世田谷区の自然エネルギー施策に学ぶ
クリスマスをへて、いよいよ今年も終わりです。この間私は少し体調を崩しましたが、戦列復帰。先日(21日)は、世田谷区役所の環境計画課に出向き、同区が実施している自然エネルギー発電と普及に取り組んでいる話を聞きに伺いました。世田谷区は保坂展人区長のもと、「自然の力と人の暮らしが豊かな未来をつくる~環境共生都市せたがや~」をキャッチフレーズにして、太陽光発電をはじめとする、自然エネルギー普及の取り組みを方針にかかげ実践しています。たとえば同区が所有している神奈川県三浦市にある敷地に、太陽光発電パネルを設置し、自然エネルギーを発電する事業を開始。太陽光などの自然エネルギーの活用をより広げるために、区民や区内の事業者がアイデアを出しあうための「世田谷区自然エネルギー活用促進地域フォーラム」なども開催。また、区の地方公社である㈱世田谷サービス公社が、こうした区の取組に賛同する区民や事業所を対象に、区内に自然エネルギーの普及を目指す太陽光発電システムの販売事業、「せたがやそーらーさんさんプラン」を実施しているとのこと。今後は、戸建住宅のほかに、集合住宅や事務所、店舗へも拡大し、安価で良質な電力の供給をめざすとの計画。区民に対しては、来年4月からスタートする電力自由化にともない、電力供給事業者を選択できる施策をスタートする予定です。この世田谷区の取組が、この東京で先鞭をつけることを、大いに期待するものです。脱原発と自然エネルギー普及促進は、21世紀の世界的課題でもあり、自治体としても大義名分のある政策課題です。さらにそれが、地域循環経済の活性化につながることにより、将来の街づくりの発展も展望できます。私は府中市でもこれを実現できるのではないかと、大いに参考になりました。私はこの課題を今後も勉強して、いつかものにできたらと考えます。