府中市議会議員選挙の啓発活動はどうなるのか・・投票率向上にむけた取り組み
3月15日付で、「選挙で変えよう!府中市民連合」が、今回の府中市議会議員選挙について、府中市に対して「選挙啓発活動に関する申し入れ」を行い、4月4日付で市から回答があったとのことで、お知らせします。
1、「選挙広報車の運行する復活すること」に対する回答では、「4月21日付き市議会議員選挙において、2台の広報車を走行させることを検討しております」「今回の府中市議会議員選挙での苦情の状況や費用対効果等の検証については、十分に行ってまいります」
2、「防災無線での投票呼びかけを復活すること」への回答では、以前は防災無線を活用していたとのことですが、「防災行政無線所管課に依頼して行っていた」とのことですが、住民から放送に対する苦情があったこと、また防災行政無線の整備目的と違うことでの活用については、現在目的外使用とのことで実施する考えはないこと。
3、「府中駅北口改札前の公共スペースでの期日前投票を行うこと」に対する回答では、「平成29年11月に府中市が作成した『府中駅北口改札前公共施設活用事業』において、「期日前投票の投票所とすることを想定している」と明記している」ことは認めながらも、この施設を期日前投票の会場とした場合、「投票される方と駅を利用される方との間で、動線上問題があること」を理由に、期日前投票の会場とはしないとの回答です。
この件は私も市議会予算特別委員会において質疑をしましたが、これとほぼ同じ答弁でした。確かに市の選管も各種、啓発活動はしていますが、投票日当日の呼びかけがが弱いように、私には思えます。今回のいっせい地方選挙(4月7日投票)でも、投票率の低下が著しく表れましたが、これは日本の民主主義の危機だとも私は思います。また低投票率のもとで、たとえ当選しても、私はこれからのわが国の地方自治の発展を展望した場合、大変な危機感を覚えるものです。
投票率向上は私たち議員の側も大いに努力しなければならない課題であると思います。
府中市議会議員 結城りょう