07 1月

(府中市長選挙)府中の街の安全対策・・京王線東府中駅付近の踏切に点字ブロックを設置してほしい(府中視覚障害者福祉協会の方と現地点検)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日、府中視覚障害者福祉協会の方と京王線東府中駅踏切の現地点検に行きました。私のブログ( )を拝見されたとのことで、私からも京王電鉄に踏切内の点字ブロックの設置を要望したいと考えていましたので、みなさんに同行させていただきました。

東府中駅の2号線踏切は、だいたい45度の角度で線路と踏切が交差している感じで、健常者の方でも渡りるのに躊躇する踏切です。またこの10数年来、事故による死者が4名の方犠牲になるなど、大変危険な踏切です。

国交省は全国の踏切内に点字ブロックの設置について、鉄道会社にも実施するよう方針化することになりました。そこで今回の現地点検を踏まえ、同協会の方から以下の要望をいただきました(概要)。

①踏切道に整備する視覚障碍者誘導設備は、誘導ブロックと形状が異なる材質
のものにし、標準整備してほしい。
②踏切前には警告ブロックをを標準整備してほしい。
③踏切道は車と歩行者が分離して渡れるものにしてほしい。
④踏切の警報機の音響は泣き交わしとし、踏切道には、音声による案内で渡る
方向がわかるようにしてほしい。

⑤踏切道の車道側には路側帯を設置し車道との見分けができるようにしてほしい。
⑥斜めに交わる踏切道の警告ブロックは線路と並行の位置に敷設してほしい。
⑦駅を利用する際に視覚障害者が近接する踏切道利用する場合、駅員が安全な
場所まで誘導してほしい。

2,踏切内における点字ブロックの必要性について

自分(視覚障碍者の方)が歩道を進んでいると、いつの間にか踏切内に入っていることがあります。「踏切を渡り始めている」と言う認識があっても、どのあたりを歩いているのか確認しにくいのが現状です。踏切を渡っている途中に警報音が鳴り始めると、焦ってしまいます。こうしたことから、自分のいる位置や進行方向を見失ってしまいます。そこで以下の点について要望したいです。

①踏切内の点字ブロックに求められるもの

②踏切内にいる。と言うことを認識できること

③一般の路面に敷設されている誘導ブロックや警告ブロックとは異なる形状のものが望ましいと思われる。

④進行方向と位置を認識できるようなデザインにしてほしい

●一例として、警告ブロックと誘導ブロックを融合させた突起の配置

●右側に2本の線状の突起が並び、左側には、3×5の点状の突起にした踏切内専用の点

字ブロック(誘導警告ブロック)の標準化

●この形状のものを使えば、横断中の踏切の中央で突起の配置が反転することでおよ

その位置を認識できる。

3,車いすやベビーカー、手押しカートなどを使用する者への配慮も必要です

●突起の凹凸の高さは、JISで5mmと規定されている。この程度の突起であれば、車いすなどの通行に支障がないとされています。様々な歩行者の属性のコンセンサスを得られる設備となることを望みます。

●早急な整備が求められるが、安易に拙速な整備をすることでだれのためにもならない設備となってしまわぬように、行政と鉄道事業者は、視覚障害当事者などの意見を取り入れながら、連携しあい慎重かつ迅速な整備指針を構築してほしいです。

~私としても、こうしたお声をうけて、ぜひ近く京王電鉄への要望書の提出、また市の担当課のも申し入れなどしたいと考えています。あわせて住民の日常生活にとって、こうした街の安全対策についても、ぜひ府中市長選挙において候補者が政策として語られることを願いたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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06 1月

(府中市長選挙)府中市長選挙の争点の1つに、地震など災害時における緊急対応策の拡充を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。1月21日告示、28日投開票予定の府中市長選挙ですが、高野市長(現職)と甲田直己予定候補の選挙戦となる見込みですが、両氏ともに災害時における緊急対策の政策が、若干希薄のように感じています。今回の能登半島地震を受けて、あらためて府中市として災害時における緊急対応策について、公約を強化するべきと考えます。

以前私は市議会一般質問で、府中市の学校給食センター(朝日町)に防災拠点機能としての活用を求めたことがあります。この施策については福生市でも実施しており、各地でも少しずつ広がっています。ぜひこの市長選挙の機会に、あらためて提起したいと思います。

