08 9月

府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」は、ユニバーサルデザインに対応した、優しいつくりになっているか(新日本婦人の会府中支部)

今朝(8日)はJR北府中駅であいさつ、午前中は市議会文教委員会に出席、午後は結城りょう通信を配布。さて9月2日、新日本婦人の会(新婦人)府中支部の方が、府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」のウォッチング活動をされました。はじめに新婦人のみなさんは、9月11日から閉鎖される、甲州街道以南にある「ちょこりんスポット」に自転車が何台止まっているのかを点検。ついで「ル・シーニュ」の地下駐輪場に、自ら自転車をおろす実践もされました。スロープにそって降ろすのですが、「高齢者や子どもを自転車に乗せた方には大変な作業だ」とのこと。又自転車専用エレベーターは1台で、自転車1台のみの収容であり、使い勝手が悪いとのこと。参加者の感想では「歩くのはちょっと大変、自転車で買い物に行くという高齢の人にって、ル・シーニュの地下駐輪場への収容は困難だ」と感想を述べています。

また参加者の方は「ル・シーニュ」の店舗見学も行いましたが、「店内の表示が大変見づらい」と感想をのべています。「このドアを開けたらどこに通じるのだろう。ビルの案内表示版を見ながら、各階の案内にだれでもトイレの表示があるのに、通路にある案内版にはその表示がありません。飲食店などの表示も小さすぎる」と感想を述べています。

府中市は高齢者や障害者を含めたすべての人が安全、安心かつ快適に暮らすことができること、また訪れることができるまちにするために、「ユニバーサルデザイン」の考え方を基本とした、福祉まちづくり条例を制定しています。今後は、この福祉まちづくり条例の視点で街を観察することが大事だと思います。私も新婦人のみなさんの声を、議会でぜひとりあげたいと考えています。

06 9月

府中市議会一般質問・・府中駅新設の公衆トイレの利用性拡充求める

今日(6日)の午前10時からの本会議での一般質問にたち、私は1、府中駅に新設予定の「だれでもトイレ」と、男女別公衆トイレの利用性の拡充、2、市内公園トイレの改善について質疑を行ないました。

府中駅のトイレ問題に関する主な論点は、①男女別トイレの利用時間の拡大、②だれでもトイレに男子用小便器設置を要望しました。①について府中市は、共同管理をしているのが京王電鉄であり、トイレの利用時間については、京王ショッピングモールの営業時間内の利用の限ると答弁。理由は京王電鉄の理解にもとづいて、設置できる男女別トイレなので、京王の意向である、ショップの営業時間内に限るとのことでした。私は、共同管理する相手(京王電鉄)の意向も尊重することは理解できるが、京王電鉄は民間企業とはいえ、鉄道事業であるから公共性のある企業であり、駅利用者や市民がいて、府中駅と府中市の反映をともに願う立場で、せめて男女別トイレの利用時間については、電車の始発から終電までをお願いできないものかと要望しました。

②については、市の答弁は「今度新たに設置される、だれでもトイレは敷地内が狭いこともあり、男子用小便器の設置は困難だ」とのことでした。私は「だれでもトイレに回転率をひきあげるため、また衛星面からも利用者の頻度が多い、男性用小便器を設置することが理にかなっている」と主張しました。

今回は、府中駅に公衆トイレを設置しようという市民の方々が長年にわたる運動が実ったことで、ひとつの区切りとして一般質問をしました。今後も、こうした市民の方々の運動実績と議会論戦をいったいで行いたいと思います。

28 8月

府中市の新給食センターが稼働へ・・市内小中学校に22000食提供

今朝(28日)は西武線多磨駅であいさつ、午前中打ち合わせなど。さて先週の木曜日、24日に府中市内公立小中学校の児童、生徒に22000食の給食を提供する新給食センター(朝日町3丁目13番地)の式典が開催され、この2学期より正式に稼働スタートすることになります。

市のHPによれば、「敷地面積 約13000平方メートル、建築面積 約7392平方メートル、延床面積 約14305平方メートル、構造・階数 鉄骨造、地上3階」とあり、主な特徴としては①市内の全小・中学校に給食を提供する、②学校給食衛生管理基準を踏まえ衛生面に配慮した安全・安心な施設とする、③手作り給食を継続するとともに、新たな調理機器も導入し、おいしい給食を提供する、④新たに炊飯施設を設け、給食センターから炊きたてのご飯を提供する、⑤アレルギー対応調理室を設け、アレルギー対応の充実を図る、⑥施設見学や試食会、調理実習等が可能な食育のできる施設とするとしています。

