国民健康保険は公費投入で安くできる・・・府中市も国に国保への国費投入を要請してほしい
しんぶん赤旗日曜版(2月10日)付で、国民健康保険料(税)の問題について特集記事を掲載しています。共産党は昨年、高すぎる国保税の引き下げをもとめる提言を発表しました。この提言でも触れていますが、全国知事会も国に1兆円程度の公費投入を求めています。赤旗では栃木県の福田富一知事(前全国知事会社会保障常任委員長)のコメントを紹介しています。コメントでは「保険料負担を協会けんぽに近づけるために『1兆円の公費投入』を求めました。医療保険制度を一元化していく第一段階として、最も保険料が近い協会けんぽといっしょになることを想定した」としています。
私は医療保険制度の一元化には異論もありますが、国からの1兆円の公費投入という考えは当然だと思います。
今回の赤旗日曜版の特集でも触れていますが、いま国民皆保険制度が崩壊しつつあります。このままでは実態として、アメリカのように民間だけの医療保険制度の国になり、金持ちしか満足な医療をうけられない国になります。
共産党議員団は昨年、議会の一般質問で国保問題については追求してきました。国も建て前上は、自治体による独自の国保会計への繰り入れを否定ではできません。しかし裏で自治体に対して公費投入をやめるよう指導していると言われています。
国民の命綱である国民健康保険制度を守るために、引き続き、この問題を取り上げ、同時に今回のいっせい地方選挙の争点の1つに押し上げる必要があると思います。
結城亮(結城りょう)