04 12月

府中市議会の議会改革をスピードアップして本気で取り組め!

★オープンな府中市議会で市民参加の市政実現を

 

今朝(4日)は西武線多磨駅であいさつ、午前中市議会本会議、午後は一般質問の準備など。さて府中市議会では、各会派から委員が集まり、議会改革検討委員会を開催しています。そこで市議会ウォッチを続けている、晴見町在住の丁弘之さんが、市民向けミニコミ誌「府中萬歩記」へ投稿されているので、以下紹介します。

 

~「府中市議会だより」に掲載されている、「議案等議決結果一覧」で賛否が分かれた議案、陳情の結果が会派とともに議員一人ひとりの評決結果一覧表が掲載されるようになった。議会改革の一歩前進を喜びたい。しかしながら、全ての委員会の議事録公開やインターネット中継などの議会改革は、まだまだ道半ばだ。こうした諸課題を議論している議員運営委員会は、旧態然として市民には非公開のままである。看過できないのは、「議会基本条例」制定の議論を開始したとのことであるが、これもまた非公開である。議事録公開は当然のこととして、たびたび私が強調してきたように、条例制定にあたっては、市民の代表と学識経験者などを含めた、検討委員会を設置するなど、真の「協働」の手本を示してもらいと思う。(丁さん手記)~

 

★「市民と野党の共闘」の府中市政版実現を!

 

私(結城)は他の自治体の市議会の状況は詳細に掴んでいませんが、府中市議会は近隣の市議会と比較して、市民からの陳情が少ないとのことです。それだけ市民が議会に要望する機会が少ないことを意味しています。私はこの府中市議会、府中市政は「良くも悪くも保守的」なのかと思っています。しかしながら、この府中市も他の自治体からの新住民の流入が激しく、古くからこの府中にお住まいの方の比率も少なくなっていると思われます。この新住民はきわめて政治にはドライかつ、無党派層が多いと思います。今年の都議選と衆議院選挙では、この府中からついに自民党議員がいなくなりました。保守王国・府中としては考えられない事態です。

私は、この府中においても共産党と党議員団が、こうした無党派市民と連帯し、そして他党・他会派とも共闘し、「市民と野党の共闘」の府中市政版を実現させることが可能な時代が到来した思っています。私たちの運動やたたかいは、決して無駄にはなっていない、歴史は前に進んでいると確信しています。

03 12月

市の街路樹、公園樹木の清掃・・市民の負担軽減を

★街をきれいにしたいけど、体力的にもう限界です・・街路樹清掃の在り方を問う

 

12月6日の本会議一般質問で、私は2件目の質疑として、市の街路樹や公園樹木の落ち葉清掃について質疑を予定しています。私も6年前に府中市に越して来て、はじめに思ったのは、街路樹、公園の樹木も多く、「ほっとするね 緑の府中」というキャッチコピーがあるように、やはり樹木と緑は、人間に潤いをあたえてくれる存在であることを、よく認識しています。ちょうどこの12月初旬ごろは、市内街路樹や公園樹木の落ち葉の量が大変多い時期をむかえています。

 

この街路樹清掃について、住民の方々から複数ご意見ご要望をいただきましたが、たとえば80歳を超えた老夫妻の方ですが、「50年以上にわたり市内に住んでいて、近所の街路樹の落ち葉清掃を行ってきた。せめて自宅の周辺は綺麗にしたい、また落ち葉のせいで、人が歩くとき滑る可能性もあり大変危険だから、落ち葉清掃をしてきた。しかしながら自身の年齢も80歳後半にさしかかるようになり、腰を曲げて清掃するのも本当に辛く、清掃活動をすることが困難になった。夏の時期など大変な作業です。もう体力も限界であり、どうにもならなくなった。なんとからならいものか」と相談をうけました。住民の高齢化が進むなかで、こうした相談はレアなケースではないと思います。

 

府中市は今、街路樹や公園樹木の落ち葉清掃については、市民ボランティアや自治会、町会の協力、また清掃委託事業などで対応していますが、市民、住民の高齢化が進むなかで、落ち葉清掃が体力的に困難になっているのが現状ではないでしょうか。こうした点、街路樹、公園樹木清掃の在り方について、市民の気持ちを思いやる行政の姿勢を求めたいと思います。

