22 4月

府中市にも 子どもたちに「第三の居場所を」・・東村山市が少年野球場跡地に開設(東京新聞)

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★子ども食堂、フリースクールの機能をあわせもつ施設

保護者の方からの要望でも多く、複数の議員さんも議会で取り上げているのが、子どもの居場所の課題についてですが、昨日の東京新聞多摩版に、東村山市が野球場跡地に子どもたちの「第三の居場所」を開設したとの記事があります。記事によると、22年に閉鎖された久米川少年野球場の跡地に、新たに子どもたちが集まって過ごすことができる「第三の居場所」がオープン、「子ども食堂やフリースクールの機能を併せ持ち、子どもたちに安心して過ごせる環境を提供する」とあります。

記事によると、第三の居場所は木曜、金曜の午後3時~7時に開き、子どもたちが自由に出入りして、勉強したり、スタッフと話をしたりして過ごすことができるそうです。また毎週木曜は、子ども食堂として中学生以下1食300円で食事の提供もあるそうです。

この施設は2階建てで、「施設にはサッカースクールで使う人工芝のピッチも併設、子どもたちの運動の場所として利用される」「小学4年から中学3年生を対象にしたフリースクールも同時開校」されているそうです。大変興味深い施設であり、私も一度見学させていただきたいと思います。

★府中市の教育センター跡地に、子どもの居場所開設を要望

府中市内にも公共施設の統合が計画されており、それにともない、統合された施設に子どもの居場所の開設を要望される議員さんもいます。私も一般質問において、市の教育センターが現在の府中町から清水が丘に移転することを計画していますが、ぜひその跡地について、子どもの居場所施設の開設を要望しました。また以前、ブログでも紹介しましたが、国立市の矢川プラスのような施設も望まれるところです。不登校の児童生徒はもちろん、すべての子どもの居場所となる施設について、今後も要望したいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

20 4月

府中市 学童クラブ(放課後児童クラブ)・・26年度までに待機児童の解消めざし、こども家庭庁の施策の実施を

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

こども家庭庁と文科省は、共働きなどの小学生が利用する、放課後児童クラブ(学童クラブ)の待機児童解消のために、2026年度をめどに152万人分の受け皿を確保する策を、24年度予算で計上しています(朝日新聞23年12月26日付)。

★。開設場所について「学校内のプレハブ施設の整備」「家庭教室などの特別教室の利用、学校外スペースの確保」を

朝日の記事によると、学童クラブの待機児童数は1万6276人(23年5月現在)となり、なかでも都市部の待機児童数が全体の4割を占めているそうです。記事によると、国は23年度末までに152万人分の受け皿を整備するとしたが、計画通りに進まないことから、「開設場所の確保、人材確保、適切な利用調整」の3点を重点的に進めるとしています。開設場所については「学校内のプレハブ施設の整備」「家庭教室などの特別教室の利用、学校外スペースの確保」などをあげています。

また学童クラブで勤務する職員確保策が急務として、「来年度からは、常勤職員を2人以上配置した場合お補助制度を新設できるよう予算案に盛り込む」とあり、定員に余裕のある学童保育への送迎支援も予算措置をしているとしています。

★学童クラブの受け皿不足については、学校施設の活用も検討を(府中市長あて予算要望と回答から)

府中市においても、とくに小学校4年生以上の児童の学童クラブ待機児童数が課題になっています。この点について、私も以前、対市要望をしたので、以下、掲載します。

●府中市への要望⇒小学4年生以降は学童保育が利用しにくい状況となっています。低学年優先となり定員に達している学童が多い状況で、4年生以降の登録が厳しいのが実態です。4年生以降も、どの地域の学童クラブでも利用できる体制づくりをお願いします。

●市の回答⇒学校敷地内または隣接地での建設地の確保が困難な状況となっているため、学校から離れた場所でも適地があれば新規増設を検討しています。また市では入会要件を満たす小学1~3年生および、障害のある児童のすべてを受け入れており、4年生以上の児童は定員の空き状況に応じて受け入れをしています。今後は学校施設建て替えの機会をとらえ、施設の充実に努めるとともに、学校施設などの活用をはじめとするハード面の整備について、引き続き検討していきます。(市の回答より)

