議会、老人保健施設協会に対して、在宅高齢者の積極的な受け入れを要請しています。

 

 

ひとり親家庭の保護者が感染した場合は、自宅療養または入院などは保健所の指示にもとづいて対応しますが、子どもへの支援については、保健所の指示を踏まえつつ、児童相談所と連携し、一時保護などの必要な支援につなげます。

 

 

障害者の介護を行っている世帯については、確実に必要なサービスや処置が提供できるよう、保健所や医療機関、障害福祉サービスの事業所などと連携して、適切な対応ができる仕組みを検討します。(以上の市の回答文より)

 

 

こうした市の回答が議会に提示されていますので、上記の点についてお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

 

05 5月

府中市でも介護現場、高齢者施設における、新型コロナウイルス感染防止対策を万全に

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

昨日(5月4日)付の朝日新聞朝刊1面、3面に全国の介護施設で新型コロナウイルス感染症者が複数確認されている状況について記事が掲載されています。

 

全国各地の複数の介護現場で、新型コロナウイルスに感染しているケースが問題になっています。記事では、「江東区の特養ホームでは5月3日までに入居者39人、職員6人が感染、『職員は全員、防護服を着用して介助にあたっている』」とのことです。また群馬県伊勢崎市の有料老人ホームでも、入居者、職員ら67人が感染し、15人が亡くなっています。この記事にもありますが、「ホームヘルパーらは多くの高齢者を訪問し、入浴やトイレ介助などで身体的距離が近くもあり、もしヘルパーが感染していたら、地域の高齢者も感染を広げる恐れ」が十分にあります。

 

また記事では「全国老人保健施設協会は、厚労省に対して感染が判明した入居者の速やかな入院をもとめる要望書を提出」し、「感染者は医療機関への入院が原則だが、病床数がひっ迫している地域では、高齢者施設にとどまらざるえない状況が起きている」とし、記事の最後に「(介護施設では)防護服などが十分に確保できず、ほかの施設では手作りしえいるところもある。感染防止対策は困難を極めている」としています。

 

府中市でも有料老人ホームで感染者が発生しましたが、どの高齢者施設でも感染拡大の危険性は、全国の例を見てわかるとおりです。また府中市の場合、感染者数が増え続けており、病床、療養施設の確保についてもひっ迫状況も予想されます。その意味で、行政サイドにおいても、介護、高齢者施設における感染防止策に全力をあげることを、あらためて求めたいと思います。

 

※私のブログをご覧になった方で、ご意見、ご要望、また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

26 2月

府中市でもバリアフリーに助成を・・日野市で都内初の店舗にバリアフリー助成制度実施

府中市議会議員の 結城りょう です。

昨日(2月26日)付毎日新聞多摩版に、日野市が都内で初のバリアフリー工事など障害をもつ人への配慮に取り組む小規模事業店舗を対象に、助成金制度をスタートするとの記事があります。

 

2020年度は100万円を計上予定とのこと。記事では「出入り口の段差解消工事、トイレに手すりを設置した場合に上限20万円、点字メニューや筆談ボード導入の場合には同3万円を助成する」としています。この制度は日野市が4月1日施行の障害者差別解消推進条例にもとづくもので、相談窓口も設置するとしています。

 

バリアフリーはすでに全国的な流れであり、府中市も取り組んでいますが、障害者に配慮す小規模店舗に助成するという制度は、大変先進的なものではないでしょうか。ぜひ研究して、府中市でも提案したいものです。

21 2月

府中市が児童発達支援センターを新たに整備改築します

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市は、現在ある児童発達支援センターを令和6年を目標に新しい施設に整備する基本計画を公開しました(市のHPから)。計画によると、市の障害者等地域自立支援協議会から児童発達支援センターに必要な機能について答申をうけたことを踏まえて、平成30年度に府中市は児童発達支援センター(仮称)の基本的方針について整理し、中核的施設を整備するために、今回の構想計画案となりました。したがって現在ある、子ども発達支援せんたー「あゆの子」(南町)とその分室(清水が丘)は、新しい施設に統合されることになります。

 

新しい施設の場所は、矢崎町の旧市立矢崎幼稚園跡地に建設予定とあります。この矢崎幼稚園後に移設した理由として、①最寄りの府中本町駅から徒歩圏内にあり、利用者の利便性がよい、②閑静な住宅街にあり、療育や相談に適している、③施設として十分な広さを確保できる、④早期に活用可能な土地であることをあげています。ちなみに整備手法については、従来方式(市が施設の設計と施工を個別に発注、実施する方式)で市の財源でおこなうとのことです。スケジュールとしては、令和6年4月までの供用開始をめざすとのこと。また市では市民の方からのパブリックコメントを受け付けています(詳細は府中市のホームページをご覧くださ)。

 

私も以前保護者の方から、現在ある支援センター「あゆの子」の施設が手狭になっており、不十分ではないかという指摘をうけたこともあります。さらに現在では分室との併用とのことであり、今回の矢崎幼稚園跡地に移設、整備することは適しているのではないかと思います。発達障害の児童さんたちは年々増加傾向であり、さらなる障害者向け行政の向上について、議会でも取り上げたいと思います。

07 1月

府中市にある都立神経病院の再編計画に異議あり!撤回求めたい!

府中市議会議員に 結城りょう です。

 

府中市には都立病院があり、そのなかの神経病院について東京都は再編統合の対象医療機関の1つにしています(全体では10)。共産党はこの東京都の計画について撤回を求め、また共産党府中市議団もこの問題を12月議会で赤野議員が質疑を行い、問題にしました。そこで今日は、この都立神経病院で医療を受診されている佐々木公一さんの投稿を紹介します。

 

私は1996年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、以来神経病院にお世話になっています。私たちALS患者の「命のふるさと」です。今も4、5回、患者、家族会を行っており大変好評です。神経病院は1980年に椿先生を初代医院長に、新潟大学からむかえて、65床で開設。以来1985年までに296床となり今日にいたっています。2002年には、東京都指定の難病医療拠点病院の認定うけ、多くの難病患者の治療を行い、神経難病医療の実績は全国でもトップクラスです。

 

国が指定する難病であるALSの病態解明、治療法の解決にむけた研究にも積極的に取り組み、近年では院内に患者支援センターを立ち上げ、在宅難病患者に対する在宅医療支援にも取り組んでいます。一律的な物差しではかる厚労省の再編計画は、神経難病の実態をみない「愚かでずさんな計画」と言わざるえません。(佐々木公一)

※赤野議員の後援会ニュースより抜粋