府中市 小学校でも「小1の壁」解消を ・ ・・調布市が一部小学校の開校時間を早める取り組み

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
先日のNHKインターネットニュースで、調布市が「『小1の壁』を解消しようと、東京・調布市は新年度から一部の小学校で体育館などを早朝から開放し早めに登校する児童を受け入れる取り組みを始めた」と報じています。
★保護者アンケートで45%が学校の早朝開放を希望、現場教員の長時間労働につながらない配慮も
同ニュースでは「調布市内の小学校でも朝早く家を出た児童が校門の前で待つ姿が多く、市が保護者を対象に行ったアンケートでは学校での早朝見守りがあれば利用するという回答が45%あった」として、「このため調布市はことし5月上旬から市内の小学校4校で、通常の登校時間より45分早い午前7時半から空調設備のある体育館や図書室などを開放する取り組みを始めた」そうです。
一方で現場教員の長時間労働につながらないよう、各学校には地域などから募集する見守りのためのスタッフを3人配置したとして、「調布市教育委員会の鈴木克久教育総務課長は、『子どもたちの安心安全を守り、市全体として住みやすい環境をよりいっそう作っていきたい』と話す」。(NHKニュース3月5日付より)
★こども家庭庁も「小1の壁」問題で全国調査を実施
また以前の読売新聞朝刊に、「小学生になった子どもの預け先が見つからず、親の就労が困難になる『小1の壁』の問題について、こども家庭庁は今秋、市区町村に対し、初めて全国調査に乗り出す。地域の取り組みや親の要望を把握に乗り出す」との記事があります。
この記事にもありあすが、「小1の壁」とは、学童保育がカバーしていない朝の時間帯、親が先に出勤した後に自宅で1人で過ごし、玄関の鍵をかけて登校する子どもがいることにより、保護者は出勤時間の変更を迫られ、自身の仕事キャリアの影響を及ぼしている問題です。これが、女性の活躍を妨げる要因になっていると、社会問題になっています。
★大阪府の豊中市の取り組みが全国調査実施のきっかけ
記事では「大阪府豊中市などの取り組みが、全国調査実施のきっかけとなった。保育園並みの午前7時から子どもが小学校に登校できる事業を4月に開始したところ、1学期の利用者は、延べ5900人に上った。学校教員の負担を増やさないため、教育委員会の委託スタッフが見守る」。また三鷹市も昨年11月から市立小学校の開門時刻を7時30分に前倒しする事業を始めているとのことです。また同記事では「こども家庭庁によると、今月末にも全市区町村を対象に、朝の時間帯の預かり事業の実施の有無や需要を尋ね、地域ごとの課題も把握する。来年3月までに結果をまとめ、対策に生かしたい考え」とのことです。
記事の最後には「子どもの居場所作りに取り組む民間団体『放課後NPOアフタースクール』、首都圏で小学生の子どもを持つ就労中の女性1000人を対象にしたアンケート調査では、小学校入学時に『働き方の見直しを検討した』家庭は、全体の51%に上った」と報じています。
この「小1の壁」の問題については、私だけでなく、複数の議員さんも取り上げてこられましたが、ぜひ府中市においても調布市のような施策を求めたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
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