また先日のブログでも掲載しましたが、府中市でも市街地中心部に人口が増えていることを背景に、府中1小、府中2小の児童数が1000人を超え、学童クラブの児童数も増えています。ぜひ政府の対策をベースに、府中市にも対策を求めたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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18 4月

府中市 学童クラブの待機児童対策・・学校施設の活用と民間委託など、多様な手法を用いて学童クラブ教室の拡充を

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★武蔵野市では学校内の交流スペースを活用

昨日の朝日新聞に学童クラブのスペース探しで、苦慮する自治体の記事が掲載されています。例として武蔵野市の境南小学校にある学童クラブでは、同小がある地域では近年、大規模マンション建設が相次ぎ、子育て世帯が増加。それにともない、共働き家庭が増え、今年4月の学童保育の登録者数は187人で、5年前の約1・5倍になり、記事によると、今年度から校内にあった地域住民の交流スペースを学童保育に改修し、1クラス増やしたそうです。「今後もしばらく希望者は増える見込みだが、余裕教室は残っていない」とのことです。

この記事にもありますが、「国はこれまで、安心、安全な学童保育の整備をめざし、学校施設の活用を促してきた。ところが、35人学級の導入や特別支援学級の増加、子どもが増えている地域では余裕教室が無いところも多い」のが実態です。また記事によると、武蔵野市の別の学童保育では昨年度、校内のスペースだけでは足りなくなり、学校から約500メートル離れた都市再生機構の団地内にある住民の集会室に新しいクラスを例外的に設けたそうです。

★学童クラブの職員確保も困難な状況

また記事では「新たな学童保育を整備するには、子どもたちを世話する職員の確保も課題」だが、人手不足の職場が多いとのことです。学童クラブの職員は非正規雇用が多く、記事のなかで学童クラブ職員を組織する労組(建交労)は「学童保育を保育所と同じ児童福祉施設に位置付け、全国一律の守るべき最低基準(賃金)を設けて質の向上を図るべき」と主張されています。

★府中市でも大規模校の学童対策が急務

府中市においても学童クラブの児童が増え続けており、とくに小学4年生以上の待機児童が増えていることも伺っています。市教委では、今後、学校施設改築改修計画のなかで、学校施設と学童クラブの運用を同施設で行う計画もありますが、当面する課題としては、市内の大規模校である府中1小と府中2小の学童対策ではないでしょうか。両校とも1000人を超える規模であり、市街地のマンション建設にともない、増え続けています。武蔵野市の小学校のケースのように、近隣のスペースを借用して、学童クラブの教室することなども考えなくてはならないと思います。例えば民間に学童クラブの運営を委託し、子どもの居場所として小学校の体育館を借用するなどの対策も検討できるのではないでしょうか。

ぜひこうした課題についても、官民の協働を具体的に求めたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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16 4月

府中市不登校児童、生徒の居場所・・・学校給食センターに来て、ランチのお誘いを

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

不登校児童、生徒の居場所の課題について、私もこの間、複数回、市議会の一般質問でも取り上げ、また複数の議員さんも質疑をされています。先日も東京新聞多摩版で、八王子市が不登校の児童、生徒のために市内にある学校給食センターにて、不登校の子どもたちが好きな時にいつでも、給食センターにて、学校給食を食べることができる施策を実施していることが、報じられています。

★子どもたちが「メニューを見て、来る日を決める」

この記事では「教室が苦手なら給食センターにおいでよ。不登校の小中学生に向け、東京都八王子市がこんな『ランチの誘い』を始めて1年。できたての食事と安心できる居場所の存在がどこかへの一歩をそっと後押しして、家族以外の人とつながりを持つ子どもたちも出てきた」とあります。

また記事では市内にある「学校給食センター南大沢」を取材、献立表は学校などを通じて子どもたちに配られるそうで、「メニューを見て、来る日を決める。好きな給食のためなら外出できる」「普段は家からほとんど出ないという中1の男子生徒(13)は満足そうに話した」とあります。 週2、3回通う中3の男子生徒(15)も「同じ学校の子がいたら別室にしてくれる配慮にもほっとする。職員さんも必要以上に干渉してこないので、自分のペースで食べられる」と感想を寄せています。

