学校給食に地場産品推進(小平市)・・府中市でも地産地消の学校給食の一層の推進を
今朝(1月18日)付の読売新聞多摩版に、小平市が同市の農産物品の利用に力をいれていることを伝えています。記事では「小平市立の給食では昨年度、地場産品の割合(金額ベース)で29%、市立中学では30.3%に達する。JA東京むさし小平店は「都内の自治体では高い水準だ」としています。
記事では、ある中学校においては郷土料理を主体とした給食に、小平産の野菜などが多く取り入れられていることなど紹介されています。「国の第三次食育推進基本計画は、地元の都道府県産品について、学校給食での使用割合を2020年度までに30%以上とする目標を掲げる」と伝え、「小平産は30%の大台をめざす」としています。小平市ではこの目標を達成するために、市内すべての小学校に地場産品の購入費を補助する制度を導入したとのことです。また中学校でも30%目標クリアめざし、「市立学校給食センターはあらかじめ、地元農家に作付けを依頼して地場産品を確保している」とのことです。記事ではJAの支店とも協力して、農家の所得向上にもつなげ、都市農業の必要性を知ってもらいたい」としています。
この小平市の取り組みは、単に小中学校に地場産品の使用を高めるというだけではなく、都市農業の活性化と地元農家の所得向上めざすという戦略性があるのが特徴ではないでしょうか。府中市でも国の方針にならって、学校給食に地場産品の使用を高める努力をしていますが、ぜひ小平市のように地元農家の活性化という戦略性も加えながら、学校給食の地場産品使用を大いに高めてほしいものです。予算委員会などでも、この問題取り上げたいと思います。
結城亮(結城りょう)