朝日町にある大規模学校給食センターの機能について、防災機能を備えたものにするべきという市民の方からのご意見があります。私もこの点で22年6月議会の一般質問で取り上げていますので、以下紹介させていただきます。

★ゆうきりょう質問1・・災害、水害時における府中市学校給食センターの防災拠点機能を求めたいが市の考えは。

●府中市の答弁⇒ 災害、水害時における給食センターの防災拠点機能についての市の考えでございますが、災害により、給食センターのライフラインが停止する事態になると、調理を行うことは不可能であること。また、施設の性質上、衛生面の徹底に努める必要があることから、不特定多数の市民を受け入れる避難場所として位置づけるのは困難である。

★ゆうきりょう質問2・・22年3月24日付朝日新聞によると、各地の自治体の給食センターを防災や、災害時における被災者支援の拠点として活用する動きが広がっていることを伝えている。具体的には炊き出し機能や一時退避できる機能を備えるなどの取り組みです。そこで提案したいが、学校給食センターで給食調理を委託している企業との間で、災害時における被災者への炊き出しなど、食事の提供について協力いただける協定の締結について、検討することはできないか。また給食センターに食糧費の備蓄倉庫を設置し、お米、水、アルファ米などの非常食を備えるなどのことを検討できないか。

●府中市の答弁⇒ 災害時における被災者への炊き出しなどについては、委託している給食調理業者から災害発生時の支援についての提案を受けており、現在、協力体制の構築について協議を進めている。また、先ほどの答弁にもありましたとおり、給食センターは避難場所として位置づけることが困難であることから、備蓄倉庫の設置場所には適していないと考えます。

★ゆうきりょうから、府中市への要望意見・・委託給食調理業者から災害発生時の支援について現在、協力体制の構築について協議を進めているとのことで、ぜひ今後の具体化について期待している。今後具体化されたら、ぜひ報告を議会、市民への周知のほどもお願いしたい。

また朝日新聞の報道によると、2016年4月の熊本地震をうけて、熊本県の益城町(ましきまち)では、給食センターに防災拠点機能を備えたものにする方針を示し、19年4月から新給食センターを開設。新センターはオール電化のもと、自家発電装置、消防団の詰め所としての研修室やシャワー、炊き出しもできる調理室、保冷庫には3トンのお米をはじめアルファ米、水、野外で使える移動式炊飯釜なども備蓄し、災害時の緊急時に備えているとのこと。

★福生市の学校給食センターも防災機能を有しているので検討をお願いしたい

多摩地域でも福生市の学校給食センターも防災機能を有している。福生の給食センターのHPによると「災害時には前記のように避難所機能・備蓄機能・応急給食機能を稼働する」とある。府中市の給食センターは全国一の22000食を作れる大規模給食センターでもある。このセンターを市民の命を守るために、防災拠点機能を有することは、大いに意義あるはず。ぜひ、前向きな検討を願いたい。(府中市議 ゆうきりょう)

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05 1月

(府中市長選挙 1月28日投開票)府中市制施行70年 府中市役所の改革をどうする・・甲田直己 予定候補の政策から考える

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。1月21日告示、28日投開票の府中市長選挙ですが、現在立候補を予定しているのは、現職の高野律雄市長と無所属の甲田直己予定候補の2人です。ゆうきりょうと、私が所属する会派「自由クラブ」 は、現職の高野律雄市長を支持していますが、今日はその対立予定候補である甲田直己さんの政策について、少し触れながら考えます。

★甲田予定候補が主張する「あなたに寄り添った市役所改革に全力」の中身とは

甲田直己さんの大きなスローガンとして「あなたに寄り添った市役所改革に全力」「相談してよかったと思える市役所」「隠しごとのない開かれた市役所」を掲げています。甲田さんのチラシを見ると、「(市の)相談窓口など冷たい対応が問題になっている」「23年7月、大きく報道された市内福祉法人の人権侵害事件、市は再三通報を受けていたにもかかわらず、長期間放置していました。情報公開を徹底し、隠しごとのない開かれた市役所づくりをすすめます」とあります。

