府中市議会・学校老朽化対策特別委員会開催(18年12月14日)
本日(12月14日)、府中市議会の学校老朽化対策特別委員会に委員として出席しました。市の教育部からは学校老朽化対策の素案が示され、来年の今頃に正式な案としてまとめるとのことです。これまで8回にわたる学校施設老朽化対策推進協議会での議論をうけて、今回素案「府中市学校施設 改築・長寿命化改修計画」素案答申という形をうけて、議会に提出されたことです。同協議会では「学校施設が地域の方々の生涯学習や文化、スポーツ活動の場であり、災害時の避難所であることから、『地域と連携し、地域の拠点となる学校』」との方向性が示されました。
素案の提案のなかでは、①今後児童、生徒の数の増減や新たな状況のもとで、学校の統廃合の可能性もあること、②仮設校舎についてはこれまでのイメージではなく、新たな手法を検討する、③同計画については8年間をめどに見直すしたが、状況に応じて柔軟に見直しをすすめるなどの意見が、市の庁議から求められたとのことです。
この学校の統廃合という問題については、私も6月の1回目の同特別委員会で、尋ねました。当時は担当課長も否定していましたが、今回、新たに提起されました。ただし具体的な統廃合の学校については、まだ議論する段階ではないとの趣旨の答弁もありました。今後の子どもの数の減少をにらんで、市からも「先制的」な意味をもっての方針だったのではないでしょうか。
また学校老朽化対策の視点からの意見もある一方で、今後、児童が増えてさらに大規模校化する可能性のある、府中1小と2小の対策について意見がありました。意見のなかで「早期改築校である府中8小が改修改築された時点で、8小と近い距離にある府中2小の児童について、特定の地域を境に8小への学区変更をするなども手段のひとつではないか」という意見もありました。
答弁では「平成24年に学校変更をしたが、その過程で親御さんたちなどからの理解を得るのに難しかったこともあり、校区変更については慎重に考えざるえない」という趣旨の答弁がありました。
いずれにしても府中市の学校老朽化対策は全国でもかなり早い方で実現するものであり、他の自治体にも影響を与えることから、今後も慎重なものとなると思います。また私のブログでもたびたび、この件について報告いたします。
結城亮(結城りょう)