今年の府中市の待機児童数はどうなるのか・・朝日新聞多摩版
3月19日付き朝日新聞多摩版に、都内30区市の今春における、認可保育施設について入所希望者の3割が落選したと伝えています。朝日の調査では「30区市の申し込み者に占める落選者の割合を『落選率』として計算すると、平均29・5%で、3人に1人が落選」と伝えています。
記事では最も高いのが港区で52.2%、次に世田谷区の40.2%、台東区の40%となっています。またこの記事では「半数の自治体で3歳児の申し込みが増えた」として、これまで0~2歳児の待機児童解消に努めていた自治体としては、戸惑っている様子を伝えています。この点について、世田谷区の課長は記事のなかで「(児童の)受け入れが、2歳までの認可外保育施設が増えていることが一因とみる」とし、「とくに前年の2倍と区内に急増したのが『企業主導型保育所』だ」とし、国が2歳までの預かり施設として導入した効果ではないか分析しています。
ちなみに府中市は朝日の記事では「落選率」は26.3倍、申込者数が1569人でうち内定者数が1156人とのことです。今回多摩26市のなかで一番落選率が高いのが、国分寺市の35%、次に三鷹市の31.4%、調布市の30.5%、西東京市の29.4%となっています。
府中市は今年こそ、多摩26市のなかで待機児童数ワーストワンの「汚名」を返上できるでしょうか。同時に一刻も早い待機児童解消とゼロを行政に強く求めたいと思います。
結城亮(結城りょう)