開票不正、原因究明を・・共産党 塩川議員が要求
【赤旗の報道から】
今日(17日)のしんぶん赤旗日刊紙2面の報道で、わが党の塩川鉄也衆議院議員が衆院の倫理選挙特別委員会において、「相次ぐ選挙管理委員会の開票不正事件について要望しています。それによると「選挙は民主主義の根幹。公務員の選定・罷免権の行使という憲法上保障された国民主権と議会制民主主義上の原則にかかわる問題だ」とのべ、度重なる不正開票の原因分析を求めています。
記事では「開票作業ミスなどを取り繕うため、選管が白票を水増ししてつじつまをあわせる隠ぺい工作を行った開票不正事件が2013年参議院選挙、14年総選挙、17年総選挙で相次いでいます。塩川氏は『選挙の正当性が失われる重大事態だ。現憲法下でこのような開票不正が行われたことがあったか』とただしました。
記事では選管事務局長がその理由について「開票遅れを回避するため」と説明、それに対して塩川議員は「法が定める選挙経費の基準を引き下げ続けてきたことで『開票時間の短縮を求めるプレッシャーがあったのではないか』とただしました。野田総務大臣は「効率的な投開票事務に取り組んでいる事例の周知などのほか、必要な予算確保に取り組んでいる」と答弁しました。
たしかに近年、選挙の開票時において投票数と集計数が合わなかったりするなどの「事件」が各地で報告されています。真相はわかりませんが、確かに腑に落ちないものを感じます。この選管事務局長の答弁に対しても、なんとも釈然としません。いずれにしても選挙の開票不正というかたちで、有権者の民意が正しく集計されていないということは、「国民主権上の問題だ」と塩川議員も主張したように、大問題です。原因の究明と国民世論で、こうした選挙の開票不正を許さないことを強く求ると同時に、共産党だけでなく他の野党の方も是非、この問題、国会で追及していただきたいと思います。結城亮(結城りょう)