私もこの意見について同意するのものですが、一方で甲田さんのチラシを見る限りでは、市役所改革の具体策に触れていません。「なぜ市民への対応が冷たいのか」「なぜ隠しごとをするのか」という点に踏み込んでいたらと感じます。

★「市役所改革」イコール 市役所で働く職員の体質改革ではないか・・

私が考えるには「市役所改革」とはイコール、「市役所で働く職員の体質改革」が本丸ではないかと思えるからです。役所の体質として一般的に指摘すると①「前例踏襲主義」(以前からやっていた施策、考え方を引き継ぐ)、②「人事は加点主義より減点主義」(何かチャレンジし、失敗して人事評価を下げるより、何もしないほうが、評価が下がらないこと)、③「年功序列」(入所順に位が上がる)が、一般的となっています。これでは職員の間に活力がなくなるのは、無理がないものと思われます。甲田さんがこうして点について、もう少し切り込んだ政策を掲げれば、面白いものになると感じています。

★「忖度やめました」「お役所仕事はもうウンザリ」・・刺激的なキヤッチコピーがならぶ沼津市役所改革の試み

そこでこの市役所の体質改革という点で参考になるのが、静岡県沼津市の市役所改革です。朝日新聞インターネットニュース(昨年の記事)によると、沼津市では「市制100周年をむかえた静岡県沼津市で、中堅・若手職員によるプロジェクトチーム(PT)が発足、大胆な市役所の改革案を提案」と報じています。「成果主義の導入や目標値の設定など従来の『役人』にはない発想、職員の危機感が伝わる内容」とあります。

このネットニュース記事のなかに「忖度(そんたく)やめました」「お役所仕事はもうウンザリ」「市役所を洗濯する」「時代の流れ、乗りこなせ」「前例踏襲、なにそれ?」――と改革案のキャッチコピーには刺激的な言葉が並んでいます。「一人ひとりが自分ごととして受け止めるには、トップダウンではなくボトムアップで実現するのが望ましい。そうした意識が職員の間に広がっていた」とあります。

★民間企業との人事交流を活発化、人事評価結果で成果主義の拡大

このPTが昨年5月に発足し、①職員意識、②人事評価、③職員採用、④広報、⑤ICT(情報通信技術)の5分野について現状を分析、「めざすべき姿とその実現のためにやるべきこと」を具体的に検討、「職員意識では、市民ニーズに対応できるよう多様な視点と価値観を醸成するため、民間企業との人事交流を活発化する庁外長期留学を提案した」「人事評価については、職員のモチベーションアップにつながるように人事評価結果を処遇に反映する成果主義の拡大を打ち出した」としています。

★民間企業との人材争奪戦を意識、全国の自治体でDX推進1位をめざす

民間企業との人材争奪戦についても、①年2回の採用試験実施や、②内定辞退者の再受験は最終面接のみにする優遇措置と、辞退を減らすための手厚いサポート体制など、人材確保の方策が提案されているそうです。広報分野においては、①動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)チームを結成、②力を入れたのがICT活用で、書類のペーパーレス化や、オンラインで完結するスマート窓口を推進して「来庁しなくてもよい市役所」をめざす、③5年後には全国自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進度ランキングで1位になる目標を掲げる」とあります。沼津市の頼重市長は「市制100周年のいまこそ改革のチャンス。行政が死ぬと一番犠牲になるのは市民だ」と述べ今後、提案内容を精査して予算措置などを本格的に検討していくとのあります。

★府中市制70年、府中市役所の体質改革もこのくらい大胆にできないものか

今年は府中市制がスタートして70年になりますが、今こそ府中市役所も、これくらいの大胆な職員の意識改革が必要なのではないかと、常々思っています。聞くところによると、年度途中で辞める職員も複数いるとか、また管理職の成り手が少ないことは以前から指摘されています。市長選挙の告示まで2週間ありますので、こうした点も政策論点になったら面白いと感じています。(府中市議 ゆうきりょう)

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31 12月

(府中市長選挙)10代、20代の政治参加促進、投票率向上のために・・足立区選管が28歳女性を選挙管理委員に

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。来年は1月に府中市長選挙を予定していますが、近年の選挙で課題になっているのが、若年世代の低投票率です。18歳選挙権はスタートしましたが、投票率はあがってはいません。

