02 12月

府中とラグビーワールドカップ・・市が狙った外国人観光客の市内来訪の狙いは、どうだったのか!?

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

市民がつくるミニコミ誌「府中萬歩記」の69号にて、市民の方が「府中市とラグビーワールドカップ」というテーマで投稿されています。この投稿では、9月20日からスタートしたラグビーワールドカップで、府中市内に有力2チーム(東芝、サントリー)がある府中市もラグビー一色となり、府中駅のけやき並木通りでは、パブリックビューも開催され市街地は盛り上がりました。「しかしながら、府中市がラグビーワールドカップのインバウンド効果はどうだったのか」と疑問を呈しています。

 

市はラグビーワールドカップの開催にあたり、「これを機に、子供たちに夢を」「この機会に外国からの来訪者に府中のプロモーションを行い、多くの観光客が府中に訪れてほしい」という狙いでした。

 

しかしながら市の思惑とははずれて「今回のラグビーワールドカップにおいて、外国人観光客は府中市内にはほとんど訪れなかったようです」と書いています。この文章によると「先日、ラグビー通である、市議会議員にばったり出会って今回のインバウンド効果についての会話になった」ところ、この市議の話によると「東京スタジアムの観客の6割は外国人、でも府中には全く来ていない。ほとんどが調布から新宿訪問だ」と話していたそうです。つまり府中市が狙っていたラグビーワールドカップのインバウンド効果は、成功しなかったようです。

 

ちなみに府中市は今回のラグビーワールドカップ関連のイベント経費について、2017年から19年度にかけて3憶2534万円を計上し、さらにこれにかかわって、朝日町にある朝日サッカー場改修などの経費では5憶2千万円以上を経常しています。

 

これを市民のみなさんがこれにどう思われるのか・・・。来年には東京オリンピック、パラリンピックがあります。今回の教訓をどう総括するのか。市長選挙における論戦課題の1つになることと思われます。

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