 

24 11月

府中市が分倍河原駅周辺地区の開発計画(案)を提示

今日(24日)の市議会建設環境委員協議会で、府中市は「府中市都市・地域交通戦略(案)」として、分倍河原駅周辺地区の再整備案を提示しました。

 

大まかな内容としては、分倍河原駅の改造と駅周辺の再整備が提示されています。とくに商店街や商業施設のにぎわいの創出で、回遊性の高い駅前空間の形成をめざすこと。また駅周辺の自転車ネットワークを確保し、歩行者の安全確保、自転車駐車場の適正配置の展開。利用しやすい駅への改良などの交通基盤の整備などを主な柱としています。

 

分倍河原駅は府中駅よりも乗降客数が多く、京王線とJR南武線の接続で府中市の要の駅と言えます。私も分倍河原駅を利用する際、京王線と南武線のホームの狭さが本当に危険だと思います。また駅周辺の商店街は少しレトロな雰囲気がして、私は個人的には好みですが、やはり駅の開発と一体となった再整備は必要になるとは思います。

 

府中市は、府中駅の再開発が終わり、今度は分倍河原駅と周辺の再整備に方針が移ります。いずれにしても市民と駅利用者、地域住民の支持と合意、納得の得られる再整備案を求めたいと思います。

18 11月

「中学教員5割 業務と部活両立に『限界』」(朝日新聞)

今朝(18日)の朝日新聞に社会面にスポーツ庁が調査した公立中学校の運動部の顧問教員の実態調査の記事が掲載されています。記事では「自らの指導力不足や心身の疲労を訴える教員も5割前後」「部活の時間、日数が長い」と答えた生徒と保護者は1~2割にとどまり、教員との意識の差が浮かび上がった」とあります。

部活の悩みについて教員に複数回答での質問には、「校務との両立に限界を感じる」が47.9%、「自身の指導力の不足」が45.1%、「校務が忙しく思うように指導できない」と「心身の疲労、休息不足」はいずれも5割を超えた」と報じています。また公立中学の顧問教員の3割強は「地域でも担える部活動は将来的に地域でも担えるようにするべき」だと回答、保護者側は公立では中高とも4割強が「できる範囲で今まで通り学校、教員が担う」を選択したとあります。

 

私は12月議会でこの中学校の部活問題を取り上げたいと考え、部活動に関する書籍も数冊読んでいます。元来、学習指導要領において部活動は自主的な活動とされていますが、事実上、学校の先生にとっては強制的に顧問を担わされているのが実態のようです。また過熱する部活の在り方についても、疑問の声が社会問題化しています。そこでいま、保護者と学校現場の先生のお話しを伺っているところです。生徒たちにとって、本当にあるべき部活とは何かについて質したいと思います。

15 11月

府中市の新市庁舎の備品購入に10億円・・可能な限りの節約を要望

★新庁舎のともなう備品購入で新たに9~10億円を計上

 

今朝(15日)は府中駅北口デッキであいさつ。さて共産党府中市議団では、平成33年度以降に完成が予定されている、府中市の新市庁舎の建設費などの予算膨張について警鐘を発しています。当初150億円だった新市庁舎の建設事業費は、この間2度増額され、現在は205億円に膨らんでいます。さらに今年の9月議会では、机や椅子などの備品購入費が概算で、9億~10億円になるとの報告がありました。その理由として、市は現在使用中の備品の耐用年数や規格品でないことをあげ、全て新しいものを購入するとのこと。

しかしながら、まだ使用可能な備品もあり、他施設でも使用できないか検討するとのことです。党議員団は今後も使用できる備品は使用すべきであり、経費節約という視点からも重要だと指摘しています。新市庁舎建設事業について、市は第六次府中市総合計画の重点プロジェクトであり、事業費増額は適正であり問題はないとし、事業費を聖域化する扱いです。

★旧庁舎で使用していた備品も問題なく活用している(大分県佐伯市)

ちなみに市庁舎建設特別委員会に所属する赤野委員が、この10月に視察した大分県佐伯市では、旧庁舎で使用していた備品も最大限活用しているが、問題は生じていないとのことです。今後も共産党議員団では、新市庁舎建設問題について、市民の常識目線で要望していきたいと思います。