学校のブロック塀、点検、改修の動き広がる・・大阪北部地震うけて
【読売、朝日新聞多摩版の報道から】
先日の大阪北部地震で学校のブロック塀が倒壊し、女子児童が下敷きとなり死亡された事故をうけて、多摩地域の自治体でも早急に学校の外壁の安全点検を求める声が広がっていることを、今朝(22日)の朝日と読売の多摩版では伝えています。今朝の朝日新聞多摩版では、「昭島市では21日までに福島中、多摩辺中、武蔵野小の3校で高さ2・45~2.6メートルのブロック塀が確認された。日野市でも日野6小のものが高さ2・6メートルだった」とあり「いずれも1981年以前の建物で、旧耐震基準の性質であり、教育委員会は改善する方針」とあります。同様なケースは八王子市でも見られるとしています。読売では同社の調査によると「多摩地域で規定に適合していないブロック塀が見つかったのは、日野や狛江など7市14校」とあり、武蔵野市では塀を補強する「控壁」が備えられていない学校については、22日から撤去を始めると伝えています。また都内23区の教育委員会においても、早急に学校沿いのブロック塀の安全確認を行うよう通知がだされているとしています。
府中市においても大変気がかりなところですが、昨日(21日)の市議会学校施設老朽化対策特別委員会において、他会派の議員の方が市内の学校沿いのブロック塀の安全確認について、市教委の担当者に質疑で求めたところ「これまでのところ、安全確認調査をしていない」との答弁でした。府中市内のブロック塀も旧耐震基準のもので、地震の際に倒壊の恐れのある建造物があるのではないかという、不安の声に応えるためにも、今後、市教委に早急の調査を求め、安全対策を求めたいと思います。
結城亮(結城りょう)