24 9月

町田の特養ホーム「清風園」に子ども食堂・・世代間の交流深まる

【東京新聞多摩版の報道から】

 

今朝(9月24日)の東京新聞多摩版に、特別養護老人ホームを会場にした全国的に珍しい子ども食堂が、町田市の「清風園」で開かれていることを報じています。記事では「同園は1964年に開設された都内で2番目に古い特養ホームで、古田美香施設長は『地域に育てられた。子供も地域で育てたい』と話す」としています。

記事では「『お年寄りだけではなく、子どもにも目をむけて』。地域の民生委員からの指摘をきっかけに、16年6月に開設した。毎月第一、第三木曜の午後5時から2時間で、食事代は100円。毎回、小学生を中心に20~30人が参加する」。取り組み内容も、記事によると食事だけでなく、遊びや宿題、季節ごとに月見やクリスマスなどのイベントも開催するそうで、「貧困や孤食の子どものために、正月も休まない」とあります。スタッフには教員をめざす地元の玉川大学の学生やボランティアの方々が見守りにあたり、職員は食材調達の寄附集めなどで支えているそうです。記事では「職員の負担増がもあるが、『施設を頼る人のため、やめないことがモットー。できる範囲で無理せず続けたい』」と施設長の方のコメントを紹介しています。

【世代間交流の意味でも大変意義ある取り組み】

 

これは大変ユニークで、世代間の交流が地域に根付くという意味でも意義ある取り組みではないでしょうか。一般的に「高齢者の方々しかいない」というイメージの特養ホームに、地域の子どもたちが「子ども食堂」という形で集うということに大きな意義があるのではないでしょうか。共産党都議が「行政として子ども食堂に対して一定の援助を」との要望に、小池都知事は答弁で「検討する」との答弁をしています。こうした流れを都内の自治体にも広げる意味でも、また地域の住民どうしによるコミュニティー活動を広げるという点でも、町田の清風園の取り組みは意義あるものでしょう。職員やボランティアの方がたの苦労も大変だと思いますが、ぜひこうした取り組みを続けてほしいものだと思います。府中市でも子ども食堂は数か所開設されていますが、ぜひ高齢者施設とのタイアップという観点で、私も調査したいと思います。

結城亮(結城りょう)

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