府中市議会で1回目となる「学校施設老朽化対策特別委員会」が開催
【1回目となる学校施設老朽化対策特別委員会が開催】
21日(木)、市議会で第1回目となる、学校施設老朽化対策特別委員会が開催されました。第1回目の会合では、この間市教委が行ってきた小中学校の施設の調査状況と今後の改修計画予定の概要が報告されました。府中市は22の小学校、11の中学校があり、改築改修されたの3校のみ。ほかは築40年以上と50年以上が大多数を占めています。つまり1960年から70年代にかけて建設されたものです。市教委は早期改築着手校として、府中8小、府中1中を計画。その後、第一グループとして10校、小学区は3小、4小、5小、6小、7小、9小、武蔵台小、矢崎小、中学校では2中と6中。第二グループとして21校、小学校が1小、2小、10小、住吉小、新町小、本宿小、白糸台小、若松小、小柳小、南白糸台小、四谷小、南町小、日新小。中学では3中、4中、5中、7中、8中、9中、10中となっています。
【早期着手校として府中8小と府中1中が2021年度からスタート】
2021年度から22年度にかけて早期改築着手校(8小、1中)の解体と新校舎の建設を、この間に次の第一グループの中から数校を選定し、改築の基本構想を作成するとしています。費用はまだわかりませんが、10小の改築には33億円弱の費用を要したとのことです。エリアによっては児童数の多い地域(1小、2小など)と少ない地域(武蔵台小、7小、新町小など)があり、アンバランスな状況ですが、市教委としてはすべての学校を改築改修する考えとのことです。
懸念される課題として、たとえば小中の9年間にわたり改築改修校にあたってしまう児童、生徒の可能性も「ありうる」のですが、そのあたりの問題については他の議員から市教委に意見もだされていました。
学校施設改築計画については、市教委の直轄のもと「学校施設老朽化対策推進協議会」が9回開催される予定であり(9回目はこの9月)、この協議会で計画が報告、議論された後に教育委員会の「答申」が示されます。その後に市議会の特別委員会に付託さえることなります。ちなみに同協議会の会議報告内容については、HPでも公開されています。特別委員会はスタートしたばかりですが、どの学校から改築改修がスタートされていくのかは、個々の議員にとって大きな関心であると思います。今後の経過や市教委の動向について、私もブログでも報告していきたいと思います。
結城亮(結城りょう)