府中でも子どもの居場所、地域が育む施策を
今朝(4月25日)の東京新聞30面に、地域でこどもたちを「育てる」取り組みをしているという特集記事があります。記事では豊島区池袋で子どもを支えるための取り組みをしているNPO法人の運営について取り上げ、「週2、3回子どもたちか、一時的に自宅で暮らせなくなった子供を保護者承諾のうえで預かる」とあり、「親が入院したり、ごはんを作ってもらえなかったり、子どもたちは様々な事情でホームに身を寄せる」。「ひとり親家庭で、母親と関係が悪化し、『けんかばかり。家でも繰り返した』。狭い自宅には一人でもこもれる部屋はない。唯一のストレス解消だったバスケットボール部を夏前に引退すると、学校へ行く理由もなくなった」「行政から紹介され、不安をかかえてホームへ。ボランティアの学生や地域のおじちゃん、おばちゃんらと交流するうちに、心が落ち着いた」。
この記事にもありますが、「子育ては家庭の役割」という認識でしたが、最近では「子ども食堂」の存在によって、「地域で育てる」という考えたかが少しずつ広がってきました。
最近は「子どもの貧困」が叫ばれるなか、子どもへの虐待が社会問題になっています。もちろん、個々の家庭の事情、理由があることですから、一概には言えませんが、子どもに対する親の虐待の背景には、どうしても貧困が背景にあると思わざるえません。私も昨年の12月議会で取り上げましたが、子ども食堂の存在が地域で広がることは大変意義あることと思います。この記事では最後に「家庭にすべて任せるのは限界だと、やっと理解されてきたのではないか。各地での小さな積み重ねは、いつか大きな力になります」と結んでいます。
結城りょう