★高校の時の授業が面白く、政治に関心をもった(28歳、女性選管委員)

そうしたなか、先日の毎日新聞によると都内の足立区の選挙管理委員会が、28歳の女性(NPO法人職員)を選管委員に選出し、「10代に政治に関心をもつきっかけをつくりたい」と抱負を語られています。足立区選挙管理委員に選出されたのは、古野香織さん(28歳)で、記事によるとこれまでも中高生向けの主権者教育に携わった経験があるそうです。足立区の選管委員の平均年齢は67.2歳で、過去に女性委員は2人だったとのことです。

★区議が学校に出向いて政治に関心をもってもらう企画も

記事では「古野さんは高校の時の社会の授業が面白かったことで選挙や政治に関心をもった」「全国の中学、高校で主権者教育に取り組む認定NPO法人『カタリバ』職員としての活動や、高校の非常勤職員講師をした経験から『10代の子たちは自分の意見を言っても(周囲に)聞いてもらえないという経験をしており、自分の意見は届ける価値があるものだと思っていない』『学校のルール作りの体験など、自分の社会を自分で作る経験を広めることが大切だ』」と語られています。またご自身のアイデアとして「区議が学校に出向いて10代と触れ合うことも政治に関心をもつきっかけになりうる」と、啓発にも意欲を燃やしています。

選挙に投票率が下がり続けて20年以上は経ちますが(投票率が向上した選挙もあります)、これは極めて深刻だと私は考えています。有権者が「もはや政治に期待などせず、誰が議員になっても同じだから、投票に行かない」という気持ちになっているわけです。この若年世代が後の中年、高齢世代になった時、恐らく投票には行かないでしょう。若年世代の感覚をつかめる、そうした選挙管理の選出に知恵を注がなくてはなりません。政治を議員、立候補者だけの責任にせず、自らが候補者をつくりだして、政治に参加する風土を育成しなければ、日本が滅びることになるはずです。ぜひ府中市選管にもこうした提案を、3月議会予算委員会でもしたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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29 12月

(府中市長選挙)高野律雄市長候補(現職)の政策 その2・・「絆を紡ぎ、未来を拓く」 信頼と安心、夢の広がる自治体運営

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。会派 自由クラブは高野市長を支持していますが、4期目をめざす高野市長の政策公約を紹介します(2回目)。

3,安全快適、歴史が息づく魅力あふれるまち

①浅間町の府中基地留保地を「平和、環境、科学、文化、スポーツ」の総合公園として整備する計画を推進総合体育館移転の準備に入る

②国指定天然記念物「馬場大門のケヤキ並木」を市民との協働で保全する

③市内事業者や市民と協働してゼロカーボンシティをめざす

④近年社会問題化する空き家対策を具体的に実施、快適な住環境を保持する

⑤分倍河原駅改良と周辺のまちづくりを確実に進める

⑥中心市街地の活性化と府中の魅力発信を積極的に行う

⑦都市農業の振興と農地の保全を支援する

4,信頼と安心、夢の広がる自治体運営

①コンプライアンスを遵守し不正を絶対許さない

②健全財政を維持し自立した質の高い行政運営を行う

③新庁舎を遅滞なく完成させ市民にとって利便性の高いデジタル化も推進する

④公契約条例を制定し市内事業者の振興と労働条件の向上を図る

⑤女性が活躍する市政を推進し多様性を認めあうまちづくりを実施する

⑥中核市への移行も視野に未来を見据えた住みよいまちづくりを推進する

~このなかで「中心市街地活性化」の政策について、私も重視するものです。同時に府中市が国の補助金もえて実施してきた、これまでの市街地活性化策の検証と、教訓をくみ取ることは必要だと考えます。また現状、都市間競争において府中市は、近隣他市のそれと比べて、劣っているという認識をリアルに見つめることが重要だと考えます。

デジタル化について、府中市はデジタル先進自治体をめざすべきと考えます。日本が国際的に見て、デジタル化では遅れをとっていますが、府中市は少なくとも多摩地域で一番のデジタル推進を図るために、民間企業の活力を導入すべきではないでしょうか。また中核市への移行について、市長のリーダーシップと府中市の事務局の理解が必要です。自由クラブはこれを大いに支持するものです。

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