府中駅バスターミナル 高架下横断歩道の設置求める陳情・・継続審議となりました
【再開発事業の完了で逆に不便になってしまった府中駅バスターミナル周辺】
今日(25日)、府中市議会の平成30年度第2回定例会が閉会しました。このなかで、「府中35番街商店会」から提出されていた陳情案件「 府中市宮町1丁目102、バスターミナル駅高架下横断歩道の設置について」が本会議に付託され、継続審議(次の議会で再度審議)となりました。
主な陳情理由としては、昨年7月の府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」の完成にともなって、京王線 高架下バスターミナルに接していた横断歩道がなくなり、東西を行き来す る手段として、府中駅南側と「くるる」、「伊勢丹交差点か北側甲州街道へ迂回しなけ ればならない現状になったことをうけて、京王線の高 架下歩道設置を要望するとした陳情です。陳情のなかでは「お年寄りや身体の不自由な市民にと っては大変な負担になっている。また、府中駅東側地域の商店街では 人の往来が少なくなり、経営努力も限界に来ており、地域住民も不便 性を感じ早期の歩道設置を要望している。 高架下、バスターミナルに横断歩道の設置は市民の生活感からくる自然 の要求ではないか」というものです。
さらに陳情では「市の施策の一つである中心市街地活性化政策も一部の地域だけに限定さ れる危惧が見られます。駅周辺の商店街活性化のため、市民が憩えて回遊 性のあるにぎわいのあるまちづくりのためにも」と強くその高架下横断歩道の設置を要望されています。
【市民の声で行政を動かして、便利な府中駅周辺街づくりを!】
この問題は再開発の完成以前に私もブログ「府中駅南口再開発で『不自由?』になった・・府中駅バスターミナル・京王ストア前から京王観光・武蔵野茶房に行く道路がなくなりました」(17年5月20日付)で記載したことがあります。またこの6月定例会の一般質問でも、市長支持派の会派の議員の方も質疑をされていました。私も府中駅のバス・タクシーのターミナル側から、「くるる」の側へ向かおうとしたとき、遠回りの歩道を歩かざるをえず、何度もストレスを感じました。まっすぐに直進すれば、たいした距離ではなく、以前はその歩道があったのに、再開発完了後はそれが交通行政の理由により、なくなったわけですから、駅周辺利用者からすれば、「再開発で便利になるどころから、逆に不便になった」と思うのは当然です。この遠回りする距離は結構な歩数になります。これでは府中駅周辺活性化どころから、往来する人の数が遠のくことになるでしょう。こうした課題は超党派で、市民的立場にたって一日も早く陳情の要望が実現するように、議会としても行政を動かさなくてはならないと思います。
結城亮(結城りょう)