30 4月

府中市 ちゅうバス路線再編計画 解説①・・現状の路線はどう変わるのか ①最寄り駅接続案 ②府中駅への接続案が提示されています

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(府中市議ゆうきりょうブログ 検索⇒ ゆうきりょう)

府中市では市内を走るコミュニティバス「ちゅうバス」の路線再編計画を審議し、市民の方の声を受け付けています。現状では、府中市内を以下、5つの路線、7つのルートで運行しています。

①多磨町ルート、②押立町・朝日町循環 朝日町ルート及び押立町ルート

③是政循環、④南町・四谷循環 よつや苑西ルート及び四谷六丁目ルート

⑤北山町循環、

~そこで現状の再編案では、これまでの路線について、(1)最寄り駅への接続する案、(2)府中駅への接続する案の2つが提示されています。そこで数回にわけて、2つの案についてお知らせします。

案1 最寄り駅への接続案について (その1)

①多磨町ルート・・・従来の路線のなかにある、「東府中駅」と「芸術劇場」を結ぶ路線はなくなり、「多磨町」と「東府中駅」を結ぶ路線となる(バス停はこれまでと同じ。

(1)府中の森循環(新設)・・従来の「多磨町ルート」の路線にあった、「多磨町」から「東府中駅」までの路線は切り離され、芸術劇場、生涯学習センター市美術館、幸町2丁目、中央文化センターなどを経て、府中駅を基点となる路線が、循環式ルートの案になります。またこれまでの東府中駅と芸術劇場を結ぶ線はなくなります。

②朝日町ルート・・・従来の路線のなかにある、「多磨駅」と「白糸台」を結ぶ路線がなくなる。

※新たに「白糸台循環」が創設する案で、従来の白糸台の地域を循環するコースで、最寄駅は「武蔵野台駅南口」を基点とする循環ルート案。(バス停はこれまでと同じ)

②押立町ルート・・・従来の路線である、「武蔵野台駅南口」から「競艇場前駅」を経て、「清水が丘2丁目東」を結ぶ路線から、「武蔵野台駅南口」を基点に、「押立町5丁目」から「押立町1丁目」を通り、「武蔵野台駅南口」への循環ルートとなる案(バス停は従来と同じ)

※新たに「小柳町ルート」が創設、「競艇場前駅」から「小柳公園」、「東郷時下」を通り、「東府中駅」までのルート案(バス停は従来と同じ)

③是政循環・・・従来の路線である、「是政駅」から「府中駅」までの路線は、民間の路線バス化の方向で今後、詳細を検討する案

※新たに「郷土の森」ルート案が創設、「郷土の森正門前」を基点に、「是政」、「矢崎町」、「府中本町」、「府中市役所」、「府中駅」、「府中3小」、「分倍河原駅」、「中央道下」、「郷土の森総合体育館」から「郷土の森正門前」を走る路線案(新たにバス停を創設する箇所もある) ~続く~

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

 

29 4月

府中市 ちゅうバス の路線再編計画・・ちゅうバスが走行できない地域には、官民協働でAI技術も駆使した、小型EV車などの交通手段の確保を

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(ゆうきりょうブログ検索⇒ゆうきりょう)

★ちゅうバスの運賃改定が計画されるのであれば、シルバーパスの適用を要望したい

この2年ほどの間で、円安(4月29日現在、1ドル160円)の進行によるコストプッシュインフレが、国民生活を直撃しています。現状、ちゅうバスは100円で乗車できますが、、今後、さらなる円安、また労働力不足などの事態を予想した場合、住民へのサービスを維持、拡充するにはどこかで運賃改定を検討せざるをえないと思われます。

私は以前、市議会の一般質問で「ちゅうバスにも、シルバーパスの適用をしてほしい」と質疑、要望しました(22年12月議会)。今後、運賃改定が市から提案されるようであれば、その対案としてちゅうバスにもシルバーパスをぜひ適用するよう、要望したいと考えています。

★コミュニティバスが走行できない地域には、官民協働で細やかな交通手段を

またちゅうバス再編計画のなかに、「バス以外の方法で移動できるように考える」という指針があります。

(理由)バスの再編案だけでなくバス以外の方法も検討する

(他の方法案)①タクシーのさらなる活用、②AIなどデジタル技術を活用した自動運転、③市民や民間の協働による、新たなコミュニティ輸送手段の確保、④新たな送迎手段として、福祉有償輸送やシェアサイクルなど多様な輸送資源を活用した、異動手段の確保など。

そこで以前、私のブログでも紹介しましたが、隣の三鷹市では、大型バスが入れない住宅街など公共交通の空白地域を解消するため、小回りのきく車両の導入やAIなどの新技術を導入して、利用促進を図っていることを伝えました(読売新聞より)。

★狭い道路を、車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が走行

それによると、「車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が三鷹市の井の頭地区の住宅街を走る」「バスを名乗るが乗務員を除く定員は4人、最新の電気自動車で最高時速は19キロ」と、狭い道路を走行するコミュニティバスを始めたそうです。従来のコミュニティバスでは、走行できない地域をこの小型EVバスなら走行ができ、沿線住民の利便性が高いとのことです。

★スーパー、病院、公共施設などへ高齢者の利用促進を図る

またある地区では「AIデマンド交通を試みる」とし「地区内外に65ヶ所の乗降場所を設定、利用者は希望の乗車時間と乗降場所を電話やスマートフォンで予約し、その時々でAIが割り出した最適ルートを6人相乗りのワンボックス車が走る」としています。その乗降場所にはスーパー、病院、市役所などの公共施設があり、高齢者の利用促進を促しているとあります。

他にも多摩地域では、武蔵村山市がバス以外でワゴン車を使った「乗り合いタクシー」を、小平市も同様のサービスを実施。東大和市でもコミュニティバスの空白地域を、ワゴン車が走行するなどのサービスを展開しているそうです。

今後は深刻な労働力不足がさらに現実となりますが、AIによる自動運転と小型EV自動車を組み合わせた、コミュニティ交通を促進させる必要があるのではないでしょうか。府中市内でもコミュニティバスが走行していない地域もあり、そうした地域で暮らす高齢者の方は、「生活難民」になる恐れもあります。ぜひ府中市でも、官民が協力し、AIなどの新技術やワゴン車を活用した、利便性のある交通手段を導入してほしいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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