府中の認可外保育施設は幼保無償化の対象になるか・・国の基準満たさぬ認可外施設で揺れる自治体
府中市議会議員の 結城りょう です。
今朝(8月14日)の朝日新聞多摩版に、この10月からスタートする幼保無償化を前に、都内の自治体では国が定めた基準を満たしていない認可外保育施設について、補助の対象にするかしないかで判断を決めかねているという記事があります。
幼保無償化は、3から5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児が対象、幼稚園や保育所などの利用料が原則無料になります。当初は認可外保育施設は対象外でしたが、上限付で補助対象となった経過があります。いま自治体で判断を迷っているのは、「保育士の人数などを定めている国の認可外保育施設指導監督基準を満たしてない施設の扱いについて」です。「都内には認可外施設が約1300あるが、基準を満たしているのは3割以下」とのことです。こうした状況を前に「杉並区では補助対象とはしないとする条例が区議会で可決」「世田谷区も補助の対象外」とするしています。一方で墨田区や港区では除外しない方針で「やむを得ず基準以下の施設に入った人が、不利益をこうむる」(墨田区の担当者)。
この問題は大変悩ましい課題で、保育所の安全基準の要ともいえる人員基準を満たしていないことは問題です。一方で認可保育所に入所できずに、仕方なく認可外保育施設に入所せざえるえなかった親御さんのことを思うと、不公平感があります。とくに認可外保育施設は利用料金が高額なこともあり、なおさらな感じがします。9月の市議会決算委員会においては、この問題への市の考えかたも質したいと思っています。
HP検索→結城りょう