★給食をつくるためだけのセンターを・・・「雷に打たれたようだった」(市の担当課長)

この取り組みは、昨年2月に始まり、記事によると、安間英潮(ひでしお)教育長が市民向けの給食試食会の様子を見たことがきっかけだそうです。教育長は記事のなかで「学校に来られない子も給食を食べたいのでは、と思ったのがきっかけ」 「不登校支援にセンターを活用する発想には、校給食課の東郷信一課長も驚き、『雷に打たれたようだった、と振り返る』」。

八王子市では現在、市内に4カ所ある全ての給食センターで、給食をつくっている日は毎日開放し、誰も来ない日もあれば、10人以上が来る日もあるそうです。現在、八王子市内には不登校の小中学生が約1800人いるそうで、給食センターが学校に子どもの様子を報告し、学校によっては「出席」扱いにしているところもあるとのことです。

この給食センターでの給食「通い」から、再び学校に行く意欲を取り戻した生徒もいるそうで、「小学生は親の付き添いと予約が必要で、中学生はふらっと来やすいように予約不要。子どもは無料、親は300円。市学校給食課の安斉祥江(よしえ)さんは「安心して過ごせる居場所の、選択肢の一つになってくれたらうれしい」と話しています。

★府中市教育委員会でもぜひ取り入れてほしい

私も2月の定例会一般質問で、市に対する提案の1つに、この八王子市の取り組みを紹介、提案しました。こうした柔軟な発想は大いに学ぶべきではないでしょうか。不登校の児童、生徒が貴重な幼少期において、少しでも人とふれあい、コミュニケーション能力を育む機会の提供について、教育委員会も責任はあると考えます。私も一度、八王子市の給食センターを訪れて、再度、議会でも提案したいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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15 4月

府中市児童館・・子どもの居場所拡充のために児童館の利用促進を求めたい

府中市議会議員(保守系無所属) ゆうきりょう です。

★児童館の遊具改善など、日ごろから、こどもが居たいと思える居場所にしたい

子どもの居場所について、政府(こども家庭庁)は昨年末、「こどもの居場所づくりに関する指針」(以下、指針)を発表、閣議決定をしています。またこの間、市議会においても複数の議員さんが取り上げておられますが、私もこの課題について、再度、今年度第1回の定例会の一般質問で取り上げました。

政府の指針のなかで、こどもの居場所づくりについて「既存の地域資源を活かした居場所づくり」という項目があり、そのなかには「児童館、児童遊園、公民館、図書館、青少年教育施設や団体、学校、教育支援センター、放課後児童クラブ、公園の活用、高齢者や障碍者の社会福祉施設、学習生活支援事業、重層的支援体制整備事業などの活用が考えられる」との指摘があります。

そこで私は、市内にある既存の地域資源を活かした居場所づくりについて、新たな改善策として①現状の文化センターにある児童館に備えている、こども向けの遊具設備などの改善、拡充をすること、②教育センター跡地(府中町)には、子どもの居場所の施設の建設を求めました。

★50年以上前に制定された、児童館条例が問題

子どもの居場所に関し、児童館の活用という点では、市議会で西のなおみ議員(無所属)が、3月議会の一般質問で取り上げておられます。西の議員の主張では「府中市の児童館が中学生までしか使えないのは、50年以上前に制定された、児童館条例が原因」「平日の昼間は指導員が不在、不登校の子どもの居場所にすることができない」「担当課については、建物を管轄する部署から、子どもの問題を把握している部署に移し、子どもの居場所として活用するための児童館へ拡充を進めるべき」と主張されました(西のなおみ議会報告から抜粋)。

この西の議員の主張については、私も同意見であり、保護者の方から同様のお声をいただいています。また以前もブログで掲載しましたが、国立市にある「矢川プラス」のような、子どもが日中、安心して過ごせる施設について、ぜひ教育センター跡地にも開設を求めたいものです。

あわせて、各小中学校に設置されているサポートルーム(不登校児童・生徒の居場所)については、学校間の施設のアンバランスがあると、保護者の方から伺っています。高野市長もサポートルームの改善拡充については、公約に掲げておられますので、今後の動向に注目していきたいものです。引き続き、子どもの居場所の拡充については、今後も継続して取り上げていきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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