22000食を提供できる給食センターは、日本一の規模を誇ると言われています。共産党議員団は、子どもたちへの食育充実という点から各学校での自校方式(それぞれの学校調理場で給食を作る)を最適だと主張し、新給食センターには反対をしましたが、今後は安全対策、とくに児童、生徒に対するアレルギー対策の充実をはじめ、食中毒に対する万全の対策などを求めていきたいと思います。

また府中の地産地消の産物を積極的に取り入れた調理なども、要望していきたいと思います。子どもの6人に1人が貧困世帯といわれる今日、日々の食事が満たされない児童も増える今日、学校給食の重要性は増しています。私も新学校給食センターの問題について、現場の声を聞いてぜひ取り上げていきたいと思います。

13 8月

府中駅 南口再開発ビル「ル・シーニュ」は利用者にとって優しいかどうか

先日、市民の方と7月14日にオープンした府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」の施設内を歩いて観て回りました。利用者から見て、改善点があるのかが目的です。1つは、同ビル内にあるトイレ表示についてです。たしかに「男女トイレ」表示はあるのですが、「だれでもトイレ」の表示がありません。ビルの各階にトイレが設置されており、市の福祉まちづくり条例で定めた、ユニバーサルデザインの基準通り、最新設備の男女別トイレと、身体に障害のある方も利用できる「だれでもトイレ」が設置されています。ただ、各階のフロアーのトイレ表示に「だれでもトイレ」の表示がないのは残念であり、今後表示できないか要望したいと思います。ちなみに隣の伊勢丹府中店のフロアーには、「だれでもトイレ」の表示があります。

また利用者にとって話題になっているのが、自転車の駐輪施設です。9月11日から甲州街道より南側の「ちょこりんスポット」がなくなりますが、その代わりに市が代替の駐輪施設として用意したものが、地下にある駐輪場です。自転車ののぼり下りについては、専用のエレベーターが1基(1台収容)、また手動では登り下り用のベルトコンベアーがあります。わたしも実際にベルトコンベアーを利用して自転車を駐輪場に入れましたが、なかなか大変です。高齢者や一部身体の不自由な方は、利用を控えるのではないかと推察できます。せっかくの新しいビルで買い物などしたくても、駐輪が不自由なために利用者の方が「億劫な」心境になるのではないかと心配です。市の福祉まちづくり条例でも「ユニバーサルデザイン」が示されていますが、そこには「優しさ」のコンセプトが必要ではないでしょうか。

その他、いくつか利用者の視点からみて改善を要望したい点もあります。後日、議会でも取り上げてみたいと思ます。

05 8月

府中駅バスターミナルに公衆トイレ設置の要望で、市の担当者と懇談・・実現が目前に

 昨日(8月4日)午前中、府中市役所内で「府中駅バスターミナルに公衆トイレをつくる会」(以下、つくる会)の武田正實会長はじめ6人の会員のみなさんが、府中市の都市整備部土木課とトイレ問題で懇談をされました。
 市の担当者は懇談の中で、「9月の市議会第三回定例会に、府中駅のバスターミナルに公衆トイレを設置するための、関連補正予算を提出する。けやき並木側の駅エスカレーターに隣接し『だれでもトイレ』、駅下のスーパー京王移転スペースに男女のトイレ(男:小便器2・大ボックス1)、(女:ボックス2)を設置する。今年度(来年3月)中に完成させる」などの考えが示されました。
 「つくる会」からは、「トイレは車椅子の利用者も使いやすいよう十分なスペースを確保する事、男女公衆トイレの利用時間はテナントの営業時間に限らずに拡げること、設計図面が出来た段階で公開する事、公衆トイレの表示をきちんとすることなどの要望」を、提出しました。

 いよいよ20年余にわたる市民のみなさんの粘り強い運動と、2回にわたる市議会本会議での全員一致の議会決議の結実が目前に迫っています。(府中駅に公衆トイレをつくる会・丁さん談)