26 12月

府中の夜を竹あかりがライトアップ・・・今年も年末年始を竹あかりの光が街を彩る

【府中はなぜ松ではなく、竹なのか・・みんなの経済新聞ニュースから】

 

 府中市は昨年末に続き、府中駅周辺を今年の年末年始も竹あかりの光で街をつつんでいます。その様子を、インターネットの「みんなの経済新聞ニュース」では以下の様に報じています。

昨年から始まった同企画は、一般社団法人「まちづくり府中」が中心になり市民ボランティアと1カ月前から手作りで準備してきた。オブジェ型の竹あかりや一節の竹あかり634(むさし)本などを制作し、府中駅南口ペデストリアンデッキ周辺と馬場大門(ばばだいもん)のケヤキ並木に設置し夜間点灯させる。ケヤキ並木は大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、府中市宮町3)の参道で、正月になると約50万人の初詣客でにぎわう。

同神社に伝わる「七不思議」の一つに「境内に松の木なし」がある。神様の大国様と八幡様が武蔵野に出掛けた折、暗くなったため八幡様が宿を探しに行った。「ここで待っていろ」と八幡様は言ったが帰ってこない。待ちぼうけを受けた大国様は「まつはういものつらいもの」「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と言い、それ以来「待つ」を「松」にたとえて嫌うようになり、今でも境内には松の木が一本もなく植えてもすぐに枯れると伝わっている。市民も正月の門松に松を使わず、竹を飾る風習がある。担当者は「竹は『くらやみ祭』のお祓いでも使われ、古くから府中の伝統や習慣と深く関わってきた。竹による温かな明かりで府中を訪れる人たちを迎えたい」と話す。(みんなの経済新聞ニューより抜粋)

 

幻想的な光を放つ府中の竹あかりですが、その制作においては多くの市民の方々のご協力があるとのことです。市民が府中の街を盛り上げようとする試みは、評価できるのではないでしょうか。ぜひみなさんも、竹あかりの光でつつまれた夜をご覧ください。

結城亮(結城りょう)

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